見出し画像

リードの長さと使い方を見直して、安全で楽しい散歩を

 犬のリードは、散歩やトレーニング時に犬を安全にコントロールするために欠かせないアイテムです。リードにはさまざまな種類があり、それぞれのリードが持つ特徴や用途に応じて使い分けることが大切です。この記事では、犬のリードの長さと使い方について、知っておきたいポイントをわかりやすくご紹介します。


地域の自治体の規制を確認する

地域によっては、犬のリードの長さに関する規制がある場合があります。散歩をする前に、自治体のルールを確認し、適切な長さのリードを使用するようにしましょう。


安全確認をする

犬の散歩では、車を運転するときのような安全確認が求められます。特に、曲がり角や視界がわからない場所では、愛犬を先に歩かせないようにしましょう。これは長いリードを使っている時だけでなく、どんな長さのリードを使っている場合でも同じです。愛犬の様子をしっかり見守り、安全を確認しながら進むことが大切です。


短~中の長さのリード

長さ

ショート(短):
 約1メートル(通常は50cm〜1m)
ミディアム(中):
 約1.2メートル〜1.5メートル

使い方

  • 安全性が必要な場面で便利:短いリードで、愛犬との距離を近くに保つことができます。混雑した場所など、安全性が特に重要な場面で便利です。

  • トレーニングが必要:引っ張らないように歩くトレーニングが重要です。トレーニングを行わずに短いリードを使用すると、犬にフラストレーションを与える原因となり、引っ張り癖やその他の散歩中の問題が発生しやすくなります。

  • 小型犬はリードの長さに注意:小型犬の場合、リードが短すぎると自由に動き回ることができず、ストレスを感じやすくなります。愛犬のサイズに合ったリードの長さを選ぶことが、快適な散歩に繋がります。


スタンダードリード(標準的な長さ)

長さ

スタンダード(標準): 約1.5メートル〜2メートル
海外の標準リード:6フィート(約1.8メートル)

使い方

  • 一般的な散歩:愛犬が自由に歩きながらも、飼い主が適切にコントロールできる距離感を保つために、最も広く使われているリードの長さです。

  • 中型犬や小型犬、大型犬にも適している。

  • 社会化やリードでの歩行練習が必要:散歩中に出会うさまざまな刺激や環境に慣れ、リードを使って上手に歩く練習をすることが必要です。短いリードと同じく、トレーニングや社会化が不十分な状態で使用すると引っ張り癖やその他の散歩中の問題が発生しやすくなります。

  • ロングリードが使えない場所でもBATリードスキルを活用しやすい長さです。


ロングリードにはハーネスとの併用が推奨される理由

特に3メートル以上のロングリードを使用する場合は、ハーネスとの併用を強くおすすめします。

長いリードを使うことで犬の動きが自由になり、その分体への負担やリードを引っ張った際の制御が重要になります。特に、リードを引っ張った際に首にかかる圧力を避けるため、ハーネスは安全な選択肢となります。

また、BATリードスキルを身につけることで、安全にロングリードを使用する自信が持てます。このスキルを活用することで、愛犬とのコミュニケーションが円滑になり、リードを使った散歩がさらに楽しく、効果的に行えるようになります。


ロングリード(5メートル以下)

長さ

ロング(5メートル以下):約3メートル〜5メートル

BATには15フィート(4.5m)または5メートルのリードが適しています。

使い方

  • 自由な動きを促進:愛犬が周囲の環境を探索したり、自由に動き回ったりするのに十分な長さです。

  • 社会化に利用:愛犬が自由に歩いたり、探検したりするスペースを提供しながらも、コントロールを維持しやすい長さです。この長さなら、社会化に必要な距離感を保ちつつ、急な動きにも対応しやすくなります。

  • 犬の様子を常に観察:犬がどこにいるか、何をしているかを常に把握し、危険な状況を避けるようにしましょう。

  • 呼び戻し練習:ロングリードを使う前に、呼び戻しの練習をしておくと安心です。万が一、犬が予期しない方向に進んでしまった時でも、安全に呼び戻すことができるようになります。

  • 周囲への配慮:他の犬や人との接触に注意し、マナーを守って使用しましょう。人通りの少ない公園や広場など、安全な場所で使いましょう。

まだリードでの歩行に慣れていない犬でも、ロングリードを活用することで、散歩を楽しむことができます。ただし、ロングリードは、絡まったり、犬が急に走り出したりするなど、思わぬ事故につながる可能性があるため、安全な場所で、飼い主がしっかりと管理できる範囲内で使用することが大切です。


5メートルから超ロングのリード

長さ

  • ロング(5メートル以上): 5メートル〜10メートル未満

  • 超ロング:約10メートル以上

使い方

  • 広い公園やビーチで愛犬に十分な自由を与え、自由に遊んだりする機会を提供するために利用されている。

  • 遠距離のトレーニングにも使われている。

  • リードの扱いに慣れる練習が必要:リードが絡まったり、引っ張られたりしないように、適切にリードを調整しながら使うことが大切です。

長いリードは愛犬に自由を与える一方で、飼い主が愛犬をしっかりとコントロールできる範囲内で使用することが求められます。安全を確保するためにも、常にリードを適切に管理し、状況に応じた対応を心がけましょう。


安全と自由のバランスを重視して

  • 愛犬に合わせたリードを選ぶ:活発な犬には、ある程度の長さのあるリードで自由に動けるスペースを与えつつ、コントロールしやすい長さのリードを選ぶと良いでしょう。小型犬の場合は、短かすぎるリードだと引きずられてしまったりすることもあるので、愛犬のサイズや動きに合った長さを選ぶことが大切です。

  • 散歩する場所に合わせてリードの長さを調整する:人通りの多い場所や公園など、周囲の環境に合わせてリードの長さを調整しましょう。

リード選びは、愛犬の安全と快適な散歩のために非常に重要な要素です。適切なリードを選び、安全と自由のバランスを保つようにしましょう。

愛犬との絆を深めながら、安全な散歩を楽しんでくださいね。

いいなと思ったら応援しよう!