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次元上昇の日
2025.2.22、23。池袋black holeでの2daysワンマンに行ってきた。
この2日間を以てギターののあかさんが脱退する、いわば5人のCHAQLA.のラストライブだった。
結論から言えば、本当に良いライブだった。
まだ感情がぐちゃぐちゃで、うまく文章にまとめられるかわからないけど、このぐちゃぐちゃの感情をありのままに残しておきたいからnoteに記す。
忘れたくない記憶や気持ちを具体的に残すには、文章を書くしかないからね。
初日の2.22、ライブ前にきょうだいみんなでウイーンに行ってきた。
太陽の悪魔のMVに出てくるあの素敵な喫茶店、ずっと行ってみたかったのだ。
シックな雰囲気の店内にはCHAQLA.のポスターが貼ってあったり、Bikkyさんが描いたお店の猫ちゃんの絵が飾ってあったりして、チャクラーとしてはすごく嬉しい空間だったし、何よりコーヒーがめちゃくちゃおいしい!!
喫煙可だしまず喫茶店としてすごく素敵で大好きなお店になった。
CHAQLA.のファンなんです~とお店のママさんに伝えると、奥からノートを持ってきてくれた。中にはチャクラーからのメッセージや、CHAQLA.のみんなのメッセージがたくさん書かれていた。
こんなノートまで置いてくれているなんて、なんて素敵なお店なんだ…と感動しながら、みんなでメッセージを書いた。
手紙と違って即興性が求められるから、取り敢えず素敵なお店であることとCHAQLA.が大好きなことを認め、カメラロールの一番最初に出てきた次元上昇のすゝめのMVの鷹乃助さん(スクショしたもの)をササーッと描いてお店を後にした。
ライブの前からCHAQLA.に関するものに触れることができて、ライブに対する感情は寂しさよりも楽しみが上回っていた。
肝心の上巻のライブは、とにかくいつものエネルギーを上回る熱量のライブだった。リーインカーネーションから始まり、一気にMCなしで10曲くらい駆け抜けていったのにびっくりした。メンバーも初めての試みだったらしい。
ようやく入れられたMCでは、Bikkyさんとアニィさん、鷹乃助さんがのあかさんへの餞の言葉を口にしていた。kaiさんだけ、明日に言葉を取っておくと何も言わなかった。(アニィさんに大体のことは言われてしまったらしい)
個人的には鷹乃助さんが「抜けることはもう大丈夫、ただひとつだけ。やめてからバンド組まなかったらぶっ殺す」と言っていたのがすごく刺さっている。それだけのあかさんの存在が鷹乃助さんにとって、CHAQLA.にとって大きかったんだなということがすごく伝わってきた。
でものあかさんを殺すとアニィさんが鷹乃助さんを殺すらしいし、鷹乃助さんを殺すとBikkyさんがアニィさんを殺すらしい。そしてCHAQLA.はkaiさんとBikkyさんのユニットになるんだって。
それは寂しいのでまじでのあかさんはバンド組んでください。
セットリスト含めてこの日のライブはとにかく熱いワンマン!という感じで、のあかさんが脱退することなんて嘘なんじゃないかと思うくらい楽しいライブだった。
新曲の次元上昇のすゝめもすっごく良かったし、特にのあかさんのソロがめちゃくちゃかっこよかった。
それが逆に明日で5人のCHAQLA.が終わってしまうことの寂しさを助長させていたのかもしれない。
2.23、下巻の日。次元上昇のすゝめ始まり。衣装はメンバーそれぞれ思い入れのある衣装を選んだそうで、ほぼ全員最初のリーインカーネーションの衣装を着ていた。リーインカーネーションの鷹乃助さんは上裸だったので、鷹乃助さんは赤衣装を着ていた。
衣装は「これまで」のCHAQLA.、でもセットリストは「これから」のCHAQLA.を意識するような感じだった。新曲のhi-liteもCHAQLA.らしさ全開でとてもよかった。
PLAY BACK!!!の時、ギターソロでkaiさんのギターの弦が切れてしまったようで、アドリブでフレーズを変えていたのだけど、それがすっごくかっこよかった。しかし演奏し終えてからkaiさんが怒りながら、「もう一回PLAY BACK!!!やろ!!」と言い、もう一度PLAY BACK!!!をやった。大好きな曲なので嬉しかったし、どれだけ今日のライブに魂を込めているかがすごく伝わってきてちょっと泣きそうになった。納得のいくPLAY BACK!!!ができていたらいいなと思う。
本編最後の蛍の光。イントロに入る前からkaiさんが泣き出してしまって、メンバーがみんな泣きながらがむしゃらに演奏していて、こっちまで泣きそうになってしまった。愛と熱のこもった蛍の光だった。あの光景はきっと一生忘れないだろうな。
アンコールのMCで、先日は口を閉ざしていたkaiさんがのあかさんへの餞の言葉をゆっくり少しずつ話していた。
「CHAQLA.に相応しいギタリストは現状のあか以外いない、だからギターは入れない。」と言い切っていた。その言葉の重さたるや。
普段ステージ上での口数が少ないkaiさんから発せられるのあかさんへの言葉はひとつひとつが重たくて、ただ聞いているだけのオーディエンスの私にさえ深く突き刺さって抜けない。
のあかさんは「CHAQLA.をやってきたから、ようやく自分の中のやりたいことが明確になった。」と言っていて、本当に脱退というよりは卒業なんだな、と思った。この2日間改めてのあかさんのパフォーマンスを観て、のあかさんならこれ以上にかっこよくなって帰ってきてくれるだろうなという安心もあった。心からのあかさんの門出を祝福したいな、とも思った。
だけど最後のミスキャストで、のあかさんがお立ち台に立っていつもの振り付けをやる姿を見て、「いかないで」と思ってしまった。
のあかさんが作ったこの振りを、のあかさんが踊る姿がもう見られないと思うと涙が止まらなくて、でもミスキャストは本当に楽しくて。悲しくて唇は歪むのに楽しいから笑顔になってしまって、もう本当に酷い顔をしていたと思う。
5人のCHAQLA.は最後だから焼き付けなきゃ、と思えば思うほど涙で視界がぐちゃぐちゃに歪んでうまくできなかった。
最後、のあかさんを騎馬戦みたいに持ち上げてみんなで捌けていく楽しそうな姿を見て、余計涙が止まらなくなってしまった。
幕が閉じて、新曲の煙と共に流されるスライドショーも、5人のCHAQLA.がぎっしり詰まっていた。煙の歌詞ひとつひとつがぐずぐずの心に沁み込んでいく。
スライドショーが流れ終わったその時、幕の向こうからメンバーが大きな声で「ありがとうございました!!!」と叫んだ。
もうこれ以上泣かせないでくれよ、とまた泣きながら笑ってしまった。
私って、こんなにもCHAQLA.のことが大好きだったんだ、と改めて気づいた日だった。
こんなにも5人のCHAQLA.が大好きであの景色を失いたくなかったんだな、と涙をタオルで必死に拭いながら思った。
これからCHAQLA.は4人になる。色んなことが発表された。正直期待も不安も入り混じっている。
でもこんなに最高なライブをしてくれているバンドなんだから、きっともっとソリッドでかっこいいバンドになってくれるに違いはない。
だって今まで観たCHAQLA.は、いつだって最高でかっこいいライブをしてくれていたから。私はそんなCHAQLA.を信じている。
これからもCHAQLA.のことはできる限り追いかけ続けていきたい。
勿論、のあかさんがステージに戻ってくる日も見届けるつもりだ。
でも第1期の、私にとっての完全体のCHAQLA.はこの日で終わりました。
今までありがとう、CHAQLA.
そしてこれからもよろしくね、CHAQLA.