特徴から料金まで解説！「Claude 3.7 Sonnet 」と「 Claude Code」の全貌。

2025年2月25日 22:55

こんにちは！AI-Bridge Labのせいやです😊

Anthropicの最新のAIモデル「Claude 3.7 Sonnet」とエージェント型のコーディングツール「Claude Code」がリリースされました。

特にClaude 3.7 Sonnetは、先日公開されたX社のGrok3と同じようにモード選択で思考のタイプを変更できるので「ハイブリット推論モデル」として注目を集めています。

この記事では「Claude 3.7 Sonnet」と「Claude Code」の特徴や機能、評価や料金体系について詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

1. Claude 3.7 Sonnetとは

Claude 3.7 Sonnetは、2025年2月25日にAnthropicがリリースした最新のAIモデルです。このモデルは、「ハイブリッド推論モデル」として、素早い応答と段階的な思考プロセスの両方の性質を持っています。

1-1. 主な特徴と機能

ハイブリッド推論モデル（即時回答＋深い思考）

・標準モード：質問するとすぐに回答が返ってくる
・推論モード：回答する前に質問の内容や意図をじっくりと考える

可視化された思考プロセス

・回答を出力する前に推論過の程を表示してくれる
・複雑な問題の解決やデバッグが容易

APIの柔軟性

・ユーザーが最大128Kまでトークン数（思考予算）を設定可能
・速度と回答の質のバランスを調整可能

1-2.Claude 3.7 Sonnetの評価

高い性能と実用性

・コーディングタスクへの評価

(1) SWE-bench：ソフトウェア開発性能

SWE-bench は、AIがソフトウェアの不具合を修正したり、コードを効率化したりする実力を検証するテストです。

SWE-bench Verifiedで70.3%（高計算リソース使用時）、標準モードで63.7%を達成

(2) TAU-bench：AIエージェントのタスク処理

TAU-bench は実際のビジネス環境でAIがツールを使いこなし、タスクを完遂できるかどうかを評価したものです。

1-3.料金

Claude 3.7 Sonnetの非推論モードであれば無料版でも利用可能です。

API料金

1M（100万）入力トークンあたり： $3
1M（100万）出力トークン（extended thinkingの思考トークンを含む）あたり：$15

このプランなら、既存ユーザーもコストを気にせず新しいモデルを活用できるのが魅力的なポイントですね！

🔽既にPerplexityでも実装されています。

2. Claude Codeとは

Claude Codeは、開発者向けのエージェント型のコーディングツールで、ターミナル上から直接AIにコーディング関連のタスクを依頼できます。
これまでのClaudeモデルではコーディング能力の向上が図られてきましたが、独立したエージェンティックツールとしてのリリースは今回が初めてとなります。

2-1主な機能一覧

コードの検索と読み取り
自然言語での指示に基いて、コードを理解して情報提供してくれる
ファイルの編集
コードの修正やバグの修正を自動で実施
テストの作成と実行
テスト駆動開発（TDD）をサポート
GitHubとの統合
プログラムを書いたり修正したりした後に、変更内容を直接GitHubに保存して、送信できる仕組みを持つ

2-2.コードの対応システム

ターミナル内での動作
- AIエージェントが開発者の指示に従い、リアルタイムで作業を進めます
- テスト駆動開発、デバッグ、大量のリファクタリングに有用

①最初のコマンドでは、claudeを使って「認証システムはどのように機能していますか？」と質問しています。

②次に $ claude commit というコマンドは、1つのコマンドで変更内容を記録するコミットを作成する指示です。
これによって、手動で複数の操作を行う手間を省いて、簡単にバージョン管理ができるようになっています。

③最後のコマンド $ claude "認証モジュール内の型エラーを修正する" は、
認証モジュールに存在する型エラーの問題を自動的に修正する指示です。
複数のファイルにまたがるエラーを一括で解決するため、効率的なコードのメンテナンスが実行されます。

🔽のデモ動画では、実際にClaude Code上で自律的にコードを書いてアプリの編集をしてくれています。

Anthropicがリリースしたエージェント型コーディングツール「Claude Code」に関しては、こちらの動画がわかりやすかったです。
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（字幕：クラウド -> Claude） https://t.co/nWT5y3rnMn pic.twitter.com/oISo8mAo1W
— d (@d_1d2d) February 24, 2025

2-3. Claude Codeの活用事例

1. 家庭内のタスクの自動化

家計簿アプリの作成： 毎日の支出を記録・管理するための簡単な家計簿プログラムを作ることで、収支の把握が楽になる。
リマインダー・スケジュール管理： 毎日の予定や買い物リストを自動で整理してくれるツールを作れば、忙しい日常でも大活躍してくれる。

2. 学習支援ツールとしての利用

勉強サポートアプリ： 数学の問題を自動生成したり、英単語のテストを出してくれるようなクイズアプリなどを作ることで、学習効率が上昇。
学習進捗の管理： 自分の学習状況を記録するアプリを作成すれば、目標達成に向けたモチベーションアップにも繋がる。

まとめ

Claude 3.7 SonnetとClaude Codeは、AIとユーザーの開発スピードを早めて、業務効率を上げたり重要なプロジェクトの推進に大きく貢献することが期待できます！

Claude 3.7 Sonnet： ハイブリッド推論モデルとして、迅速な対話から複雑なタスク解決まで対応可能
Claude Code： ターミナル内でのコーディング作業を自動化し、初心者から上級者まで幅広くサポート

今後のアプリ開発や業務自動化において、この2つのツールは欠かせない存在となるはずです。
ぜひ一度試してみて、ご自身の業務やプロジェクトに活かしてみてください！

AI-Bridge Labについて

AI-Bridge Labでは、今後も生成AIの活用事例について、継続的に情報を発信していきます。
最新のAI技術とその活用方法について、ぜひ一緒に学んでいきましょう！

メール：ai_business@doerstokyo.jp

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