私たちが求める「3つの大切な姿勢」と「8つの要求項目」
10月27日を投開票とする衆議院選挙に向けて、私たちは憲法を活かして社会保障を拡充し人権が守られる社会の実現と建設産業の民主化を目指し、そして組合綱領を堅持し仲間の要求が実現できる選挙として「総選挙で政治を革新すること」を位置づけます。
来たる総選挙に向け東京土建の要求項目を確認し、組合員の思想信条の自由と政党支持・政治活動の自由を守りながら、仲間のみなさんへ投票行動を呼びかけます。
★3つの大切な姿勢
国民の声を聞き、政治の役割と責任を果たす国政
財界・大資本優先ではなく、広く労働者と中小零細業者を守る国政
憲法・平和・人権を大切にし、国民のいのちとくらしを守る国政
8つの要求項目
現行の健康保険証存続を求める。任意であるマイナンバーカードの事実上の義務化反対。土建国保の育成・強化への予算確保をすること。自然増分の予算の大幅削減に反対。医療・介護・年金・子育て・生活保護などの社会保障を国の責任で拡充、さらに公衆衛生・教育・予算の拡充と、最低年金保障制度の創設を求める。
消費税5%への減税とインボイス制度の廃止と社会保険料の減免制度の拡充。大軍拡・大増税路線の反対。大企業優遇税制の抜本的是正を求める。
建設技能者の処遇改善の実行力を担保すること(第三次・担い手3法の改正:担い手の休日、外国人労働者を含めた賃金確保、生産性向上や地域建設業の維持など)。働くルールの確立で格差と貧困をなくすこと。解雇規制見直しを含めた労働法制改悪反対。全国一律の最低賃金時給1500円の実現と一体的に中小零細企業への支援策の拡充。公契約法制定。
自然災害対応を早急に強め、防災・減災対策の裏付けとなる地域中小建設事業者への支援策を求める。国内で生産する建設資材の利活用、製品調達から販売等(サプライチェーン)の強化で資材・価格高騰、納期遅延対策の実施。住環境改善への助成事業を普及すること。
建設アスベスト訴訟の全面解決を求める。建材製造メーカーも参加する補償基金制度へ給付金法の早期改正、調査・除去・処分費用助成制度の創設。現場の安全確保を徹底し、長時間労働の是正と安全経費・工期の確保で、労働者の権利を守り、技能者の育成に力を注ぐこと。
改憲阻止!9条を死文化させる自衛隊明記、緊急事態条項の創設、国会議員の任期延長など戦争できる国づくりに反対する。
原発依存・新増設を許さず再生可能エネルギーへの転換で地球温暖化対策と原発ゼロの実現を求める。GX原発推進法に基づくエネルギー基本計画反対。
核兵器廃絶核兵器禁止条約の批准。オスプレイ・米軍機の飛行反対、辺野古の米軍新基地建設反対。PFASの汚染源特定の調査・対策を求める。