入院生活27日目(一時退院1日目:10/12)の記録
00:23
はい、目覚めた。
病院の消灯時間は21:00で、ぼくが寝ようと横になったのは21:40頃。そこから3時間ほどで目が覚めてしまうという、非常に残念な形だなぁ…と悔しい気持ち。
原因はわかっていて、完全に気圧が下がったことによるものです。この入院を機に、気圧が低くなるとめまいがしたり、頭痛が怒ったりして調子が悪くなるようになりました。
何度か書いてるのですが、これまでに経験をしたことがなかったものだから、出会ってきた人たちの中で、気圧によって不具合を申し出てきた人たちを(若干ですよ、若干!)疑ってまし…た。
もう、過去にぼくが出会ってきた低気圧に苦しんでた人たち、本当にごめんなさい。ぼくも同じく苦しめるようになりました。反省してます…。
これまで鈍感だったのが、敏感になったのか。過敏になりすぎたのか。どうあっても嬉しいものではないのだけれど、仕方ないですな。
そこから寝るに寝れず、ただ横になっているだけの時間を過ごしてしまうことになったのです。
04:38
「もう、いいや」と体を起こしたのがこの時間。
体を起こしたら起こしたでめまいが襲ってくるもんだから、ちょっと警戒しながらだけど起きることに。
起きるって言っても目を開けるだけなんだけど。
05:08
noteを更新して、ニュースをバーって読みつつ、体のチェック。病室は4人部屋なのに、1人だから部屋の中を歩いてみる。
特に左足の調子を見るのが目的なんだけど、どうやらトレーニングとかで刺激した後じゃないとまだまだだな…と、ちょっと(わかってはいたけど)ガッカリ。
07:01
今日から二泊三日の一時退院。ワクワクして病衣から着替えようと妻が持ってきてくれたボストンバッグに手を伸ばしますが、違和感に気づく。
…あ、服がない。
そう、バッグの中に入っていたのは下着とタオルのみで、ぼくが外出してはスーパーに行けるような服はどこにもありません。
そう、どこにも…。
09:05
妻と子どもたちが迎えにきてくれた。着替えを持って。よかった、お願いしておいて。まさか病衣のままで病院を後にするわけにはいかなかったからね。そして、迎えにきてくれた子どもたちもそうだし、妻の表情を見て、安心した。
「あぁ、ぼくは帰れるんだ。帰れる場所があるんだ。こんなにうれしいことはない。」
11:24
昼食の準備を妻とともに。
簡単な買い物をして自宅に帰ってから、「何にしようか」と妻と二人で昼食の内容を考えようとしたのだけど、特段、珍しいものでもなく、簡単に準備を済ませられるものを…と考えたところ、いや、たいして考えてもいないのだけど。
「焼きそばにしよう」
切って、炒めながら味をつけて、麺を入れて味をつけて…。そんな感じで簡単に、手早くできるものだし、量のコントロールもしやすい。
ホント、簡単に済ませて、みんなで食べて。
食べ終えると三男が眠そうにしてたから、一緒に寝室へ行き、寝かしつけることにした。
夜中から目覚めてたものだから、彼の眠りに入るタイミングで横になっていると、気づかないうちに、こちらも寝かしつけられる。
三男が寝ている間に長男と次男はレゴブロックで創作活動をしたり、Amazonプライムビデオを鑑賞したり…
ぼくは三男との寝室時間を終えると同時に気圧の変化にやられてしまった。なんとか持ち直したものの、その時間になると、ちょうどよく三男が目覚めた。
14:42
汗びっしょりで起きた彼と共に浴槽にお湯を溜めて風呂へ入ることに。
長男と次男にも「久しぶりに入ろう」と依頼したものの「今日は一緒にいるから、お風呂には一緒に入らない!」とにこやかに今のわからない理由で断りをいただく。
んまぁ、仕方ないか。
風呂から上がると、長男と次男はレゴブロックで創作活動を再開しており、見事な作品集が出来上がっていた。彼らの創作する作品たちは日に日に凄みを増していて、こういうのを成長というのだな、と妙な納得と、改めて「親の手心」を入れなくとも立派に、そして勝手に成長していくものだな…と。
16:31
妻と長男、そして次男の3人がお風呂へ。
その間、ぼくと三男は共に3名を待つことに。
それ以後
随分と雑なまとめ方になったのだけど、それ以後は、5人で食事をして、19:00には三男と次男を寝かした。
特に次男は昼寝をしてなかったからもあるが、もうそれはすぐにご就寝なさった。
三男くんも、久しぶりにぼくが寝かしつけたもんだから泣きじゃくっていたけども、30分も経てば寝息を立てはじめた。
台風が伊豆半島に上陸したり、千葉では地震があったり…。気圧がドンドン下がるもんだから、ぼくのテンションはもちろん、めまいで体調もただ下がり。
…とはいえ、久しぶりの自宅で過ごす家族との時間は非常に満足度の高い、うれしい1日だった。
めまいはもちろん、階段の上り下りは想定したよりも回数が多く、まだ完全とはいえない体では、それなりに負担を感じたのだけど、それとやっぱり、なんだかうれしくて。
ハギビスと呼ばれる台風は本当にスゴい光景を画面を通して、テキストを通して投げかけてきたし、それがなんとも言えない気持ちを引き出す。
こんな風に不安を感じてしまう日を、せめて家族全員で過ごすことができたことは、まだ救いだった、ね。