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炭水化物量でみる Vol.2

愛犬のドッグフード(総合栄養食)選びって難しい。
そんな時は、炭水化物量を判断材料とするのもありかと考えます。

そもそも。

「総合栄養食」とは、毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該のペットフード及び水のみで指定された成長段階における健康を維持できるような栄養的にバランスのとれたもの。
*栄養成分基準はAAFCO(全米飼料検査官協会/民間)を参考としている

簡潔に言うと、”ドッグフードと水のみで健康が保たれる”という事。
言い換えれば、”健康を保つ為の食事の全て”だとも言えそうです。

そのドッグフードで総合的に栄養を摂る訳ですから、バランスが大切。
そして、栄養バランスは表示される栄養分析値のみで知る事となります。

ちなみにドッグフードの保証成分の表示義務となっているのは、
(たんぱく質・脂肪・繊維・灰分・水分)の5つです。

食品(人間用)は、熱量・たんぱく質・脂肪・炭水化物・ナトリウム(食塩相当量に換算したもの)です。
ドッグフードに炭水化物量の表示義務がない理由は何となく想像できるかと思います。

犬の食事は、高たんぱくが必須、炭水化物不要、いや炭水化物重要、高脂肪?低脂肪?等、昔から現在に至るまで意見が分かれていて何が正しいのかわからない。メーカーのマーケティング的なアクションも様々ですし。
犬は肉食?犬は雑食?、犬は肉食傾向の雑食?も含め。

それらを踏まえた上で考えると、私はこんな感じに捉えております。

個人的には、「高たんぱく・低炭水化物」が最適だと考えております。炭水化物が不要だとは言っておりません、”多すぎる”のは良くないと言いたいのです。

保証成分表の5つの内、繊維・灰分・水分はドライフードなら他のフードで大きな差はないのであえて無視する。たんぱく・脂肪・炭水化物の割合で見ます。A(たんぱく・脂肪)とB(炭水化物)は天秤の様なものです。Aが多ければBは少ない、または逆というだけです。

例として、こんな感じのドッグフードがあるとする。
1.たんぱく20-25%、脂肪10-20%、炭水化物50-60%
2.たんぱく25-30%、脂肪10-20%、炭水化物40-50%
3.たんぱく35-45%、脂肪10~20%、炭水化物20-30%

私なら3番の様な配分のフードを選択します。

たんぱくや脂肪がどうではなく「炭水化物量が30%以内くらいで見る」という捉え方です。
なぜなら炭水化物量がその程度なら必然的に求めるたんぱくや脂肪量となるでしょう。
もしくは、たんぱく%より少ない炭水化物%となっているもの。

*ドライフードの場合です、生食になると炭水化物量はもっと少なくなる
*原材料の種類、質は考えないものとする

数値だけの話ですが、安価なフードほど高炭水化物です。炭水化物が必要で重要な栄養素というならば、皆様の愛犬の食事代は安く済むことでしょう。

「シンプルに炭水化物量で捉える」
たんぱく・脂肪が多い少ない、炭水化物がいるいらないではなく、炭水化物
(糖質)量が多いドッグフードが犬達に適していないのではないかという事です。
これは数字の話であって、原材料の質と何を使うか、どのような加工をしているかが一番大切だというのは大前提ですけどね。

因みに、自分が販売しているドライフードのRAWZ(ラウズ)は、タンパク40%、脂肪12%、炭水化物22.5%です。この配分だから取扱いしているというのも”理由のひとつ”です。

犬にとって動物性たんぱく質がとても大切な栄養素だと思います。
ですが、
この話は栄養学がどうとか犬の構造がどうだという話ではないです。
難しい事は考えず、犬は炭水化物(糖質)を多く必要としない動物なんだなって話です。


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