見出し画像

エベレスト街道旅行記10日目(2022/04/27) デボチェ→ミリンゴ→パンボチェ→ショマレ→ディンボチェ

昨日の夜が寒すぎて、早く寝てしまったのですが、気候の問題か自分の代謝の問題か、感覚の問題か、何かわからないですが朝の方がまだ過ごしやすいです。

画像1

レストランのメニューにアマダブラムがデカデカと載ってたので、
ここからアマダブラムがこんなふうに見えるの?って聞いたら、今は曇ってるけど天気が良ければ見えると言われたのでワクワクしてみたら、

画像2

うーん、見える、見えるねー。メニューとちょっと違うけどね。

画像3

エベレストも遠くに見えるね。

朝バキバキに冷えたタイツを履くのが苦痛で仕方ないのですが、これ一緒に寝ればいいんじゃね?と閃いたので実践してみます。

画像4

今日もチベタンブレッドに蜂蜜たっぷりかけて出発です。

画像5

デボチェを出るとすぐミリンゴらしき集落。朝はジュニパーを燃やしたものをどこでも炊いています。

画像6

遠くにも小屋が見えます。この小屋はカルカと言って、ヤクの放牧に使うらしいです。地名にカルカと入っていたりするのはこの名残かなと思います。実際この後に向かうパンボチェより先は村ではなく、カルカが発展したものです。

画像7

また灌木の間を抜けていくと、橋が見えます。この川はイムジャ・コーラといい、アイランドピーク(イムジャツェ)から流れてくる川になります。この川の左岸に橋で移動するとまた違った光景に。

画像8

灌木がなくなり、見晴らしがさらに良くなります。エベレストとアマダブラムもよく見えます。昨日歩いたナムチェからのトラバースにも似ていますが、よりハードです。

画像10

先ほど歩いた橋は新しくかけられたものであり、昔は下に降りて川にかけられている短い橋を渡っていたそうです。

画像11

振り返ると昨日通ったタンボチェのゴンパも見えます。

画像9

パンボチェはイムジャ・コーラの河岸段丘にできた村です。結構規模大きめ。

画像12

しばらく歩いてパンボチェに到着。とりあえずお茶休憩を。まだ9時ぐらいだけどwテラスの見晴らしのいい席でお茶です。

ダラダラ過ごしてると、シャワーズ(仮)夫婦と合流しました。旦那さんが高山病で辛そうです。頭痛がするのでアスピリンを飲んでいるがダイアモックスはどうしたらいいの?みたいなのをラケシュに聞いていました。あと宿も聞いていたので、同じ宿になりそうです。

シャワーズ(仮)妻がタバコを吸いながらぼーっとので、少し話してみたのですが出身はルーマニアらしい、日本にも行きたいけど高いって言ってて、うーん、今やそんなこともないのになと思いました。まぁ今コロナ対策がきついから外国人は来にくいんだよね、って感じですが。

ここでトイレに行ったのですが、小便器の位置が高かったw 欧米仕様ですね。ネパール人は使わないでトレッカー向けに設置されてるやつだからですねきっと。

画像13

パンボチェを出て、次の村のショマレへ。とサクッと書いてますが1時間以上は歩きます。

画像14

正直パンボチェと似たような感じです。場所も雰囲気も。
アマダブラムやコンデもよく見えるので外でランチにしようと思いましたが、結構寒いので中で待機。

画像15

なんとなくシャリバテ感があるので、おかわりしてしっかり食べました、がなんか調子でない。

すでに標高は4000mレベルなので、体がついていってないのでしょうか。とりあえず出発。荷物が重く感じる・・・。

画像16

ロッジでは現地の人が謎のボドゲをやっていました。

画像17

ショマレを出てしばらくは村がありません。ひたすら歩いていくと、遂に短い草しか生えていない圧倒的な荒野に。荒野の奥に聳え立つ山々、圧巻の景色です。

画像18

カルカが点在しており、食事を取るヤクの姿も。

画像19

しばらく歩くとツーロというところに出ました。一軒だけ潰れたロッジみたいなのがありましたが、それ以外には何もないです。

画像21

ここで少し休んで、圧倒的な光景を目に焼き付けました。
ここから少し坂を降り、橋を渡ります。橋の先がペリチェとディンボチェの分岐です。

画像21

ディンボチェへは右へ曲がります。地図で確認した限りではそんなハードそうな道ではなかったのですが・・・

画像22

連日の疲労か、酸素不足かはわかりませんが、足がなかなか進まない・・・ただ圧倒的な景色の前に一歩一歩進む努力をしていきます。

画像23

しばらく歩いて登り切ると、ディンボチェが見えてきました。クムジュンにも似て大きなところです。ロッジも多いです。
かなり奥のロッジまで移動して、休憩。

画像24

村に着いても村自体を歩くのがすでにしんどい。

画像25

宿からはアマダブラムがかなり近くに見えました。

画像26

奥にはアイランドピークも。
ご褒美のマサラティーを飲み、携帯をチェックしたのですが電波がない!!ディンボチェは電波があると聞いていたのに・・・
どうしようもないので宿のWi-Fiに課金。とりあえず繋がることはわかったので一安心。

それで部屋で着替えたりもろもろしていてまた携帯をチェックしたら、Wi-Fiが消えている・・・

部屋まで届かないのかなーとダイニングルームに行ったらみんな繋がらないそう。電池駆動らしく、動いたり動かなかったりするらしい。
金払ってるのになーと思いつつ、まぁしょうがない。

やることもないので、日記を書いたり、本を読んだりしていたら眠くなってきたので昼寝。

そうすると呼吸がつらくて目が覚める、というのを何度か繰り返してしまいました。ほんのり頭痛もします。やな兆候だなと思いつつ、少し疲れも癒えたので散策へ。

画像27

しかし寒い。風が強いです。午後になるとどこも寒くなるのはこの風のせいかもしれません。心なしかも雨も降ってきました。

画像28

少し降ったところにある、Bakery4410というちょっとおしゃれそうなパン屋へ。欧米人だらけ。

画像29


注文しようとしたら後ろから"Hey!!Nina!!"とレジ係に声をかける人。いや俺が注文しようとしてるんだけど・・・この厚かましさ、クソジャップ代表の俺も見習いたい。

画像30

とりあえずチョコバナナケーキとジンジャーティーを注文。体を温めておくと少し体調が良くなる。チョコバナナケーキは消し炭みたいなビジュアルでボロボロ崩れましたが美味しかったです。

カフェでナムチェの急坂を一緒に登ったアメリカンナイスガイにも遭遇。苦労を共にした人は覚えている。
ふと外を見ると雨が本降りにっていうか雪。どうりで寒いわけだ。
カフェでもネットに繋がるわけもなく、日記を書くのと読書をして戻る、歩いているとそんなに頭痛はないけどじっとしてると少しだけ頭が痛い。

宿に帰るとシャワーズ(仮)夫婦がいた。無事に辿り着けてよかったです。

そのあと散歩しようかなと思ったけど、雨、というか雪が続いているしネットとも使えないので部屋かダイニングでゴロゴロするしかない時間が続きました。

飯の時間にバッテリーチャージお願いしようと思ったら、Wi-Fiで使ってるからダメとのこと。インターネットのようなインフラを電池で駆動すな。普通に電気はつくので全ての電力を電池で賄ってるわけではなさそう。
そしてそのWi-Fiはめっちゃ不安定www

基本は天候のせいらしいが・・・Wi-Fiも使えなければ充電もできないのはデジタルネイティブとしてはつらい。

画像31

そしてここのダルバートはちょっと辛口。寒さ対策?あと必然的に水飲むから高山病対策?

画像32

晩飯食ってたらめちゃくちゃ晴れてきて、カンテガ、タムセルク、アマダブラムがめっちゃ綺麗に見えた!!!この光景が見れたのは良かったなぁ。
てか朝の宿のメニューみたいな写真ですわ。
キャンキャンはしゃいで写真撮ってたら結構息が切れてしまった。無茶はできないのがこの標高。

部屋に帰ると寒いので、ストーブが炊かれているロビーにしばらくいました。トレッカーたちはみんな疲れてるか仲間がいる人たちも言葉少な。ネットもないのでみんな読書してました。

いいなと思ったら応援しよう!