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ファンからお店にエールを送る仕組み。YUIプロジェクトはそんな感じです。

※このnoteの売上はすべて「YUIプロジェクト」に寄付いたします

「インフルエンザに毛が生えたようなやつだろ、コロナなんて」

新型コロナウイルスが世に出てきたときは、そんな風に考えていました。

でも、その影響力は僕らの想像を遥かに上回り、確認できている感染者数は1万人以上、全国に緊急事態宣言も出されることになりました。

ありがたいことに、ぼくが住んでいる静岡県焼津市に、まだ感染者は出ていませんが、隣町では続々と感染が確認されており、どこか他人事だったコロナも、いまや自分ごととして考えざる負えない状況です。

まちの大切なお店を守りたい

コロナの影響は経済活動にも出てきています。

ニュースや新聞を見れば「自粛」「自粛」「自粛」の言葉ばかり。

命以上に大切なものはないので、仕方がないと思いつつ、接客業の個店を営む方にとっては大打撃です。

また、接客業が影響を受けるということは、そこに結びつく卸業にも必ず影響が出てきます。

「どひくん、コロナなんとかしてよ」

ちょっとでもお店を応援しようと、行きつけのお店にテイクアウトの注文をしに行ったら、店主にポロっと言われた一言。

正直、ぼくなんかにどうにかできるわけないだろ、と腹のなかでは思いましたが、いま自分にできることをとにかく取り組んでみよう、何もやらないよりマシだ、と使命感が湧く一言にもなりました。

おたがいさまの個店応援プロジェクトYUI

そんなときに、隣町の藤枝市で観光まちづくり事業などに取り組まれているSACLABOの大場さんからFacebookで連絡があって、「おたがいさまの個店応援プロジェクトYUI」の構想を聞くことになります。

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写真右から大場さん、ぼく、泉さん

「YUIプロジェクト」は、昔ながらの日本の農村地域で行われていた「結」の仕組みに着想を得て、「おたがいさま!」の気持ち補い合うプラットフォームをつくるプロジェクトです。

結(ゆい)とは、主に小さな集落や自治単位における共同作業の制度である。一人で行うには多大な費用と期間、そして労力が必要な作業を、集落の住民総出で助け合い、協力し合う相互扶助の精神で成り立っている。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%90)

具体的には、地元の個店を紹介するウェブプラットフォームをつくり、応援したいお店を選択すると、先払いで購入ができて、お店側に前入金ができるシステムとなっています。

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YUIプロジェクトには、シズオカオーケストラの泉さんやシステムエンジニアの次廣さん、バックで下支えをして下さっているげんさんなどもジョインしていて、「この状況を少しでも変えよう」と、みんなが善意で動いています。

洪水で流れてしまった橋を市民の力でかけ直す

YUIの仕組みは、洪水で流れてしまった橋をかけ直す作業に似ています。

今回のコロナは言うなれば、大災害級の「洪水」です。誰にも止められなかったし、その影響力は計り知れない。

その「大洪水」のせいで、お店とお客さんの間にかかっていた橋が流されてしまった。いまはそんな状況です。

少し待てば行政が財政的な支援をしてくれるかもしれない。もっと待てば、ワクチンができて、事態を収束させてくれるかもしれない。

でも、それを待っているだけで本当に良いのでしょうか?

もし、待っている間にバタバタとお店が閉まってしまったら...。待っている間にぼくらができることはきっとあるはずです。

ちょっと脆いかもしれないけど、流されてしまった橋をみんなで協力してかけ直すこと、崩れてしまった橋の向こう側からエールを送ること。

こうやって市民が勝手に動いていれば、本格的な橋の復旧(つまりコロナ前の社会)にきっと戻れるし、なんだかコロナが現れる前よりも強い社会ができる気だってします。

YUIプロジェクトのスケジュール

いまシステムエンジニアさん、デザイナーさんなど、たくさんの人が毎日毎日、ほぼボランティアで作業をして、YUIのシステムづくりに取り組んでいます。

ただ、どうしても時間がかかってしまうこともあって、オンライン決済に先行して、4月18日(土)からアナログ版(先払い券 YUIチケット)の配布もスタートしました。

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このチケットは、静岡、焼津、藤枝、島田の4つの自治体の6箇所で個店向けに配布をはじめています。なおチケットは、静岡ファボローネさんの協賛で印刷をしてくださいました。

導入したい店舗の方は上記のファイルから

現在は、先払いチケットを導入しているお店に直接行く方法でしか購入できませんが、5月上旬には、オンライン決済の仕組みが整う予定です。

オンライン決済の仕組みが整えば、パソコンやスマートフォンなどから、お店を選んで先払いで購入ができるようになります。なお現状でこの仕組みを導入するのは、静岡市と志田3市(焼津・藤枝・島田)の予定です。

ファンからお店にエールを送る。

もちろんYUIが根本的な解決に繋がるとは考えていませんが、YUIで先払いをすることはお店への大きなエールになると考えています。

普通の商品券であれば、ちょっとお得だったりして、お客さんの側に何かしらのメリットがあることが多いです。

しかし、YUIでの先払いはあくまでも等価交換です。

大切なお店に残ってほしいファンが「いまは行けないけど、今度行くから!」の気持ちで先払いをして、お店にエールを送る仕組みです。

短期的にはお金を借り入れたりすれば良いのかもしれない。でも、きっと個店の店主は不安なんじゃないかと思うのです。

いつまでこの状況が続くのか、仮に収束してもお客さんが戻ってこないんじゃないか、いっそ閉めてしまったほうがいいんじゃないかと。

だから僕らはこのYUIの仕組みを使って、「あなたのお店はぼくらにとって大切なんだ。残ってほしいんだ。」の応援メッセージを送りたいのです。

だって、まちから大切なお店がなくなってしまったら悲しいじゃないですか!

YUIプロジェクトの情報

YUIプロジェクトの情報は、様々な媒体で発信中です。

YUIプロジェクト Facebookページ
https://www.facebook.com/YUIPROJECTOUEN/

YUI - おたがいさま!の個店応援プロジェクト 準備室
https://www.facebook.com/groups/685308185560053/about/

YUIプロジェクト Instagram
https://www.instagram.com/yui_project_/

 YUIプロジェクト Twitter
https://twitter.com/yuiprojekt

現在、エンジニアさんやデザイナーさんが一生懸命、システム構築をしてくれていますが、本来であれば300万円程度のお金がかかります。

最低限に予算を見積もっても100万円程度のお金は必要となり、ちょっとでもこのプロジェクトに共感して下さった方はぜひこのnoteを購入いただけると嬉しいです。noteの売上はすべてYUIに寄付いたします。

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