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【散文】出世しても与えられるポジションは『空気イス』
それでも僕らは出世しなければいけない
出世したくない、
マネージャーになりたくない、
という声が聞こえます。
それも、若い人だけではなく
40代の同世代からも聞こえてきます。
プレーヤーとして生きていきたい。
それもわかる。
僕はやりたいことをやりやすくするためには「出世はしなければならない」と思っているので目指してはいるのですが、
今の状況であれば「あぁはなりたくない」というケースもあったりします。
なぜかというと、
出世のメリットを超えるほどにきつそうに見える事があるから
です。
役職のポジションを『椅子』といったり『座』といったりしますよね。
業界によっては上役を『上席』と言ったりもするそうです。
出世するか否かというのは、
そのポジションの椅子にあなたが座りたいかどうか、という話。
例えば、あなたの会社の課長級、部長級の椅子を見た時に
『あの椅子ゲットするぜ!!』
って思えますか??
ふと気づいたんですよ。
上席の方々を観ていると毎日忙しくプルプルしていると、
なるほど、
実はそんな椅子無かったんだと。
椅子のない場所に座っていたのか。
空気椅子だったのか
と。(これが言いたかっただけ)
大きな会社で
さらには長い歴史がある場合は
高齢化で年増の人が増えます。
そうなると、勤続年数や歳によってポジションを与えられる場合もまだまだあります。
とはいえ、役職を与えられたからといって
踏ん反り返っていてよいわけもなく、
それまでとあまり変わらず、追加で責任を負いつつ
業務を頑張っておられる先輩も多くいる気がする。
昔に出世した人たちはいいかもしれないけど、
最近出世した人たちは椅子のない出世なのではないかと疑うレベル。
それでも無い椅子を獲りにいく必要がある。
会社員を続けるなら、ですけど。
明らかに『上司たち全員が忙しくなった』タイミングがあった
理由もわかる。
意図的にだ。
これは全国的な流れだ。
それは、管理者としてだけでなく
プレイングマネージャーとして動くように促されている気がする。
『会社の看板がなくても価値を出せるのか?』
そう問われた先輩方もたくさんおられるはず。
看板に奢るな
これからも出世してもゆったり座れる椅子は与えられない
よくSNSで見る若手の愚痴として、
おじさんは働いていない
働いてないのに僕らより給料もらっている
仕事ができないのに出世する
みたいなのを見ますが、
本当かな?
もうそんな時代では無くなっていて、
最近うさぎとカメの話がよく出るけど、
先代の『サボるウサギ』を見て育った
次世代ウサギのおじさん達がサボることを許されずに全力で走り出している。
自分たちが若かった頃のまま走り続けようと試みているのがわかる。
若手のカメさん達よ、怖いかね?
おじさん達がサボってる間に距離縮めようと努力しているつもりが、出世を諦めた時点で実は遠回りや、同じ土俵にいなかったりするのかもしれない。
僕は君たちをカメさんと呼んだけど、
実はウサギであることに気づいて欲しいだけ。
カメのフリをしたってなんにもならない。
断言する
いつのまにか偉くなったり実力ついたり金持ちになったりする事は
決して無い
DXやAIの波はおじさん達をも巻き込んでいて、うまく使ってる人はさらに前進しちゃう。
僕らはセグウェイにでも乗って追いかけるしか無いのだ。
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