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AI”と“ドッグトレーナー”が回答!!噛みつき癖を完全に治すためにはどうしたらいいですか?


【AIの回答】


犬の噛みつき癖を完全に治すためには、根本原因を理解し、段階的なトレーニングを行うことが重要です。以下は、噛みつき癖を改善するためのステップです。

1. 原因の特定


噛みつきには様々な原因があります。恐怖、不安、興奮、遊び、または防衛本能などが考えられます。まず、犬が噛む状況やトリガーを観察し、なぜ噛むのかを理解しましょう。

2. 適切な社会化


社会化が不十分な犬は、他の犬や人に対して攻撃的になりやすいです。若いうちからさまざまな人や動物、環境に慣れさせることで、恐怖心や不安を軽減できます。

3. ポジティブな強化


罰ではなく、正しい行動を強化することが効果的です。犬が穏やかで落ち着いている時に褒めたり、ご褒美を与えたりすることで、噛まずに適切に反応する方法を学ばせます。

4. 噛むおもちゃの提供


噛む欲求が強い犬には、噛んでも良いおもちゃを提供し、正しい場所にエネルギーを向けさせます。特に子犬や若い犬は歯が生え変わる時期に強く噛むことがあります。

5. 無視する方法


犬が噛んで遊びを求めている場合、噛んだ瞬間に「痛い!」などの声を出して、すぐにその場から離れます。犬は「噛むと遊びが終わる」と学び、噛みつきを止めるようになります。

6. コントロールされたトレーニング


プロのトレーナーと共に噛みつき癖を直すためのトレーニングを行うことも有効です。リードをつけた状態で落ち着いた行動を促し、適切な行動が取れた際に報酬を与える方法で、犬がより良い行動を学習します。

7. 一貫性のある対応


家族全員が同じ対応をすることが大切です。一貫性がないと、犬は混乱し、噛みつき癖が治りにくくなります。噛む行動に対して常に同じ反応を示し、望ましい行動には報酬を与えるようにしましょう。

8. プロフェッショナルの支援


噛みつきが激しい場合や改善しない場合、動物行動学者やプロのドッグトレーナーに相談することが必要です。特に攻撃的な噛みつきは、専門家の助けを借りてトレーニングを行うことが安全です。


【ドッグトレーナーの回答】



○噛みつき癖について



“三つ子の魂百まで”のことわざ通り、犬の噛みつき癖は完璧には直りません。


危険度MAXのレベル10の噛み犬がいたとしたら、レベル7~5まではトレーニングで落とすことは出来ますが、全く噛まないレベル0にはなりません。

また歯を当てるだけで皮膚を傷つけない、レベル2の甘咬みの犬だとしてもレベル0には出来ません。

口があるということは、噛みつく可能性があるということです。

例えば寝起き、大きな音などの突発的な出来事に遭遇すると、普段は理性で抑えていてもつい癖で噛んでしまうこともあります。

他にも体の痛みから咄嗟に噛んでしまったり、ヒート(発情期中)は精神が不安定で噛みつきやすくなる子もいます。

ドッグトレーナーが出来ることは完璧に噛みつき癖を直すのではなく、その犬の性格や噛みつく力の強さを鑑みて、落しどころを見つけるのが仕事となります。

“噛み癖の対処”



噛む原因は犬によって異なるので、ここては一般的な対処方法について書きます。


噛み癖対処方法は一つではなく、優しいマイルドな方法から強い方法まであります。
優しいマイルドな方法から試して頂いて、改善が見られないようなら強い方法に移行していくのが良いです。


1、無視をする


犬が噛んできたら「痛いっ」と言って、撫でたり遊んだりしているのを辞めて無視をします。
ケージに入れて無視をするのも有効ですが、捕まえられない場合はあらかじめリードをつけておき追いかけっこにならないようにします。

この方法は「犬が飼い主と遊びたい!」ということが前提となっているため、「犬自身が気に入らないから噛む」のようなネガティブな動機の時は有効ではありません。

あくまでも甘噛みレベルが対象です。

2、声で叱る


犬が噛んできたら「いけない」や「NO」などの言葉で叱ります。あらかじめ叱る言葉を一つに決めて、家族で共有してもらうと犬も叱られていると理解しやすいです。

言葉は短く強く、普段の声の音程よりも低く言うようにします。そして一番大事なことは本気で叱ることです。ちゃんと言葉に感情を乗せないとかえって犬にバカにされてしまいます。



3.、下顎を叩く


犬が噛んできたら、手の甲で犬の下顎を跳ね上げるように叩いてビックリさせます。あくまでビックリさせるのが目的なので、強く叩くことはしません。

ただ叩いて終わりにしてしまうと、手を怖がるようになってしまいます。手を見せて噛まないようなら、「いい子」など優しく声をかけながら撫でて下さい。肝心なことは、犬が正しいことをしたら褒めて“この行いをしたら良いことがある”と認識してもらうことです。


4、鼻ヅラをつねる


※専門家の指導推奨

犬が噛んできたら、鼻ヅラを“キャン”と鳴くくらい強くつねります。

この方法は子犬が力加減をせずに強く噛んできた際に、母犬は教育的に鼻ヅラを噛むことに由来してます。

下顎を叩く時と同様、犬が噛まなかったら褒めるようにします。


5、マズルコントロール


※専門家の指導推奨

人が犬の後ろに位置ししゃがみます。そのまま犬を抱え込むようにしてマズルをつかみます。マズルをつかんでいない片方の手は、犬の胸におきます。ちょうどマウンティングするような格好です。

この時は無言で、マズルを上下左右に動かします。犬が暴れるようならマズルをつかみ、片方の手も犬の胸をおさえて犬がジタバタ出来ないようにしっかりホールドします。犬が落ち着いたら、力を緩めて再度マズルを上下左右に動かします。

慣れてきたら犬の口の中に指を入れたり、犬がイヤがる足先や隠部周りを触るようにして飼い主が触れないない箇所をなくしていきます。
マズルコントロールを終える際には、褒めることも目を合わせることも不要です。無言のまま淡々と終えます。

マズルコントロールは犬にあえて精神的負荷を加え、身体の自由をコントロールすることで犬よりも人の方が上であると認識させる方法です。犬は目上に対しては噛みつかない習性を利用しています。

※注意点:4と5の方法については中途半端に行うと逆に反撃されてしまう可能性があります。専門家の指導の元で行なうことを推奨しています。


また恐怖心から噛む行動をとっている場合、逆に噛む行動が強化されることがあります。

難しいと判断したら、問題の根が深くなる前に専門家の手に委ねることが大切です。


○まとめ



これは経験則ですが、お散歩中のリーダーウォークを実践すると、噛み癖が軽減することがありました。

理由としてはリーダーウォークを通じて、人の存在を尊重するようになるのでやたらに噛みつくのをやめるようになったと思われます。

噛みつこうとして口を開けたまま、少し考えてから噛むのをやめていました。笑

あと噛みつきの対処方法として“噛んだら無視をする”というのが挙げられますが、犬から存在を軽んじられていると無視しても効果はありません。

手法よりも、犬と飼い主さんの関係性を見直す方が噛みつき癖の対処には効果的だったりします。

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