[6/4(火)原油ファンダメンタルズ - サポートライン74ドル]
原油価格はOPECの減産発表により大幅に下落しました。
コンセンサスでは24年第4四半期までの減産とされていますが、サウジアラビアが第3四半期からテーパリングを開始するというガイダンスも追加されたために下落したのです。
実際にはサウジアラビアが第3四半期まで減産を続け、その後に決定するとしても良かったのですが、ガイダンスを出したのは米国の選挙を意識してのことだと考えられます。
サウジアラビアが選挙を考慮してガイダンスを出した以上、SPR(戦略石油備蓄)については心配する必要はないでしょう。
この点については短期的には弱気ですが、長期的にはそれほど悪いことではありません。
第3四半期に引き続き減産が行われ、季節的な要因による需要増加で原油在庫は大幅に減少し、原油価格は上昇すると思われます。
ここでの質問は74ドルのサポートラインが維持されるかどうかです。74ドルが破られると次は67ドルになります。したがって、これらの状況をよく考慮して対応するのが良いでしょう。
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