エベレスト街道旅行記3日目(2022/04/20) カトマンズ→ファプル
この日は朝5時に出発し、ジープで7時間ほどかけてサレリに隣接するファプルという殺し屋稼業みたいな名前の街に移動し、そこからリンモに移動してトレッキングを始めるという日ですだったはずの日です。
前の晩は9時ぐらいに寝た(日本だと12時くらいなので時差とは、という感じです)のですが、疲れも相待って眠い。
そして迎えに来たラケシュと共に出発。
とりあえずバスターミナルに来たのですが、いきなり揉めてて不安・・・てかこういうの見るとマジでガイドいないと無理でしたね。
なんかよくわからんけど乗れ、と言われたジープが来たのでそれに乗り込みます。
で、後ろの席に案内されて、3人掛けのところに座ったのですが、もう1人乗り込んでくる。
えっこの席に4人座るの?ヘッドレスト3つなんだけど???
一番端に座っていたのでちょうど足がタイヤスペースの上に来ていて、どう考えてもまともなポジションを取れない。そして4人のケツがぴったり収まってるのでマジで骨盤矯正かってぐらいギチギチに。
あの空港で出会ったネパール人の青年はすごい帰り方をするんだなぁ、と思いました。
その状態でスタート、実はネパールに行く前から微妙に腰の調子が悪く、出来るだけ安全に過ごしていたのですが、それを全部無に帰す腰へのダメージ。
持ってくれよ、俺の腰!!!
その状態で2時間ほど移動(ってあっさり書いてますがマジでしんどいです)し、カトマンズ郊外のドライブインでトイレと朝食の休憩。
自分はフルーツセットをもらっていたのでそれを食べたのですが、ラケシュはチャパティとアチャールのご飯。美味しそうでした。
トイレはここだよ、と言われたところがただの壁だったりもしました。
そして車は再度スタート。疲れているのか気絶なのかはわかりませんが、ほとんどの時間は寝てました。狭すぎて何もできないし、電波も無くなってくるし・・・。
通ってる道は大河の横でわりかし絶景なのですが、揺れすぎてカメラも持てないし、そのための動きすらしんどいレベルだったので(写真は休憩中に撮ったやつ)
右側に見えるのが乗ってきたジープですが、これに前3人、真ん中4人、後ろに4人座ってます。日本なら即刻アウトです。
またそんな感じで昼休憩。ちょうどジリというもう一つのエベレスト街道の拠点に行く道の分岐あたりでした。
はじめに、でも書いたように、エベレスト街道で一番メジャーなのは、ルクラまで飛行機で飛んで、そこから2、3日かけてナムチェという拠点の街に行くコースなのですが、空港ができる前のルートで、ジリという村まで行ってそこからナムチェまで10日ほどかけて歩くのも割と有名です。今回自分が選んだのはこのジリからナムチェまで行く旧エベレスト街道にサレリから合流して、5日ほどナムチェまで歩くコースです。
昼休憩はローカルレストランのダルバート。現地のダルバートはもういいというまで全ての食事をエンドレスで出してくる事実上の食べ放題なのです。シュラスコよろしく店員が徘徊してどんどんよそってくる恐怖のわんこそばです。
この激ローカルのダルバートでもめちゃくちゃ美味しかったです。ダルにハエ入ってたけど。
そしてさらにジープは進み、オルカドゥンガっていう多分誰も知らない村に。てかこの時点で元々の予定の7時間経過してるんですけど、まだサレリにつかない。
ちなみにオルカドゥンガがどんな街かというと、薬中っぽい行き倒れが交番の前にいるのに放置されてる素敵なところでした。左に見えるのが交番で、真ん中辺に行き倒れがいます。
あとYAMAHAのロゴがバイクのところにあるんですが、これヤマハツじゃなくて音楽の方な。
ラケシュがちょっと店に行くから待ってて、って言って戻ってきたらスニーカー買ってました。前のがボロボロって(確かにぼろぼろだった)てか、ネパールの人は普通にスニーカーで山に登るんだな。
その後も運転手がシートベルトしてなくて違反切られてたりしながらもジープは進む。この手のジープにありがちなんですが、途中で席が空いても、また人を乗せて進むので常にぎゅうぎゅう。もはや腰は麻痺してきた。
さすがにその状態でのトレッキングはしんどいので、途中で席を入れ替えてもらいました。ジープの人々にこの軟弱者、って目で見られた気がしました。
この辺りから今まで全然喋ってなかったラケシュが周りの人と喋り始めて固さが取れてきて少し安心に。もちろんネパール語なので何話してるかはわからないです。地名がなんとなく聞き取れる、というかそんなに日常会話するときに地名出す?って感じでした。
そしてファプルに到着。この時点で18時ぐらいなのでさすがにトレッキングは無理。7時間とはなんだったのか。
なので、ファプルに泊まり、翌日カリコーラという街に移動し、そこからトレッキングを始めることになりました。歩く距離は短くなるけどしょうがない。
ファプルは小さいけれど空港とかあります。週2便カトマンズに飛んでいるらしい。
なんとなくブレスオブザワイルドのハテノ村みたいな感じです。
遠くにはサレリの街が見えて綺麗です。
ここの宿はトイレも洋式で、コンセントもあったので過ごしやすかったです。ネパール式じゃないだけで安心感があります。
もちろん夜もダルバート。日本のネパールレストランの話をしたら盛り上がりました。パニプリの話をしたら知ってるんだ、みたいな空気になりました。
そしてこの日も9時に就寝。完全に日本時間で行動してる。