三大CMS。
『三大CMS』
CMSとは…Contents Management Systemの略称。一般的には、WEBにおけるコンテンツ(テキスト、画像、動画etc…)の管理システムのこと。利用する目的はWebページの運用の簡略化。ポイントはプログラミング知識がない人でもサイトの運用ができるという点にある。
と、まぁ一口に言ってしまうと簡単だが、数で言えば50を超えるCMSが存在する。
その中でも、より柔軟性のあるオープンソースCMSについてまとめることにする。
もちろん、ウェブ制作者が導入していることがほとんどだと思うが、Web初心者にとって、ノンプログラミングでサイトを構築/運用でき得るツールという目線で。
Word Press(ワードプレス)
【サイト規模】500Pまで
【推奨サイト種類】コーポレートサイト、プロダクトサイト、ECサイト、ブログ
【構築期間】約1ヶ月
【配布形態】サーバーインストール型
もはや日本でも最も利用者が多いであろうWordPress。おそらくWEB制作に関わる全ての人が知っているであろう…
世界的にもMicrosoft、Adobeなどなど…めちゃくちゃ大手企業のサイトにも使われているよう。
動的ページでテーマ、システムのカスタマイズを柔軟に行える点が特徴。プラグイン(追加機能)、デザインテンプレート(テーマ)の豊富さに加え、開発者の数も多い。一言で言えばその汎用性がここまで普及した要因だと考えられる。
【参考】WordPressで作られている有名サンプルサイト30事例
【参考】WordPressを利用している企業サイトの実例サンプル
Joomla(ジュームラ)
【サイト規模】3000Pまで
【推奨サイト種類】コーポレートサイト、ポータルサイト、プロダクトサイト、ECサイト、イントラネット
【構築期間】約3ヶ月
【配布形態】サーバーインストール型
Joomlaは、WordPressと同じく、オープンソースで汎用性の高い点が特徴だが、複雑な管理も可能。日本ではまだ知名度の低いらしいJoomlaだが、海外ではWordPress並に人気が高く、世界中でもっとも利用されているCMSのひとつ。
他のCMSに比べて管理画面が非常に分かりやすい。こちらもワードプレス同様に世界中のエンジニアが拡張機能(エクステンション)を公開している。
ハーバード大学、エッフェル塔のサイトもJoomlaだったのは驚き。
【参考】Joomla!を採用したサイト例
Drupal(ドルーパル)
【サイト規模】1000Pまで
【推奨サイト種類】コーポレートサイト、ポータルサイト、プロダクトサイト、ECサイト、ブログ
【構築期間】約4ヶ月
【配布形態】サーバーインストール型
中核機能(コア)と拡張機能(モジュール)が分離されているため、柔軟性と共に軽量性、安定性を兼ね揃えたCMS。
日本ではほとんど普及していないが、海外シェアは高く、NASAやホワイトハウスのサイトもDrupalを導入している。デザニン細部まで変更可能なため、CMSに見せないことには適しているが、開発難易度が高い点はネック。
【参考】Drupalの導入事例
以上、『三大CMS』を簡単にまとめてみたが、いずれもサーバーインストール型であるため、サーバーさえ準備すればほとんど経費をかけることなくWebサイトの構築が可能。少しでも興味のある人は、『自分なんか』と思わずにディグ(dig)ってみて欲しい。
\その他便利情報/
livedoorBlog(ライブドアブログ)
誰もが知ってるlivedoorBlog。もちろん個人のブログ用だろうが、簡単なサイトも構築可能。多分どんどんアップグレードされてる。実例としては、ローカルメディアをlivedoorBlogでやっているケース。トップページと投稿ページと見た目のカスタマイズも可能。
※少し触ってみたが、本当に簡単に触れる。無料で作成できるので何かネタのある人は試してみてはいかがだろう。
Wix(ウィックス)
美容室やアパレルショップなど、『魅せる』ことに特化したものであれば、パワポ感覚で作成できる。デザイン特化型のCMSと言える。Wixは、イスラエルの発の企業でありまだ国内で普及は進んでいないと思うが、ここまで簡単にページが作成できるものはこれまでにもなかったのではないだろうか。今の所、制約が多いように感じるが、本当に誰でもWebサイトが作成できる時代がくると思う。
ちなみに、Wixが日本に入って来るにあたって、熊本という地域は大変ゆかりがある。Wixの普及の推進を行っている方は実は熊本にいるのだとか、、
【参考】スーパーブロガーのイケダハヤト氏記事|無料ホームページ作成ツール「Jimdo」と「Wix」を比較してみた
Tumbler(タンブラー)
Tumblrは、世界中1億人以上のユーザーがいるキュレーション・ウェブログサービス。そのデザイン性の高さから、アパレルブランドを中心に導入事例が。一番の特徴はデフォルトでソーシャル連携機能を持っている点。もしサイトを持っていないところから始めるのであれば、各種SNSの次に導入しておいても損はしないサービスだと思う。
【事例集】ユーザー数は1億超。ウェブログサービス「Tumblr」の企業活用事例
SUMMARY
まとめると、本当にITはすごい。オープンソースであることがスピード感のあるスケールの鍵だと思うが、めちゃくちゃ便利なツールが死ぬほどある。非エンジニアでも、こういった便利なツールを使えばサイトを持つことができるのだ。
あとは自分にあったものを見定めて、とにかくスモールスタートでいいからやってみることかと思う。
【参考】CMS比較.com