同志社大学 英語プレイスメントテストって何⁈

文責 同法会副代表

この春同志社大学に合格された皆さん、おめでとうございます🌸
今回は法学部法律学科2回生が「入学前英語プレイスメントテスト」について、どのようなテストなのか、事前準備は必要か、入学後の英語テストクラス分けについて説明していきます!
記事の最後にこのサークルについての簡単な説明もありますので是非最後までお付き合いください。


「プレイスメントテスト」って何?

目的

「入学前英語プレイスメントテスト」とは簡単に言えば入学後の英語のクラスを決めるためのクラス分けテストです。
大学ホームページには「本学では入学前に入学者全員に英語のプレイスメントテストの受験を課しています。プレイスメントテストは、現時点での皆さんの英語力(読解力、リスニング力)を測定するためのもので、結果に基づき、入学後の外国語教育科目(英語)を習熟度別(レベル別)にクラス分けします。」と記載されています。

内容

このテストには「CASEC」というテストが採用されています。TOEICやTOEFULのようなものですね。このテストは満点が1000点、一問ごとに60~90秒の時間制限があり、50分程度で受験するテストです。他大学はクラス分けにTOEICを用いることが多い印象ですが、同志社大学がCASECを採用した意図はよくわかりません。CASECを採用している大学は他に学習院大学や立命館大学があるようです。

問題構成としては4つのセクションに分かれており、順に短文空所補充、会話文空所補充、リスニング、ディクテーションとなっています。ディクテーションを除く3つのセクションはすべて選択問題です。ディクテーションは音声を聞き取りスペルを入力する問題形式となっています。

筆者主観の難易度は関関同立、GMARCHレベルの語彙と文法、たまに早慶下位学部レベルのものが出題されます。リスニングについては旧課程共通テスト(つまり去年度入試までの)英語リスニングで安定して8~9割得点できる方なら困らないくらいだと思います。
正解するにつれ難易度が上がり、間違えると簡単になっていく方式という説も耳にしたことがあります。

テスト受験後のクラス分けについて

入学後、テスト結果に応じて全員が4段階のいずれかのクラスに振り分けられます。また複数学部混成クラスです。(英語は必修です。)Intensive Advanced、Intermediate、Pre-Intermediate、Basicの4段階です。各クラスの特徴をざっくり解説します。

Intensive Advanced:CASECで800点以上であればほぼ確実にこのクラスに配属されます。このクラスは英語を学ぶというよりむしろ英語を実用的に使うことに主眼が置かれています。授業、課題等はすべて英語で進行します。僕が所属していたクラスでは英語を用いた多様な社会問題(差別、難民、貧困、教育格差、ジェンダーギャップ、それらを包括するSDGs etc…)に関するディスカッションとプレゼンテーションを中心に授業と課題が進んでいました。Intensive Advancedは1クラス30人程度で6クラスほどあり、担当の先生によって授業内容が大きく異なるようです。僕のクラスは楽に単位を取得するという点ではハズレもいいところでした。中には映画鑑賞をしていたクラスもあるようです。Intensive Advancedには後述するE-ラーニングという課題や中間、期末テストがなく、その点で魅力的なクラスだと言えます。
成績評価は出席、授業態度、プレゼン、授業レポートから行われ担当の先生の裁量で割合が定められます。内容が難しい分、Aの取得条件が緩いと考えられます。

Intermediate、Pre-Intermediate:この二つのクラスがボリュームゾーンです。おおよそ7割の学生がどちらかに配属されます。授業内容、課題についてこの二つのクラスにはほとんど差がなく、主に英文法の授業を行っており、小テストが実施されることもあります。週に2回授業が行われ、リスニング、スピーキングの日と、リーディング、ライティングの日があります。E-ラーニングというオンラインの課題が課されます。これは特定の期限までに特定の分野の課題を解くといった内容です。計画性がないと詰みます。締め切り直前には20セクション分を必死に解く学生の姿が構内に散見されます。また中間、期末テストも実施され、専門科目の試験もある中、英語にまで対策の時間を割かなければならず大変です。
成績評価は出席、授業態度、小テスト、中間、期末で決まります。出席日数が重要なので休まないようにしましょう。

Basic:知人にこのクラスに所属している人がいないので、風の噂程度の情報しか知りません。とにかく単位取得が楽というのはよく聞きます。教室に行って座っているだけで単位がもらえるらしいです。しかし、E-ラーニングは課されているので友達と協力しあって計画的に終わらせましょう。
成績評価はおそらくIntermediateと同じ、単位は落とさないがAやBは非常に取りづらいようです。

どうやって受験する?

多分合格通知書にプレイスメントテスト受験に関する資料が同封されているので、その指示に従ってください。適当でごめん!リンクだけ貼っときます。受験の時期ですが、なるべく早めに受けた方がいいです。なぜなら入試直後なのでまだ英語の知識が残っているから、先延ばしにするとめちゃくちゃダルくなるからです。入学が近づくにつれ引っ越しや、高校の友人との最後の遊びなど何かと忙しくなります。僕は締め切りの日に受けました。受験し損ねると非常に面倒なので早めの受験をお勧めします。

ここからは単位取得のためのプレイスメントテスト受験のコツについて書きます。完全に個人の感想ですから、自分で考えながら読んでください。
ここではIntensive Advancedに配属される英語力がある人を念頭に置いて解説していることを理解しておいてください。
まず、ある程度の得点が見込める人は普通に受けるか手を抜くことでIntensive AdvancedかIntermediateかある程度恣意的に配属クラスを決めることができます。これにより、自分の性格に合ったクラスを選ぶことができ、単位取得が比較的容易になります。
Intensive Advancedが向いている人は純粋に英語力が高い人、ペーパーテストが苦手又は面倒な人、E-ラーニングなど課題をやりたくない人、英語を話すことに抵抗がない又は完璧な英語を喋ることにこだわっていない人です。ここで勘違いしてほしくないのは「英語力が高い」という点です。入試科目としての英語が得意でも、Intensive Advancedではスピーキング能力が求められるので苦労することになります。僕はスピーキング能力が皆無なので非常に苦痛でした。
Intermediateが向いている人は、英語の勉強が好きな人、英語のペーパーテストが得意又はさほど苦にならない人、課題を計画的に進めることができる人、スピーキングが嫌な人です。高校生の感覚が抜けていない状態ならこちらのクラスを選んだ方がよいでしょう。

いままでテストで手を抜いたことがある人はいないのではないでしょうか。しかし大学では適度に手の抜き方を覚えないとパンクしてしまいます。なんでもきっちりこなそうとするのは新入生にありがちな傾向ですが、自分の興味があること、将来の目標に関わることに力を注ぐために負担を軽減させる方法を模索してください。かといって本当に大切なことを見失って堕落してはだめですよ。


同志社大学公認サークル「同法会」の紹介

最後に僕が副代表を務める同法会について軽く紹介します。
同法会は1952年に設立された大学公認の法律サークルです。総勢150人を超えるメンバーを擁し、テスト対策勉強会、法律討論会、国際法模擬裁判などの活動を行っています。伊藤塾、資格の予備校TACとも提携しており、年に数回弁護士講演会や勉強会を開催して頂いております。行政書士、司法書士、司法試験を目指す先輩方も多く所属しており、法学部に入学した以上入会必至のサークルとなっています。今年度からはお堅い活動以外にもメンバー同士のレクリエーションの場を多数ご用意する予定です。新入生の皆様にはぜひ友達のため、単位のため、勉強のため、キャリアのため、同法会を活用していただきたく思います。


公式インスタアカウント https://www.instagram.com/dohokai_doshisha/

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質問等は上記SNSまで!サークルに関係なくてもいいですよー
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