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生きにくいADHD&SADの学生生活〜中学編〜

中学の時は遅刻してばかりだった。
時間が単純に守れないのと、SADにより教室にいると発作が出てしまうから授業中に飛び出して行ったり保健室でよく寝ていた。

部活は1年生の最初にミュージカルをしていたことや友達が入ったこともあり演劇部に入ったが、すぐに行かなくなった。
2年生で転校生のチナツがやってきた。転校生というだけで私は仲良くなろうと近づいた。
彼女の3年のお兄ちゃんは気合の入った金髪で目立っていた。これを機にヤンキーグループとつるみ始め、その中の男子と付き合っては別れてを繰り返していた。
周りは原付を盗んでノーヘルで走り回ったり、堂々と飲酒、煙草、万引きなんかもしていたが、私は横で見ているだけで勇気がなくて出来なかった。
自分をよく見せたいとかではなく、私は悪くはなりきれない中途半端な人間なのだ。
煙草も吸ってみたものの美味しいなんて思う訳もなく、所謂フカシで吸ってるフリをしていた。
チナツの知り合いの半グレみたいな人とも出会い学校をサボって都会に車で遊びに連れて行ってもらった。
制服だと目立つからと古着屋で服も買ってもらい親にバレ、学校をサボったことで担任にも呼び出された。担任は普段は真面目で温厚なタイプだが所謂キレるタイプで、呼び出されるなりいきなりヒステリックに捲し立てられた。とても怖くなり大声で泣いた。
また男関係でヤンキーグループの女子に詰められた時も大声で泣いてしまった。
昔から人から責められるのが苦手で、突然大声で泣き喚いてしまうことが何度かあった。これも何だかの症状なのではないかと思う。
結局この間にやった悪いことといえば学校をサボって遊びに行ったこと、煙草、夜中に家から抜け出して遊びに行ったりした程度だ。
ヤンキーグループの男子と付き合っていたりしたがそちらは本命ではなく、推しの先輩がいて友達と一緒にストーカーまがいに追いかけていた。
家の前で張り込んだりしていた。
今となっては自分が怖いレベルで追いかけていた。

ヤンキーグループから抜けてある程度真面目な子もいるけど少し目立つレベルの子達と過ごすようになった。
そこでも最初は良かったがだんだん浮くようになり、途中で全員と大喧嘩をして一人で過ごすことが多くなった。

当然ながら勉強なんて全くやらなかった。宿題もしないし、そもそも勉強の重要性なんて全く理解できる訳もなかったので毎日ダラダラと遊んでばかりいた。
それでも何とかチナツとは結局同じ高校へ行くことになる。


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