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◎手帖P11「未来のために健康になりたい~お灸編」

2020/03/04、03/25OA

長い間、なんとなく興味があったお灸。冷えも気になるし、花粉症もお灸でラクになるとか。FM802のご近所にある「せんねん灸ショールーム大阪」で、鍼灸師の資格も持つスタッフのミズシマさんに、お灸についていろいろと教えてもらいました。

そもそもお灸とは、ヨモギの葉っぱの裏の綿毛の「もぐさ」に火をつけて体を温めることです。最初から熱いのではなくて、じわじわ熱くなっていくので、熱い!嫌だ!と思ったらやめどきです。ずっと我慢するものじゃないんですね。1点に刺激を与えることで体が「攻撃されてる!」と反応して白血球の働きが良くなって、自己免疫力をあげると言われています。

お灸の歴史はとても長く、2000年以上の間研究され続けれています。人間の体にはなんと361個の様々なツボがあり、そのツボにお灸をするわけですが、それぞれのツボで効き目が違うんですって。面白いのが、痛い場所にあるツボにお灸をするのではなくて、遠く離れたところにあるツボが効いたりするところ。例えば、頭痛に関係しているツボは頭意外にも手足にもあるそうで、ミズシマさんはご自身の頭痛には、足首にあるツボがよく効くんだそうです。しかも、人それぞれの合うツボが違うらしく、みなさん自分の「マイつぼ」をみつけてみてはいかがでしょうか?

なぜ、そんな離れたところに効くのでしょう?東洋医学では、ツボを繋ぐ経絡(けいらく)という、気が流れる道があると考えられています。この経絡を通じて離れたツボを刺激することができるんだそうです。

お灸は種類によって香り・温度などの違いがあり、自分の気持ちいい温度を見つけるのがベスト。初めての方は低めの温度から始めてみるのがオススメなんだそう。使うツボは、血行不良などが起こっている所なので、最初は熱さを感じにくいんだそう。なので、熱さを感じたら、ちゃんと刺激を与えられたということなんですね。ちなみに、気温が低い日は肌が冷えているので少し高めの温度でも良いかもしれません。

たくさんの人、幅広い年代の人に使ってもらいたい、ミズシマさん的には特にスポーツをやっている学生のみなさんにも、お灸で体のケアをしてもらうようになってほしいそうです。きっと疲れがたまって怪我や故障に繋がるのではと思うので、日々の練習の疲れをとるためにお灸でケアをするのって良いかも!いつかは野球のヒーローインタビューで「お灸のおかげで…」と言ってもらいたいという野望もあるそうです。

せんねん灸のショールームに若い女性もよくいらっしゃるそうです。美肌のツボなんかもあるんだとか!お灸って特別なものと思っていたんですが、気軽に日常使いしたら良いんですね!ハンドクリーム感覚で使ってみたいです。

今回お邪魔した「せんねん灸ショールーム大阪」では、お灸を販売しているのはもちろん、無料のお灸教室も毎日開催しているようなので是非チェックしてみてください。


▼せんねん灸ショールーム大阪
https://www.sennenq.co.jp/company/osaka.html

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土井コマキ
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