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洋服は安いかろう悪かろう?
こんにちは。ドットエフです。
アパレル業界歴10年以上のアラサーメンズがファッション「そういえばなんで?」を皆様にお届けいたします。
本日のテーマは、
「洋服の価格について」〜高いと高品質で安いと低品質?〜
今回のテーマ興味ないよ〜って方は、他の記事覗いてからお帰りいただけたら光栄です。興味は人それぞれだと思います。見たいものを見るそれがファッションです。
昨今、電気代の高騰やら物価高などが騒がれていますね。私たちの生活が大きな転換期を迎えようとしています。
アパレル業界も当然大きな影響を受けております。その影響については1テーマとして別記事で書かせてください。
特に生活必需品ではないファッションは最初に切り詰めていくジャンルではないかと思います。こんなことを言っている私だってそうです。笑
ファッションは大好きですが、腹の足しにはなりません。
ですが、なぜか私たちはおしゃれという言葉の魔力に魅了されてしまっています。
そんなこれから先の未來の為に損をしない考え方の一つとしてお届けいたします。
ようやく本題になります。
結論から言えば、安い方が絶対に品質が悪いということはありません。
安くする為の企業努力が沢山つまっています。
安いと聞くと思い浮かぶ代表格はしまむらだと思います。一例としてしまむらが行っている商品を安くする努力をお教えします。
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安くできる企業努力(しまむらの場合)
①高原価
→販売価格の50%以上がほとんど。平均が35%~40%なので利益を減らして低価格に。
②ローコストオペレーション
→接客を基本的に行わないため、人員を最小限にして人件費をかけない店舗運営。
③店舗数
→全国1400店舗展開。1店舗に1枚づつの計算でも、基本3サイズ展開なので4000枚以上の製造枚数。
このように努力がある上で、安くしているのでお値段以上の品質の商品を探すことはそう難しくありません。
また、売れないロスの商品を出来るだけ出さないことで、保管料を抑えるなど見えないところで出来るだけ切り詰める分品質に還元できます。
コストを想像したときに商品でカットすることを想像しがちですが、それ以外で削っていくことで洋服の品質を保っています。
実はこういった安さが売りのショップには、、、、
GLOBAL WORKやNiko andなどの有名ショップと同じ素材を使っている商品が沢山あります。それでいて値段は半分。コスパは半端なく得ではないでしょうか。。
特にメンズはレディースほどマーケットの市場が大きくないので、多い傾向にあります。
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しかし、現実的は値段が安く、さらに品質の良くない商品も沢山あります。世間のイメージは間違ってません。
販売価格が安いということは、原価が高くとも限界があります。
わかりやすく言うと、決まったお小遣いの中でのやりくりなのです。
個人的な見解でいうと、平均価格の安いショップになればなるほど、品質の良いものと悪いものの振り幅が大きいです。そこが良くないところであり、世間のイメージの原因です。
じゃあ安い店で買うなってこと?となってしまいそうですがそうではありません。
品質が悪くても着れない訳ではないです。さらに遠くから見ただけで見極められる人なんてそう多くはないです。
品質がいいのは、長く着れるなど多くのメリットがありますがファッションというのはそれだけではないです。
着て楽しむことを大優先にして楽しんで頂ければ嬉しいです。
ただ値段というのはある程度の信頼と安心の面もあると思います。記事を読んでやっぱり安心も欲しいなという方はTシャツ¥3500~¥4000くらいのブランドを優先に探してみることをおすすめします。
次回、品質が悪いとは?ということにさらに深掘りしてこのテーマをまとめます。
少しでも面白いと感じていただけたらまた読んでもらえたら幸いです。
またお会いしましょう。