中古車を買う時にチェックすること

新車ではなく中古車を買う場合、色々確認しないといけない事があります。店頭に置かれるまでの間、どういう使われ方をしたのかが分からないので、車の劣化具合を自分でチェックできるようにしておきましょう。「自分のものは自分で面倒見る」が何事も原則です。
車に慣れていない人向けなので分かりやすくかつ専門知識が無くても確認しやすいポイントに絞っています。

まずはその車の「メンテナンスノート」を確認しましょう。
これは車に対し整備を行った場合、「いつ」「誰が」「何をしたのか」を記録しておくものです。これにびっしり何かしら書かれているのであれば、ちゃんとメンテナンスされてきた証拠です。

これだけ重要なメンテナンスノートですが、無いというケースが多いです。前オーナーの個人情報が書かれているので見せられないというのが事情のようです。
もしメンテナンスノートが無いと言われた場合は、ボンネットとかドアのヒンジ近辺を見て、日付と走行距離が書かれたシールを探してみましょう。こんな感じのやつです。

これはオイル交換の記録用

メンテナンスノートに書く他、こういったシールで記録を残す事も多いです。よくあるのがオイル、水関係の交換ですね。(エンジンオイル、ブレーキフルード、クーラントなど。)
こういったものも定期的に交換しないといけません。交換しているか否かで車の寿命は大きく変わります。逆に言えばこういった液体関連の交換(特にオイル)をきちんと交換していれば、車の寿命は飛躍的に伸びます。
メンテナンスしてきたのに全くシール類が貼られていないというケースはあまり聞かないので、まずはここで買うか買わないかの判断ができるかと思います。

他に見るべきポイントは

  • オイルのフィラーキャップを取って蓋の裏に黒いコゲのようなものが付いていないか(ついてる場合はオイル交換を怠ってた可能性大)

  • ゴム類(ホースとか)を見てヒビ割れが無いか(ゴム類は劣化の度合いが確認しやすいのでチェックポイントです。)

  • コールドスタートでのアイドリングが安定しているか。(エンジンが冷たい状態でエンジンをかけてアクセルを踏んでない状態で、エンジンの回転が一定かどうか。)調子が悪いと回転数が細かく上下したり、「カタカタ」といった音が聞こえます。

    • 悪質な業者だと、予約の時間に合わせて予め車を温めていたりする場合があります。なので必ずコールド状態で確認する事が必要です。エンジンかけたばかりなのにボンネット開けてエンジン触ったら暖かかった場合、予め暖気されていた可能性大です。

あとこれは重要ですが、ニュートラル状態でエンジンの回転数を上げてみましょう。回転数を上げる事でエンジン各部に負荷が入ります。それによってアイドリング時には聞こえなかった異音(カタカタとかそんな感じの音)が聞こえる事があります。聞こえた場合はエンジンに重大な欠陥がある可能性が高いので正直買わないほうがいいです。
一番いいのは下回りを見せてもらう事ですが、リフトアップしないといけないので対応してくれる所は少ないです。


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