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腹腔鏡手術・子宮筋腫



ご訪問ありがとうございます。
先日子宮筋腫切除のため、腹腔鏡手術をしました。
これから手術をされる方のご不安が少しでも解消されればと思い、筆を取っております。




前回までのお話はこちらです↓



入院

手術の前日に入院です。

30分くらい前に病院に着いたのですが、指定された時間にならないと入院はできないのでかなり待ちました。その間、ドラクエⅣのレベル上げをしながら待っていました。(エルフの里周辺)

明日手術なので、夕飯までは常食OK、食べ終わったらそれから絶食ということで、絶食に関する辛さはゼロでした。手術前の検査として採血をしたり、下剤も服用しました。ゆるやかに効くタイプだったのでストレスはなかったです。(病院によっては浣腸のところもあるようです)
しかし、緊張のせいかこの日はあまりよく眠れませんでした。



手術当日の朝



私は13時手術予定ということだったので

午前9時には手術着に着替えて準備万端となるよう言われました。
朝御飯は絶食となります。

服装としては

手術着(病院支給)
自前のショーツ
血栓防止のストッキング(病院支給)

のみです。

そして午前9時には飲水も禁止となるため、それまでは沢山水を摂るように言われました。

なぜこんなに早く準備するのかと言うと
点滴が9時には開始されるからです。

この脱水防止の点滴が本当に痛くてですね。

なぜなら針が太いのです。婦人科系の手術は、患部周りに太い血管が沢山通っているため、何かあったら、あっという間にバケツいっぱいの出血があるそうなのです。そんな時の輸血などの為にも針が太いのだそうです。

お手洗いに関しては、点滴をしていても、手術直前まで点滴スタンドをガラガラ引き連れてトイレに行けるので大丈夫です。

いよいよ始まるんだなあという感じです。

この点滴が始まる前に、ベッドのすぐ近くの台に、手術後に飲む水のペットボトル、T字帯やナプキンなどを準備しておきます。
スマホを含めた貴重日も時間までにセーフティボックスに入れておきます。

12時過ぎぐらいに13:15手術開始の連絡がありました。
ですので5分前の13:10にお迎えに来ますね、とのことでした。


手術室へ


5分前に看護師さんがお迎えに来ました。
セーフティボックスの鍵を看護師さんに預けて、一緒に手術室まで歩きました。
患者取り違え防止のため、手術室に入ったら、名前、生年月日、どこの手術をするかを言ってくださいね、と言われました。

ドキドキします。いよいよだなあ。手術室エリアに入る前に不織布の帽子を被りました。

なんとなく給食センターのような雰囲気。
清潔で明るい。

手術室が見えてきましたが、たまにドラマで見るような暗い雰囲気は全くなく、照明がピカーンと照らされ、とても広くて明るかったです。自分のお世話になる手術ベッドを見ると、頭の部分にドーナツ型のジェルクッションのようなものが置いてありました。あれが枕か、と。

手術室に入るとすぐにそのベッドに横になりました。


『よろしくお願いします』


と言ってほんの数秒後になにか意識が遠のいていくような感覚。

『これってもう麻酔入ってます?』


『少し、入ってますよ』


・・・・・・・・・


いつの間にか終わっていた



『手術終わりましたよ〜』


やや大きい声かけで目が覚め、1.2.3で身体を持ち上げられる感覚がありました。(おそらくベッドチェンジでしょう)

『ありがとうございます』

私がいろんなYouTubeやブログで見た人達は、手元に麻酔の追加ボタンがあって、麻酔が切れそうになる前に押した、沢山押してしまった、ということでしたが

私の場合は、痛いのか痛くないのか判断もつかないような感覚でした。麻酔の抜けが良くも悪くも遅かったのでしょうか。

この日は身体を起こすのはNG。
寝返りはOK、とのことですが、身体全体がずーんと重くて寝返ったらどんな痛みがあるんだろうというのが怖くて寝返りなど全くできませんでした。

膝を少し立てるのですら躊躇いました。

身体には酸素吸入やら点滴やらフットマッサージ的なものなど色々装着されていたので簡単に動けないというのもありました。

『ガリバー旅行記』の表紙をイメージしていただければと存じます。

結局ボタン式の麻酔は、看護師さんに

『手元に麻酔がありますからね〜』

と教えていただいたタイミングで、

『今押しときましょうか?』

という感じで押したのが最後です。
結果私は、ボタン式の麻酔使用は一回のみでした。


トイレに関しては、手術室で麻酔が入った時点で尿管カテーテルを入れてもらっているので
翌日までそれのお世話になります。
痛みはありませんでした。尿意も全く感じません。

腹腔鏡手術では、おへそ部分を含め4箇所に穴をあけるのですが
その傷部分が一体全体どうなっているのか、痛いのか、痛くないのか、よくわからない、ただただ身体が重い、意識は朦朧、と長い長い夜でした。

麻酔の副作用で吐き気がしたり、吐いたりという人もいるようですが、事前に関係ないかも知れないけどというようなアレルギー(ハウスダストetc)を細かく伝えていたおかげで薬の方も配慮してくださったようです。

手術の前日に色々な体質確認がありますので、これは関係ないのでは?と素人が思うようなことでも、細かく伝えておいたほうが身の為というものですね。

そういった吐いてしまうような苦しさがなかったのは本当に良かったです。

夜中は何度も夜勤の看護師さんが点滴や体調のチェックに来てくださって本当にありがたかったです。

痛みよりも私が氣になったのが痒み
看護師さんに伝えたところ

『手術着(タオル地)で痒いと言う方がたまにいます』

とのこと。

痒さを和らげる為にアイスノンのようなもので身体を冷やしてくださいました。それで少しは痒さが和らぎました。

手術前には、手術部位以外の体の保湿をしっかりやっておいた方が良いかもしれません。

保湿は盲点でした。

そしてこれは特筆すべき事ですが、手術直後の様子を撮影してレポートしてくださっている方がいるのですが、私には到底無理というものでした。

看護師さんにスマホを枕元に置いていただいたは良いものの、スマホを手にすることすら困難でした。

すぐそこにあるのに、開くエネルギーが湧かないんです。


私の予定では

LINEなどで

『手術、無事成功したよ〜でもまだかなり痛い笑』etc

スタンプ etc 

など夫に送信するつもりでしたが

もうそれどころではなく。
無事生きているのが精一杯。


なんなら普段頼りまくっているのに
夫をはじめとしたすべての家族、親戚、友人、知人の存在自体が思い浮かばないほどに

ただただ息してる、という感覚でした。

これは振り返ってみてわかったことです。

本当に手術直後の痛みの感じ方含めた状況は、個人差があるのだなあと実感しました。


それと、三途の川やお花畑を見たりする臨死体験の可能性もなくはないなとの淡い期待がありましたが 笑

それもありませんでした。

手術してくださった方々の腕が本当に良かったんでしょうね。感謝ですね。



次回は手術翌日からのレポートです。

お読みいただきありがとうございました。



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ACTにゃん
読んでくださりとっても嬉しいです。ありがとうございます。応援してくださる事にとても感謝しています。