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スポーツを通じて人の繋がり・まちづくりを目指すラポールスポーツクラブを設立します

~スポーツを通じ多世代が交流できるまちづくりを目指して~


ラポールスポーツクラブ (ロゴ)

ラポールスポーツクラブは、子どもから高齢者まで京都を中心に、総合型地域スポーツクラブ(多種目・多世代・多志向)としてスポーツ活動・文化活動を通じて地域コミュニティの構築を図り、多世代が交流できるまちづくりを目的に取り組んでいます。

■設立の背景と目的

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私たちは京都府京都市で様々な場所(民間・学校・クラブチーム・スポーツ少年団・高齢者施設)などでそれぞれ指導をして参りました。対象も様々な年齢の方を相手に指導をしてきた中で、特に子どもにおける小学生年代の運動課題について「ぎこちない動き」「体幹がない」「体力がない」などを感じる事が多々ありました。そんな中、ある調査報告書を見つけることができました。

【運動・スポーツの実施状況】
すべての項目において、運動・スポーツの実施頻度が高いほど、体力水準が高くなり、中学校・高等学校の女子でその差が大きく表れている。

令和5年度-体力向上の取組・健康と体力の現状(京都府教育委員会 保健体育課)

令和5年度新体力テストの結果や運動・スポーツに関するデータが京都府教育委員会保健体育課による調査でまとめられていました。それはコロナ禍を契機に運動能力・運動機会ともに下がったが、少しずつ戻り、比較的運動能力・機会向上が見られるというデータでした。しかし、運動を毎日のようにしている「運動好き」な子どもと、「運動をしない」子どもの能力差が顕著に現れていると感じました。

令和5年度-京都府児童生徒の健康と体力の現状-データから抜粋

小学生においては「ときどき」「ときたま」「しない」が約50%となり、週3日以上の「ほとんど毎日」も約50%の結果となっています。

令和5年度-京都府児童生徒の健康と体力の現状-データから抜粋

特に男子(10歳)における50m走のタイムにだけ、運動習慣によるバラつきがあります。しかしその「しない」子どもも11歳では平均のタイムが早くなっています。伸びているということは、10歳‐11歳の間に爆発的な成長を遂げた、もしくは「ときたま」していた子が「スポーツ・運動をしなくなってしまった」のでは・・・と予想をしました。(この予想は完全に私見です)

上記による京都における子どもの運動能力・実施状況ですが、運動苦手な子と得意な子には能力の差があり、習慣的に「ときたま」な子は能力差を感じ、やめてしまったのではないか・・・
ますます二極化が進み、実施率や能力はどんどん低下していくものになると感じました。

その中で以下2つの目標を掲げ、活動を行うこととしました。
・スポーツの中で「楽しい」が継続する形を作ろう
・気軽に始められるスポーツの取り組みを進めよう

そこで私たちがそれぞれ行う活動を"クラブ化”し、地域の子どもから大人・高齢者まですべての人たちがスポーツを通して「楽しい」という感情が豊かになる場所を作りたいと考えるようになりました。

「"単一スポーツをそれぞれが普及する” のではなく、”複数のスポーツ種目で人と人の交流を作る”クラブの設立をする」
「総合型地域スポーツクラブとして、地域の困りごとを解決できるクラブを作っていこう」という方向性が定まりました。

この設立趣意に対し、私をはじめ、5名のメンバーで「総合型地域スポーツクラブ」の設立に向け、準備をはじめました。

主な事業として、スポーツリズムトレーニング、リズムステップ、スポーツ鬼ごっこ、モルックの体験会、教室を実施。様々な体験が経験できる月1回の社会体験活動の実施を予定しています。対象は幼児から高齢者まで、会員制度を導入し他にもニーズに合わせたスポーツ活動を実施予定です。

これらの活動を通じて、京都市内における地域全体で体力向上・増進プログラムの構築、スポーツをする場の創出、人々が集いコミュニティとなるクラブハウスの設置を目標に活動していきます。また、地域スポーツ団体、自治体、社会福祉協議会、福祉施設、教育機関、市民との連携のもと多様な人材が集い、人々が繋がる場を創出することで京都市の魅力を更に高め、今後も憧れ今後も住みたいと思える街づくりを実現するため活動いたします。

■クラブ概要

  • 名称:ラポールスポーツクラブ

  • 所在地:京都府左京区岩倉花園町513‐1‐104

  • 設立:2024年12月 ※総合型地域スポーツクラブ設立に向け、設立準備委員会の設立

  • 代表:土井 悠介

  • 役員:飛永隼人、森岡玄、木場由美子、山根優子

■クラブ名「ラポールスポーツクラブ」の由来

ラポールスポーツクラブ ロゴ

「ラポール」という名称には、重要な想いが込められています。

○「ラポール」=「心理的繋がり」
ラポールはフランス語で「心理的な繋がり」「安心」を意味する言葉です。私たちは、様々な活動を通して技能の向上だけではなく、世代・志向に関係なく心の繋がりを感じ、心が「あったかく」なるような居場所を作っていきます。またスポーツというこれまでの競技的なものだけでなく、交流・親しみを目的にすることで世代を越え、スポーツの良さを伝えていきたいです。

「ラポールスポーツクラブ」は、このように「心理的な繋がり」と「スポーツ」という2つの要素を組み合わせることで、今の子どもたちの可能性を育み、社会性やコミュニーケーション能力を養いながら、地域におけるまちづくりを果たしていきたいという私たちの理念を表現しています。

■事業内容

1.スポーツ教室事業

<幼児~小学生対象>
○スポーツリズムトレーニング(リズムジャンプ)

<高齢者対象>
○リズムステップ

2.スポーツイベント事業

<全年齢対象>
○スポーツ鬼ごっこ
○モルック
○ニュースポーツ体験会

<幼児・小学生対象>
○スポーツリズムトレーニング(リズムジャンプ)

<高齢車対象>
○リズムステップ

3.サークル活動

<全年齢対象>
○モルック

4.受託事業

<学校向け>
○授業:学校体育受託事業(鬼遊び・体づくり・表現運動)
○研修:教職員対象研修会(チームビルディング・体育実践)
○PTA:親子運動遊び、親子表現運動・スキンシップ活動

<企業向け>
○スポーツビルディング研修
○コミュニケーション研修
○アクティブラーニング研修
○ロジカルシンニング研修

<出張指導>
○デイサービス・介護施設へのレクリエーション出張指導
○養護施設へのレクリエーション出張指導
○児童館・学童へのレクリエーション出張指導
○子ども会へのレクリエーション出張指導
○地域で開催されるマルシェへの出展・出張指導
○行政事業の出展・出張指導

5.地域連携事業

○官・学・民連携事業の実施

<行政連携>
○行政主催のイベントへの出張指導
○健康増進・介護予防プログラムの提供
○子ども向け体験会イベントの開催・出張指導

<大学連携>
○大学非常勤講師受託
○インターンシップ実習受け入れ
○大学連携地域貢献事業の実施

<企業連携>
○協働事業の実施・提案
○SDGS(持続可能な開発目標)に向けた事業
○地域貢献事業の連携模索

■特徴

私たちは総合型地域スポーツクラブとして活動していくことを掲げています。

総合型地域スポーツクラブは、人々が、身近な地域でスポ-ツに親しむことのできる新しいタイプのスポーツクラブで、子供から高齢者まで(多世代)、様々なスポーツを愛好する人々が(多種目)、初心者からトップレベルまで、それぞれの志向・レベルに合わせて参加できる(多志向)、という特徴を持ち、地域住民により自主的・主体的に運営されるスポーツクラブです。
我が国における総合型地域スポーツクラブは、平成7年度から育成が開始され、平成29年7月には、創設準備中を含め3,580クラブが育成され、それぞれの地域において、スポーツの振興やスポーツを通じた地域づくりなどに向けた多様な活動を展開し、地域スポーツの担い手としての役割や地域コミュニティの核としての役割を果たしています。

スポーツ庁- 総合型地域スポーツクラブ

また公益財団法人日本スポーツ協会が定める「総合型地域スポーツクラブ育成プラン2023‐2027」において、構成図でもって目標が示されています。

「育成プラン2023-2027」の構成図

○活動の在り方:あまねく人々が差別なくスポーツの恩恵に浴する
→ 「インクルーシブ・ボーダーレス」

○クラブ組織の在り方:住民の連携・協働によって地域の絆を培い、地域社会の発展に寄与する
→ 「スポーツは軸であるが、"スポーツだけ"に留まらず、人と人と社会を繋ぐ活動の実施・計画」

○活動財源の確保について:スポーツ文化を豊かに享受する場を各地域に創出・提供する
→ 「受益者負担(会費・事業収入)を基本とし、社会貢献の意義を伝え、地元企業等からの協賛や寄付、指定管理者制度の活用等の整備」

■ラポールスポーツクラブの3つの強み

1.様々な種目経験を持つ指導者
サッカー、陸上、バレーボールにおける指導経験を持つ指導者
日本サッカー協会公認ライセンスを所持

2.様々な年代への指導経験を持つ指導者
幼児~大人・高齢者まで指導経験を持つ指導者
小学校教諭経験あり、小中高保健体育教員免許所持、健康運動指導士・健康運動実践士指導者

3.様々な種目経験からニュースポーツの普及を実施
リズムトレーニング(リズムジャンプ・リズムステップ)は
様々な種目の経験を持つ私たちが今の子ども・大人に合うスポーツだと判断し、実践しているプログラム

■期待される効果

1.楽しくスポーツ・運動できる機会の創出
私たちは総合型地域スポーツクラブとして生涯スポーツの創出を目指して活動していきます。先に触れたようにスポーツ・運動を得意な人には楽しめる環境がありますが、楽しむきっかけを持てない子どもたち、また運動機会が離れた大人に対してプログラムを提供したいと考えています。

2.チャンピオンスポーツへの挑戦
幼少期にスポーツを習っていた子どもが、小学校中学年になり心身の発達とともに他者との比較を始める時期です。身体的特徴・その時の技能レベルで劣等感を感じ、そのスポーツを辞め、チャンピオンスポーツからこぼれ落ちる子どもも少なくありません。ただ、そのような子どもに対し、受け入れる場を整え、自信をつけ、また中学校時の部活にチャンピオンスポーツへの復帰を促せるクラブでありたいと思っています。

3.多種目型スポーツクラブの運営
京都市には単一種目型のスポーツチーム、スポーツ少年団・クラブチームが多い状況となっています。競技を深め、集中的に取り組める一方、多角的なスポーツ経験が行えていない状況にあると考えています。だからこそ新たに作る総合型地域スポーツクラブとして、様々な種目や住民ニーズに合わせた種目を実施していきたいと考えています。

■今後の主要イベント予定

1.リズムジャンプ体験会(京都市内各地)
○1/25(土)リズムジャンプ体験会@未定
○2/1(土)リズムジャンプ体験会@リープ体操教室 13:00~14:00

2.リズムステップ体験会(京都市内各地)
○1/15(水),29(水) シニアのための運動教室@レンタルスタジオ二条
9:30~11:45

3.スポーツ鬼ごっこ体験会(京都市内各地)
○1/13(月・祝)スポーツ鬼ごっこ体験会@京都北いきいき市民センター 16:30~17:30

4.モルック体験会(京都市)
○1/4(土)モルック体験会(京都市上京区河原町丸太町の鴨川河川敷)10:00~12:00

■今後の展望

当クラブでは、当面活動場所を市内という広域での実施を基盤としながら、将来的には核となるエリアを定め、活動を進めていきます。私たちは、事業・教室の棲み分けを行ったうえで、子ども向け事業・大人向け(高齢者向け)事業・インクルーシブ(全ての世代・障がいに関わらない)事業を実施していきます。そしてそのクラブが地域とともに成長する新しい形の総合型地域スポーツクラブとして新たなスポーツ文化の価値の創造を生み出していきます。

■代表コメント

私は京都生まれ、京都育ちです。これまで滋賀県にて総合型地域スポーツクラブのクラブ運営・支援を行う仕事を行ってきました。この活動を生まれ育った京都で活動を行ってみたいと考えました。京都市内において、スポーツの実施率の向上、スポーツを通した地域コミュニティの向上を目指してまいります。子どもから大人まで”あったかく”なる空間・時間・仲間を作れるようなクラブにしていきます。

■お問い合わせ先

ラポールスポーツクラブ
所在地:京都府京都市左京区岩倉花園町513-1‐104
instagram:https://www.instagram.com/ysk_rapport/
メール:ysk.rapport@gmail.com


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