
【6/5(水)マクロ経済指標の矛盾】
図1. 今日もまた、NVIDIAが指数上昇に最も大きな貢献をしました。

図2. 指数の上昇にはNVIDIAの影響が大きかったですが、ISM製造業PMI指標も株価上昇に寄与しました。しかし、米国製造業PMIと異なる結果を示しているのは奇妙です。

一昨日発表された米国製造業PMI指数(青)は51.3を記録し上昇を続けている一方、ISMは同じ流れを見せていないためです。

この二つの指標は一般に同じ傾向を示すので、来月もISM製造業指数が下落を続けるのか、それとも遅れて反転し青のトレンドに追随するのかを見守る必要があります。
一昨日、ISM製造業指数が低く発表された直後に市場はすぐに景気後退を懸念しました。しかし、本当に重要なのはトレンドです。トレンドを基準にしなければ、インフレか景気後退かという見方が毎回変わり、特定の結果が出てもその結果が継続してトレンドに繋がるかを見極める必要があります。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?