小さい頃から海外経験を積ませることは、地域への絶大な投資になる。
田舎の教育は変わらない?
ふと、感じたこと。
私の地元の稲沢市祖父江町で、同級生が地元の教育をよりよくしようと必死で動いています。地元はなかなかの田舎なので、海外という言葉や、新しいことがなかなか理解されない場所。だからこそ、友人の主張は通りづらく、心が折れることも多いそう。
わかる・・・。
しかし、友人は行動し、知恵を絞り、地元の頼れる議員さんや想いのある人たちの協力を得ながら市役所や市長までたどり着き、一つ目の目標「有機食材を使った給食」を実現させました。すごい。
そして、次は私の事業、オンライン国際交流を提供する「教室から世界一周!」を実現させたいと。
私の友人、実は中学校の時のオーストラリア研修の1期生。そこで目覚めたのか、大学はアメリカに進学。世界を知ることのすばらしさや意義を理解しているからこそ、この事業を実現したいというのはよく理解できます。
まずは保護者の企画から実現!
そして、動き回った結果、まずはPTAの事業として一つの企画を実現しようとしています。
それは、地元の中学校の保護者と、海外(シンガポール)の保護者と話をする場を設け、教育や子育ての意見交換をし、海外から学ぼうという企画。
私たちとしても保護者同士のセッションははじめてなので、非常にワクワクしていますし、ここまでこぎつけた友人を誇りに思います。(セッションは12月です、興味のある方はぜひのぞきに来てください^ ^)
もう一つ実現したい「ふるさと新発見推進学習事業」
また、もう一つ感動したことがあります。それは、友人が市長のFacebookから見つけた記事からの話。ここ7年ほど、稲沢市の中学校では「ふるさと新発見推進学習事業」ということをしています。
稲沢市の名産や課題や特徴を活かして、どうしたらよりよい町を作れるか提案するというもの。そのレポートで出てくる中学生の町への提案レベルが高く、町の人たちへのインタビューやデータ集計、提案アイデアなど、秀逸!
友人は、「これをここにとどめておくのはもったいない、なんとか実現までもっていけないか。そうすれば、子どもたちもモチベーションが上がるのに!」と。そして、そのためにできることを考え、少しずつ動き出そうとしていました。
私もそれには激しく賛同し、ものすごく応援したくなりました。そして、友人が、ここまで命を削って動いている姿にまた感動しました。
海外交流事業の導入に必要なことって?
そんな感動の中、もう一つの大きな願いとして「教室から世界一周!」を地元の中学校に導入させるため、市役所に提案にいくことになりました。
そこで友人が言いました。
「まあでも、そもそも、10代の頃から海外経験させることの意義やメリットを伝えるのがほんとに難しいんだよね・・・。この地域の親たち、海外との接点がある人は少ないし・・・。」
わたしは「わかる・・・」と思いましたが、ふと、気づきました。
「いや、あるよ!その意義やメリットがよくわかる事例があるよ!だって、今、必死でこの地域の教育をよくしようと動いてるたえさん(←友人)は、海外に行ってるよね。そんなたえさんだからこそ、それだけ大きな動きな動きができるんだと思うよ!
ここまで、この地域の子供たちのために必死になってる人、なかなかいないでしょ!?
中学校がたえさんをオーストラリアに行かせたことは、この地域への何よりも大きな投資になってると思うよ!」
「子どもたちが海外を知ってしまったら、地元から出てしまうんじゃないか」という声もありそうだけど、逆に、そんな人は地元のことをしっかり考えられる人で、もし声をかけられたら、大きな力で動いてくれる人だと私は思う。
かくいう私も海外経験者だけど、友人に感化され、この地域の教育をよくしようと真剣に考えているからこそそう思える。
子どもの頃から海外を経験させることの意義
海外経験者って、もともとは行動力がある人だとは思う。
だけど、なるべく小さい頃からそのきっかけとなるような火を子どもたちにつけることは重要だと思うし、海外へ行くとそのパワーがより大きくなるから、絶大なリターンが地域や日本にもたらされるのではないだろうか。
そもそも、海外経験者と経験のない人、社会で大きなパワーを発揮している人の割合を出してみたら海外経験者が多くなるんじゃないかな、なんて思ってしまったり。これは完全に主観ですが・・・。
だからこそ、小さい頃から海外経験を積ませることは、地域への絶大な投資になると思うのです。
だって、友人が証明しているから!
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