学位授与機構(単位積み上げ型の学士の学位)
1. 新しい学士への途
2. 専攻分野や区分(並び順は「新しい学士への途」での順番)
2-1. 文学(心理学)
2022年までの累計で、文学全体としては684人。
X(Twitter)を見ると、心理学が好きな人がとても多いのに、なぜ学位授与機構(文学、心理学)を申請しないのかとは思う。人数からすると、看護学並みの一大勢力になるが、心理学の人は学位ではなく、資格が好きなのだろうか。
2-2. 教養/学芸(科学技術研究)
2022年までの累計で、教養で192人、学芸で54人。
放送大学で学士(教養)を取れるので、取るなら学士(学芸)とは思う。
2-3. 法学
2022年までの累計で、法学で113人。
2-4. 看護学
2022年までの累計で、看護学で9,066人。
例は、たくさんあるで、省略。
2-5. 工学(情報工学)
2022年までの累計で、工学全体としては33,315人。
工学(情報工学)の「修得するべき専門科目と関連科目の単位」について、X(Twitter)でどの科目が該当するのかの推察が様々書かれている。
この点については、高専の専攻科の科目表は、高専にて専攻科として学位授与機構に申請できるようにするために組織として作っているものであるので(例えば、https://www.kagawa-nct.ac.jp/EIC/6_R05_CN_jyouhou.xlsx)、参照する余地があると思う。
よく話題になる「情報工学に関する演習・実験・実習科目」について、https://www.kagawa-nct.ac.jp/EIC/6_R05_CN_jyouhou.xlsxは「卒業研究」や「特別研究Ⅱ」もある。その点からすると、放送大学の卒業研究の「卒業研究(情報)」6単位も有効なのではないか(これだけだと怖いので、バックアップも準備するという考え方もある)。
また、放送大学でも、「演習」と明確に名前が付く情報学コースの授業が増えている。
3. 学位授与数
全体は「学位授与に関する各種資料」にある。
学士の専攻分野別の数は、「2.短期大学・高等専門学校卒業者等を対象とする単位積み上げ型の学位取得者数の推移」にある。
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合否の情報は「機構ニュース(広報誌)」の6月(10月期分)と11月・12月(4月期分)に掲載される。
4. 学位授与数(個別)
4-1. 取得率(表)
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4-2. 取得率(表)へのコメント
「内、専攻科」というのは、高専や短大の専攻科からの申請した者の数。高専ならば、高専の5年間に2年追加で在学して、学士を取得する。短大ならば、短大の2年間に2年追加で在学して、学士を取得する。
「内、専攻科以外」というのは、全体から、上記の専攻科の部分を除いた、短大なり大学なりの単位を元に、他の大学(例えば、放送大学など)の単位を積み上げて、申請した者の数。
(累計)の行の、「内、専攻科以外」の列を見ると、工学(情報工学)は52人申請して、30人が取得でき、58%の取得率。
「52人申請して、」について。X(Twitter)では、学位授与機構の工学(情報工学)について、まま見かけるので、人数がそれなりにいるように思える。
「58%の取得率」について。工学(情報工学)は意外と難しいのでは。学位授与機構の学士が取得できるかどうかは、会場の試験が上手くできたとかではなく、その前のレポートである程度決まる。そのため、ITの経験があるからと適当にレポートを書いて、専攻科側と比較して見劣りするとか?
ただし、直近3期では、申請22名、取得10名、取得率45%なので、傾向として下がっている。
更新:2025/02/11