“AI”と“ドッグトレーナー”が回答!「犬の散歩中に引っ張り癖が直りません。どうすれば落ち着かせられますか?」
【AIの回答】
犬の引っ張り癖を治すためには、以下のようなトレーニングや工夫が役立ちます。
1. 報酬ベースのトレーニング
ポジティブな強化。犬が引っ張らずに飼い主の隣で歩いたときにおやつや褒め言葉を使って報酬を与えることで、正しい行動を強化します。これにより、犬は引っ張らずに歩くことを好むようになります。
2. 適切な道具の使用
ハーネスの使用。 胸に取り付けるハーネスや、引っ張りを抑制するために特別に設計されたハーネスを使うと、引っ張りを軽減できます。ただし、道具だけに頼らず、トレーニングも並行して行うことが重要です。
3. 適切なエネルギー発散
エクササイズの増加。十分な運動をしていない犬はエネルギーが余っており、その結果として散歩中に引っ張ることがあります。散歩の前に遊びや運動をしてエネルギーを消費させることで、散歩中の引っ張りを減らすことができます。
4.リーダーウォークのトレーニング
リーダーシップを示す。犬が引っ張らないように、散歩中は飼い主がリーダーシップを取り、犬が横について歩くことを教えます。犬が引っ張り始めたら、すぐに立ち止まり、引っ張らないと再び歩き始めるというルールを徹底します。
【ドッグトレーナーの回答】
・報酬ベースのトレーニング
・適切な道具の使用
・適切なエネルギー発散
・リーダーウォークのトレーニング
AIの方で色々提案がありましたが、この中ではリーダーウォークで直すのが、手っ取り早くて簡単かなと思います。
もちろんドッグトレーニングに正解はないのだけれど、他の手段は使い勝手が悪いと個人的には感じています。
その使い勝手が悪い理由と、自身が行っている引っ張り防止策について解説していきます!
○報酬ベーストレーニングは腰が爆発する
報酬ベーストレーニングの多くは、犬の口元付近にオヤツを持っていき、犬の集中をオヤツに向けさせるものです。
ここで問題なのは日本の飼い犬は圧倒的に“小型犬”が多く、
飼い主はかなり窮屈な体勢で歩かなければならないことです。
そう、この方法は“腰が爆発”するのです。
海外のドッグトレーニング番組とか見ると、どデカい大型犬でやってたりするので、「日本のお犬事情は違うんじゃい!」と感じていました。
個人的な思いは置いといて、実際に数メートル歩くのも大変だし、これを毎日続けるのはかなりキツいものがあるかと思います。
あとよく聞くのが、オヤツを食べ終えたら引っ張るとか、興奮しすぎてオヤツが目に入らないなど、、、
オヤツが目に入らない子は、より好きなオヤツを用意してと言うけれど、
嗜好性の高い、チーズやレバーを持ち歩くのは現実的じゃないかとも思うわけです。
まぁ、結論としてはそこそこ引っ張る、大型犬は良いけれど、小型犬は体力がないとキツいです。
○適切な道具は「めんどくせー」
よく使われるのが犬の胸にリードがつけられるタイプのものと、口にリードをつけられる“ジェントルリーダー”と呼ばれるものです。
正直なところ、それぞれに気になる所があるので自分は使っていませんでした。
・犬の胸にリードがつけられるタイプ
これは引っ張り防止にはなるけれど、拾い食いは防げないです。
後述するリーダーウォークでは、犬を横につけつつ、拾い食いを防止出来ます。
なので、わざわざ“引っ張り癖”と“拾い食い”を分けて直していくのは「めんどくせー」となるのです。
これは“噛み癖”がある犬には使えません。
あと犬にとって口吻(コウフン)は、人でいう手と同じです。
ずっと手を縛られているのと同じく、口吻をずっと抑えられているのは犬にとって結構なストレスです。
知り合いトレーナーさんからは、口輪に慣れさせるためのトレーニングも必要なこともあると言っていたので、
やっぱり「めんどくせー」と思うわけです。
○適切なエネルギー発散は、、、ねぇ。
そもそもとして、エネルギー発散の目的で散歩に行くんだからその前に発散ってねぇ。
というのが正直な感想です。
ドッグトレーニングを依頼されて、
「引っ張る体力を削るために、運動してから散歩しましょう!」って言うのは気が引けます。
○リーダーウォークのやり方
首の頸椎に問題がある子を除き、健康な犬であればドッグトレーニングを行うには首輪が有効です。
首輪は賛否ありますが、否の意見は首輪の付け方が間違っていることがあります。
一番大事なことは、首輪をつける位置は犬のアゴのすぐ下にすることです。
首と首輪の隙間は、指を横にして2本入るくらいです。
※私見ですが街で見かける、犬の9割の首輪は緩いです。
これは犬の動きをコントロールするのに有効なこと、首輪がのど仏に当てずに犬が苦しくないようにするためです。
続いて横について歩いてもらうためのリーダーウォークの仕方を説明します。
1,犬を横につける位置を決めます。左側なら一貫して歩くときは犬を左側につけて下さい。
2,リードは軽くたるませる状態で歩きます。リードが張っていると犬が抵抗しやすいです。
3,歩く際は人は正面を見て、黙って歩きます。ここで大事なのは犬が行きたい方向に人がついて歩くのではなく、あえて犬に逆らって歩きます。犬が右に行こうとしたら左へ、前に出すぎたらターンして後ろへ歩くなどします。
こうすることで犬はだんだん自分が行きたい方向へ行けず、飼い主について行かないと歩けないことを学習します。
“拾い食い”に関しても、犬の首が下がったら都度リードで引き上げて、犬に「下を向いてもすぐ戻される」と認識させるようにします。
犬は無駄なことはしないので、次第に下を向く頻度が少なくなってきます。
【まとめ】
改めて言いますが、犬のトレーニング方法に絶対はありません。
犬の気質や、飼い主さんの意向に配慮して柔軟に対応するのが良いドッグトレーニングです。
ここで紹介した内容も賛否あるとは思いますが、色々な考え方があるんだな〜と参考になれば幸いです!
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