ノヴァスコシアダックトーリングレトリーバー成長記録 ①（お迎え当日編）
【最初にまとめ】
最初に要点をまとめてしまいましょう。
・我が家のパピーは、お迎え時（生後60日頃）、体重は4kgちょうど。顔からお尻までは約40cm。これはトーラーとしては大きめサイズかも。
・体重4kgは成犬のトイプードルくらいの大きさで、小型犬のキャリーに入るサイズ。ただし、移動手段や所要時間などを考慮してキャリーを選びましょう。電車を利用するなど、ある程度の歩きがある場合はタイヤ付きのタイプが圧倒的におすすめ。
・新幹線移動の場合、座席選びは慎重に。鳴くこともあれば異臭を発することもある。在来線に長時間乗るのは難しいかもしれません。
以上です。詳細な内容と私の所感はこれ以降に。長いです。
①お迎え当日の移動・キャリーについて
私は東京在住、子犬は愛知県で成長中。9月末なのに愛知県の最高気温は30℃の予報。短時間で運べる新幹線で輸送することに決めました。名古屋駅→東京駅は約100分です（東京駅から自宅までは車で約30分間の移動）
事前に悩んだのが、適切なキャリーのサイズ。とりあえず「新幹線 犬」で出てきたブログなどを読み漁ってシミュレーション。しかし生後2ヶ月のトーラーを輸送するのに適切なキャリーはイメージできず。行き詰まったのでブリーダーさんに質問しました（最初からそうしましょう）
私「小型犬用のキャリー（外寸が奥行50cm×幅32cm×高さ32cm）で新幹線いけますかね・・？」
ブリーダーさん「現在、顔からお尻まで40cmほどなので奥行は大丈夫ですが、高さと幅は微妙かもしれません。当日見て窮屈そうなら、私が受け渡し場所まで使うキャリーをそのままお貸しします。」
・・・結局お借りしました。
お借りしたものは、これ→ https://amzn.asia/d/5M8v61p だったかと思います。商品概要には「外寸：幅51.5×奥29×高40.5cm」とありますね。生後2ヶ月のトーラーパピーが2頭入るサイズです（実際に入ってました）
使いやすかったです。本当にありがとうございました。
ただ、トーラーを生後2ヶ月ちょうどくらいでお迎えするのなら、そして2～3時間程度の移動なら、トイプードル成犬が入る程度の小型犬用キャリーでも行けたかな？とは思います。我が家にお迎えした日のパピーくんの体重は4kgちょうどでした。（もちろん個体差はあるはずなので注意）
②お迎え当日。パピー受け取り
ここでは特に事件は起きなかったので簡単に。
名古屋市内でブリーダーさんと合流、ご説明、契約…と、スムーズに（※私が子犬用の保冷剤を置き忘れてきた以外は…）受け渡しが完了し、ついに、ついにトーラーが我が家の子に！
帰り際、ブリーダーさんから気になる一言が。
「初めてひとりになるので、このあと鳴くかもしれません」
・・・まじっすか！？ でも、ブリーダーさんとお話していた約30分間、とっても良い子で静かだったし、まあ大丈夫だろ！（フラグ）
③新幹線の座席位置
地下鉄に少しだけ乗って、いよいよ新幹線。
新幹線は車両最前列の座席を予約済みです。三列シートの通路側。
11号車ではなかったと思いますが、この赤丸 ↓ の位置です
（画像はJR東海ウェブサイトより引用）
これはネット上の様々な体験談を読んだ末の選択ですが…
・車両最前列は足元スペースが他よりも少し広い
・混雑時以外は三列シートの真ん中は空席なことが多い。その場合は足元の横幅も広く使えるし、隣に人がいないので少し安心
…という理由からです。本音を言うと通路側より静かな窓側の席が良かったのですが、予約したときすでに最前列の窓側はすべて売り切れでした。泣く泣く通路側の座席を購入。
結果的に、この「窓際が売り切れで、通路側に座った」に助けられました
④新幹線車内にて😭😭😭
※要約すると「大声で鳴きました。うんちしました。」です。ただの苦労話なので、興味がある方以外は読み飛ばして頂いて大丈夫です。
【東京駅まで残り95分。初めて声を聞く】
乗車してわずか5分。突然、パピーくんが「きゅーんきゅーん」と控えめに鳴き始めました。隣のお客さんがこちらを見る。急いで目の前の扉からデッキに避難だ！
キャリーの中を覗くと、パピーくんと目が合う。無言で見つめ合うふたり。か、かわいい…いやいや。5分もすると静かになったので座席に戻りました。よかった。
【東京駅まで残り85分。爆鳴き、異臭 】
座席に戻ってお茶をひとくち飲む…と、今度は爆鳴きです。最初と同じ「きゅーんきゅーん」ですが、ボリュームは冗談抜きで10倍。視線が突き刺さる。周辺4～5列の座席のお客さんが全員こちらを見てる。日本のShinkansenの静音性はすごいんだな…。頭を下げながら急いでデッキに避難。
デッキでキャリーに手を入れて撫でているとやや落ち着いてきましたが、なんとこのあと東京駅まで1時間以上断続的に鳴き続けました。
そして、異臭。うんちしました。遠回しに説明しますが、キャリー内部の状況を見ると爆鳴きを開始したタイミングでしていたのだと思います。教えてくれてたのかな。持参した流せるティッシュで取り除き、ビニール袋に密閉。運良くニオイが広まる前に片付け完了しました。デッキにいてよかった…。
ここからは、キャリーに手を入れて撫でないと騒ぐ。手を入れると隙間から外に出ようと暴れる。実際に何回か頭が出るくらいまで脱走しました。脱走中、デッキを通りがかった人に「かわいいですね、なんて犬種ですか？」と聞かれました。初めて聞かれたのがこのタイミング…笑
最前列通路側の座席位置だったので、気軽に／身軽にデッキへ出ることができました。もし窓側の座席だったらもっと大変だったと思います。特に、デッキに出るのが遅れてうんちのニオイが車内に広がっていたらと思うとぞっとします。本当に良かった。あの感じだと、オリバーは在来線に長時間乗るのも厳しかったと思います。
⑤東京駅着。自宅まで。
東京駅に着きました。妻と合流。交代してやっと私もトイレに行けました。 我々が立ち止まるとパピーくんがキャリーの中で騒ぐことがわかったので、急いで車に向かいます。
車の中では、一度ぴーぴー鳴いて外にでようとした以外は静かに寝ていました。さすがに疲れていたのでしょうね。30分ほどで帰宅しました。
【その他の感想・気付いたこと】
・新幹線の座席の横幅は約45cm。肘掛けを入れても50cmほどでしょうか。ですので、横幅が50cmを大きく超えるキャリーは「隣に他のお客さんがいる場合は」足元に置くのが少々厳しいかと思います。
・ネット上の「わんこを新幹線に乗せた」体験談、その多くが「うちのコは静かだった」なのですが、うちのオリバーは爆音で鳴きました。まじで大声。「これが噂のトーラースクリームってやつか…」と思いました（※違った、私は甘かった。成長記録②に続く） かなり焦りました。
・暑かったので、ブリーダーさんがキャリー内部に巨大な保冷剤を設置してくださいました。おそらく床面のペットシーツの下に入れてあったはずなんですが、帰宅後に見てみると保冷剤が引きずり出され、オリバーの歯型が！いくつか小さな穴があいてました。歯が小さいので液漏れはわずかでしたが、夏場に輸送する場合は保冷剤は必要だと思うので、留意したほうがいい点ですね。
以上です。
とりあえず、2時間程度なら新幹線移動も可能かな…というのが結論です。
もちろん準備したうえで、ですが。40℃近い猛暑日や帰省ラッシュで新幹線が満員になる時は避けるのが無難でしょう。
かなりの長文になりましたが、今後、日本でトーラーをお迎えする方々のご参考になれば幸いです。