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12/13
何年経っても、この日付を見ると「あ。」と思う。
今日はMORRIGANのKULOEさんの誕生日だ。
MORRIGANのこと、KULOEさんのことはここでずっしりと(としか表現できないくらい重い気持ちを)綴っているので、MORRIGANのことを知らない人は良かったら読んでみてください。
12/13といえば、V系界隈にいる人間が真っ先に思い浮かべるのが、hideさんの誕生日だろう。
12/13になる度に思い出すのが、その日のTwitterのTLだ。
みんながhideさんのお誕生日をお祝いするツイートをしている中、私含めたごく数人のもりぎゃ(MORRIGANのギャのこと)たちはKULOEさんのお誕生日をひっそりと祝っている。何故だかその光景は今でもありありと思い出せる。色々な人がhideさんやKULOEさんを祝っている、あたたかくて優しいTLだったからかもしれない。
いつかKULOEさんも、hideさんぐらい大々的にお祝いされるくらいの存在になってくれたらいいなーとこっそり思っていたっけ。
KULOEさんの誕生日前後には、「棺桶会」といういわゆる生誕ライブが開催されていた。
KULOEさんがいつも収まっている棺桶をフロアに展示したり、終演後に「棺桶ぶち込み会」という名の棺桶との撮影会が実施されたりした。
KULOEさんを象徴する棺桶が間近に見られる機会はそうそうないので、すごく楽しかったことを覚えている。
初めて行った棺桶会は、受験を乗り越えて初めてのライブだった。KULOEさんに「合格祝いぶち込みだね。」と言われたのが、意味が解らないけど嬉しかったのを今でも思い出す。
12月はこの棺桶会に加えてクリスマスライブなどもあったので、もりぎゃとしてはとても楽しい月だった。そのせいか今でも12月になると少し気持ちが明るくなっている自分がいる。今通っているバンドたちはクリスマスライブをしないし、12月生まれのメンバーもいないから、少し寂しい気持ちもある。
棺桶で眠ったままのKULOEさん、今はどうしているのだろう。元気に暮らしているといいな。
もういないバンドの、引退したメンバーの誕生日を祝うなんて滑稽かもしれない。
けれど、MORRIGANというバンドにKULOEというかっこいいベーシストがいたということを忘れたくない。
紛れもなくMORRIGANは私の青春で、KULOEさんは青春の象徴だったから。
改めてKULOEさん、お誕生日おめでとうございます。素敵な1年を。