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行き違いとか認識の齟齬、とか、というお話
自分以外の人と意見が合わなかったり、認識にズレがあったりすることがあります。
得てして、そういう場合をケンカしていると言ったり言わなかったり。
じゃ、その食い違いとか認識の齟齬とかって何で起こるんでしょう。
AさんとBさんがケンカ状態になってしまった場合、どちらが悪いとは言いきれません。
なぜなら、一方のみが悪いなどということは、ほぼありえないから。
“ほぼ”といってるのは、時として起こりうることもあるから。
けど、それにしたって突然、そのような状況になるのではありません。
いわゆるケンカという状態になるということは、お互いに知り合い、一定程度の期間や時間を共有してきた仲だからケンカという状態になるはず。
直接、顔を合わせたことがなく、ネット上でやり合ってることを目にすることもありますが、それだって前提として片方は認識し履歴を辿ってきた中で起こることです。
いきなり無関係の人同士がケンカ状態になることはありえません。
濃淡こそはあれど、関係があるということが、いわゆるケンカの前提条件ということになります。
では、なぜ、したくもないケンカが起こってしまう、もしくは起こしてしまうのでしょうか。
お互いに言い分があるのかもしれませんし、譲れない部分に触れてしまう事案が発生したのかもしれません。
いずれにしても、お互いに知りたいことやわかりたいこと、わかってもらいたいことをわかってもらえなかったりすることで起こってしまうのがケンカという状態。
コミュニケーション不足というのが答えであり、他に解決策が見つからないものということになります。
というのも、無関係の人同士がケンカ状態になることはあり得ないと書きましたが、一定の認識を相手が持ってくれているだろうと期待してしまうのも無関係ではないことの証左です。
どういうことかといえば「自分の(考えている)ことをわかってくれる」と思い込んでいるがために、意見の食い違いや認識の齟齬が発生するのであり、逆をいえば、それがなければ起こり得るわけもありません。
相手は自分のことをわかるはずだという勝手な思い込みによって、相手からのコミュニケーションにおけるハードルを一段と上げてしまうから、『気に入らないこと』が起こってしまうんでしょうね。
そもそも人間は言いたいことなんていえないはずで、そもそも生まれた瞬間にぼくたちは言葉を話せるわけではなく、覚えていきます。
こうやってぼくが文章にしているのも、覚えたからであり、その方が効率的に物事を伝えられると思っているからです。
ただ、この文章ですべてを言えるのかと言えば、そんなこともないでしょうし、だからと言って、ぼくとこれを読んでくださる方との間に齟齬が生じないかといえば、そんなこともないでしょう。
だからといってケンカ状態を望んで起こしたいとも思わないわけで。
しかし、そう考えるとケンカ状態にしないための秘訣はないかもしれませんが、ヒントはありそうです。
相手に高望みしないこと。
相手と『きちんと』コミュニケーションを取ること。
とはいえ、これ以外にはなさそうです。
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![ゑんどう ≒ 遠藤 涼介](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40756580/profile_6ff9ba76e9999163cbca7e1eb15e0ed1.png?width=600&crop=1:1,smart)