ジョージア旅行記 9-10日目(2019/07/21-22) バトゥミ→トビリシ→日本
いよいよこの日はジョージアを去る日。そして、
バトゥミからトビリシまで、ジョージアの2/3の距離を7時間かけて移動する日。
根がチキンなので、最終日にこれだけの距離を移動するのにめっちゃビビってます。まして言葉も通じないマルシュに乗らないといけないので。
朝起きたら、奥さんがバトゥミのマルシュ乗り場までついて案内してくれることに。テムリさんとは宿で別れを告げ、一直線に乗り場に向かいます。乗り場付近の道が複雑なので、これ着いてきてもらえなかったら詰んでたぞ。
Google翻訳を駆使しつつ、奥さんの手助けも借りながら、8時のバスに乗ることに。それまで少しバトゥミの日中の景色を見るために散策。
早朝なので人っ子一人いやしません。と思ったらめっちゃ大量の若者が港のクラブから吐き出されました。ジョージアのパリピ。
アルファベットタワーは日中でも異彩を放っています。ちょっと曇っていたのが残念。
マジでバトゥミは建物も美しいんですよね、ヨーロッパのリゾートって感じ。ちょっとアクセスが悪いのが厳しいですが、みんなリゾート地として集まってくるのがすごくわかります。個人的には歩いててトビリシより楽しい街だなと思いました。またジョージアに来るのであればバトゥミでゆっくりするのもいいなと思いました。スケジュールに余裕があればもう少しいたかったなぁ。
マルシュの時間が近づいてきたので乗り込み、いざ冷房なしのトビリシへの旅へ。とりあえずトビリシにたどり着くのが今日の目的。
車はクタイシを経由し、以前プロメテウス洞窟が閉まってた失意の道を走りながら再びトビリシへ。順調にトビリシに近づき、街も見えてきて、あと少しで着く、ってなった時に突然車がスロースペースになります。
はい壊れたー!!!車故障!!!!
あと15分も走ればトビリシなのに、車を路肩に止めて絶望するドライバー。
そこを通りかかった別のマルシュにとりあえず乗らされます。立ち乗りですがまぁあと少しなので耐えきれるかなと。
で、車はどうにかディドゥべに到着!!!
長かった・・・。久々のトビリシです。大都会です。バトゥミはオシャレタウンだけど、トビリシからは人の息遣いを感じます。
この時点で15時ぐらい。帰りの飛行機は21時ぐらいです。もう少し余裕を持てたっちゃ持てたけどビビりとしてはこれぐらいがちょうど良いです。
この日は帰りの日なので、もちろん宿はとっていません。でも疲れているので汗を流したいのです・・・。
でも、ここトビリシにはあるじゃないですか。
温泉が!!!
トビリシの温泉はロッカーの鍵を預けるシステムらしく、これは俺の鍵だと持ってっちゃう人がいるので、防犯上怖かったのと、色々着替えや荷物整理がしたかったので、ちょっと高いですが個室があるところを探しました。だいたい20ラリぐらいかな。下手するとゲストハウスの1泊分の料金だったりする。
個室は結構待ったりするらしいので、早めに予約をして、時間が来るまでご飯という算段でしたが、自分が行ったところはあっさり取れてしまったので、1時間後にまた来ると行ってとりあえず飯へ。正直腹が減っていた。
温泉街近くの旧市街地のジョージア料理のレストランに入ってとりあえずご飯。
なんかよくわからない謎の緑色の飲み物。いろんなレモネードがあったのですがジョージアン何ちゃらって書いてあるものを飲みました。
これはバドリジャーニという、クルミのペーストを茄子で巻いたもの。軍用道路ツアーの時に他の人が食べていたので気になっていたのです。まろやかで美味しいです。
そしてチキンケバブ。なんか想像してたチキンケバブと違っていた。チキンケバブって棒に巻いて焼かれたやつを薄く切ったのじゃないの?鳥挽肉を固めたやつだったんだけどそれってチキンシシカバブじゃない?まぁ汗かいた身にいい塩味だったのでよしとしよう。
腹ごしらえも済んだので温泉に戻りました。やたらマッサージを勧められたので、疲れてたのもあるしこれから長旅だからなぁ、とお願いしました。
そしたら、フルメタルジャケットの微笑みデブみたいな人が出てきて、ハートマン軍曹を撃つ前みたいな顔でこっちを見てきたので、なんかやな予感がしたので、「やっぱいいです・・・」と断りました。
個室風呂は前室がありそこで着替えたり休憩ができます。この扉はトイレ。ソファーの横の壁がなぜか粉々になってました。
これが風呂。
浴槽の中は日本と同じで二段になっています。まず一段目に入り、肩まで浸かろうともう一歩踏み出したら、
深っ!!!
一瞬そのまま座ろうとしたのでガチで溺れかけました。
立った状態でやっと首が出るぐらいの深さ。全く休まらない。諏訪の千人風呂みたい。あそこはたくさんの人を同時に入れるために立ってはいるんだっけか。
なのでほとんどの時間を一段目で過ごしました。
ついでに着替えたり荷物整理したりして、温泉を後にして、いざ空港へ。
空港行きのバスが全然捕まらなかったらタクろうかなと思ってたのですが、運良くバス停に向かうところでバスをゲット。
空港到着。とても懐かしい気分です。
実は空港には1日2本しか走らない電車が通っています。アクセスが悪すぎるので使うのは推奨されないんですが、
駅舎がクソかっこいい。
ロビーでこれ。ちなみに人っ子一人いないし、スタッフすらいない。
ホームの未来っぽさ半端なくないですか???
これを使わないのマジでもったいない・・・。ジョージアがいかに電車を頼りにしていないかがわかります。
空港のロビーはこんな感じ。早く着きすぎたのでぶらぶらしてたら入っちゃいけないところに入って怒られた。
これがメスティアの夜に出てきたチュルチへラというお菓子です。彩り鮮やか。
そして再びY夫婦と合流し、ついにジョージアを旅立ちます。
楽しかったよジョージア!!
再びカタールに着いた時にここでは書けないトラブルにまた巻き込まれました。当事者じゃないので腹抱えて笑ってましたがドーハの悲劇が起こるところだった。
いろいろ大変なこともありましたが、自然が大好きな人や、美味しいものが好きな人、建築が好きな人、教会が好きな人、もしかしたらゲーム好きの人にも、たまらない国かもしれません。
そんないい国でした、ジョージア。
最後に、ジョージアよかったスポットベスト5をあげてみたいと思います!!
第5位
ダヴィド・ガレジ修道院
荒野の中にできた修道院っていうだけでロマンがあるのに、その一望できる荒野の美しいこと。大地を感じることができます。
第4位
メスティア!
なんか早くない?と思った方。確かに超美しいです。この写真、完全無加工です。インスタみたいないじり方とかしてません。ただそれ以上に美しい場所がジョージアにはあったということなのです。
第3位
バトゥミ!!!
もともと山が見たくて来たジョージアだったのですが、こんなに美しくファンタジックな街があるとは知りませんでした。遠かったけど来てよかった。トビリシから一番遠い都市ではあるのですが、ハチャプリもうまい。滞在時間はわずかでしたが、また来てみたいところです。
第2位
ウシュグリ!!!!!
青い山に囲まれた村は圧巻の一言。超アクセス悪いけど、村の景色と雄大な自然を味わえる最高の場所です。
第1位
ジョージア軍用道路!!!!!!!
特に友好の碑を超えてステパンツミンダに到るまでの、谷間を通る道は幽玄の一言。世界一美しい山岳道路とも言われる所以です。次にジョージアに来たらぜひドライブしてみたい(みんな運転荒いから怖いけどね)。ドライブなのでいまいち写真じゃ伝わないのですが。
ということで、物価も安く、飯もうまく、景色も綺麗なジョージアの旅行記でした。
この記事を読んで、皆様がこの魅力ある国を好きになってくれたら嬉しいです。