エベレスト街道旅行記5日目(2022/04/22) プイヤン→スルキャ→チャウリカルカ→チュプルン→ヌルニン
ずっと寝てる間スマホをバッテリーから充電してたのですが(基本的に部屋にコンセントはなく、ロビーで有料で充電するシステム)、中途半端なところで充電が切れていて、持参してたバッテリーがかなり劣化してることに気づきました。
このために買ったもう一つがあるので、まぁ行動はできるのですが、それでも不安に。
あと通信環境が悪いこともあり、少し朝からホームシック気味になってしまいました。
この旅においては、水はHP、電気と通信はMPです。
ちなみに水は道中で買うと高いので、浄水フィルターを買って、それで汲んだ水を飲んでいました。
そんなこんなでナーバスになりながら散歩してたら、
振り向いた先にでかい山が!
コンデというらしく、いよいよ見えたヒマラヤっぽい山にテンション上がりました。
朝はまたチベタンブレッド。気に入ってしまった。
調理風景の写真を撮ってほしい、と言われて撮りました。
そしてトレッキングスタート。今日の目的地はチュプルンというところです。ここでは今歩いている旧エベレスト街道と今のエベレスト街道のメインルートが合流します。
プイヤンから1時間はコンデがよく見える平坦な道なのでテンション上がります。ホームシック気味だったけど活力がもらえました。
段々畑が見えたり。
馬に乗って街道を行く人もいました。
そこから先の道は、スルキャに向かってひたすら400mほど降りる道になります。昨日に引き続き、ロバのうんことおしっこで地面がドロドロでマジで滑ります。しかも下りなので、稼いだ標高が無駄に。途中で心折れて、なんで俺はここにいるんだ、家に帰りたい、なんでこんなことしてるんだろう、という気持ちに何度もなりました。思い返すとここが一番辛かったかもしれない。
いや、普通にエベレスト街道辛いやん、みたいな。行った人のブログとか見てるとシェルパたちが歩くために作った道なので楽ですよ、とかだけど実際結構普通に山道だし、きついよ?
とりあえず当面の目標を、2日後にはつくナムチェに設定しました。そこから細かく次の目的地って辿っていけば多少は気が持つのかなと。道中にコンデみたいな絶景が見えればまた違うし。
そうこうしているうちに、空港のあるルクラが見えてきました。多くの人が飛行機で向かい、そこからトレッキングをするスタート地点です。
ルクラに行く飛行機も見えた。もうヘトヘトだったけどなんか少し元気がもらえました。
そしてスルキャに到着。ここでひと休みして、こんどはチャウリカルカに登り返す。チャウリカルカから少しいけば目的地のチュプルンです。
こっちはロバの被害はそこまでではなかったけど、やはりずっと登りは体力的に辛い。精神的には進んでいる感があるので大丈夫だけど。
のぼりきったかな、というところまでくると、途中アルプスの谷間みたいな美しく開けたところに。ところどころ岩で作られた遺跡みたいなのがあって、ポーターが昔休むために使っていたらしい。
ここから進むと少し家があって、ついに休めるかなと思ったら、チャウリカルカとは違うところで、しかも店も全然開いていない・・・。
ここらチャウリカルカはほぼ一体化しているのですが、民家があるとはいえずっと上り坂で、精神的肉体的にそろそろボロボロ・・・。
このしんどさを考えると、リンモやカリコーラスタートじゃなくてよかったなと思いました。
村の中なのにひたすら上り坂なのでとても疲れる。気分は到着しているのに、着いていない・・・。
そして、ようやく、チャウリカルカの入り口にあったロッジで食事にありつけました。荷物も下ろして疲れを癒やす。
ここで食べたダルバートとマンゴージュースで活力を取り戻しました。
しかもWifiをタダで貸してくれたので、MPも回復!!
どうにか回復したので、チャウリカルカからチュプルンに向かう道へ。このふたつもかなり隣接しているのですぐつくのですが・・・。
俺が階段に足をかけたら、ラケシュが「こっちからもいけるよ、楽をしよう」とその階段の左側の道へ。
そちらを進んでいくのですが、なぜかずっと下のまま、ラケシュがこれはおかしいと思って近くの人に聞いたら、道を間違えたらしいw
で戻ってる最中に、「トイレットペーパーある?」と聞かれて「自分はまだあるけど」と返したら「今俺が必要なんだ」っていわれました。このタイミングでwww
そしてトイレ休憩を挟み、さっきの階段を上に登ったら、右が階段、左が平坦な道が。ここと勘違いしたらしいw
そしてエベレスト街道に合流!!トレッキングスタートと同じくぬるっと合流しました。入り口には外人が座っていて、あー旅行者が多いところに来たな、と感じました。
道も広く平坦になり、確かにこっちしか知らなければ歩きやすさはあるなと。
今まではロバばかりでしたが、荷物を運ぶ人間のポーターも増えてきました。
頭に帯をかけて前傾姿勢で運ぶのがネパール流です。確かに学生の頃に部活のリュックを頭にかけたりしてましたね。結構楽に運べるらしいです。
ネパールの人は山慣れしてるので、我々がヒーヒー言いながら歩いてる道をぴょんぴょんかけていくのかなと思ったらそんなことはなく、普通に上り坂は息切らして歩いてました。まぁスニーカーだったりするんですが。
チュプルンはちょうど合流地点で、あまりにも近すぎて、まだ歩けるのでもう少し先のヌルニンという所まで歩きました。プラス1時間ぐらい歩きました。
ヌルニンはどこもロッジがやっていない・・・。ここはルクラから近すぎるので、あまりお客さんもいないのでしょう。
とりあえず気になったところをみてみたのですが、声をかけても人出てこないし、あとからでてきた兄ちゃんはヘラヘラしてなめてる感じだったのでやめて、隣のロッジへ行きました。
ここも声かけしてベッドメイキングしてもらったのですが、部屋がピンクすぎる。
とりあえずここにして、荷物を下ろしたりしていたら雨が降り始める。タイミングが良かった。
この時期は乾季なのですが全く雨が降らないというわけではないらしいです(とはいえ終わりかけの時期ですが)。ただ降る日は午後からのパターンが多いので、できるだけ早めに出て午前中に行動を終わらせるに限ります。それは日本と一緒です。
体を休めて飯食いにきたらホテルの外に兵士がいました。普通に自動小銃持ってました。写真は撮ってないです。
そしてこの日もダルバート。チキンカレー付きのやつにしたけどほぼ可食部位がなかっった。あとカレーの味がちょっと現地じゃない感出ていて、やっぱトレッカーが多いからなのかなと。