ワイマラナー WEIMARANER : 近現代 ドイツ

画像1 光沢のあるスチールカラーの被毛をもつこの犬は、元来クマなどの大型獣の狩猟に用いられた。19世紀後半になると、狩猟対象が鳥類や小型獣に変わり、ポインティング、レトリービング、足跡追追求に力が発揮できるように交配が行なわれていった。 現在はアジリティーでも活躍している。狩猟狂のワイマール公国の君主カール・アウグストにちなんで「ワイマラナー」 と命名されたこの優美な犬の明確な起限は不明だが、ドイツで慎重に品種改良を積み重ねて生み出され、200年ほど前には現在の姿になっていたという。
画像2 気品と力強さを兼ね備えたワイマラナーは、愛すべき伴侶犬でもある。基本的に短毛の犬だが、長毛のバラエティも存在する。長毛はAKCでは公認されていないが、KCおよびヨーロッパ各国のケネルクラブで認められており、ドイツのワイマラナー・クラブのロゴには短毛種と長毛種の両方がデザインされている。

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