ぼくはレジ袋有料化によって「ライフスタイルの変革」は起こったのか会議
はじめましての方から頻繁に起こしいただく方まで、ようこそ。 どうも、えんどう @ryosuke_endo です。
このnoteでは、特に読む必要がないと感じられることかもしれないけれど、ぼくがだれかと対面して話したい”雑談”を文字化するものなので、そんな雑談にお付き合いくださる方は、ぜひ読み進めてください。
近所のスーパーやコンビニで買い物をするためにレジに並ぶ人たちがマイバッグを持参する姿も定着しつつあります。我が家も妻さんはマイバッグを複数枚用意し、至るところに忍ばせては忘れないように対策したりしてます。
片や、ぼくはどうかというとほとんど変わっていないことを自覚しています。レジ袋が有料化したところでマイバッグを常に持参しているわけではありませんが、レジ袋が有料化する前から不要な際には袋はもらっていませんでした。
この生活が変わったと実感することはなく、袋になるものがなければ優良であろうがなんだろうが関係なくもらっていますし、カバンなどに入るものであればもらいません。
ちょっと経済産業省や環境省が声高に叫んでいた(叫んでいる)レジ袋有料化の目的とやらは何だったのか。そんな余計なことを考えてみたいと思います。
レジ袋有料化の目的は環境保全ではない
まず、レジ袋有料化を主導する立場にある経済産業省のページを見てみると、以下のような文言が書いてありました。
こんなページもありますよ。👇
わかりますかね。ハッキリと「ライフスタイルを見直すきっかけとすることが目的」と記載しています。
つまりですね、環境保全するためのかといった意識を勝手に抱いてしまいがちですが、根本的には「ライフスタイルを見直すきっかけ」にできるかどうかが第一義ってことなわけです。
そこに数値的な目標値などありません。「きっかけ」となったのかどうかを評価する指標などとったところで、本当にそうであるのかを検証することまで含めると大きなコストがかかりますから、やってられるわけないですよね。
ここで「環境のため」になるとレジ袋有料化に乗っかっていた人たちを否定できるのか。そんな必要はありません。「環境のことを考えた」ことこそ、経済産業省の目的に合致しているわけです。
各々が環境について考えたのか、考えているのか。それが大事だってことなのです。
本当にエコバッグ(マイバッグ)はエコなのか
一枚3円のレジ袋。サイズによっては5円になることもありますし、買い物の数が多ければさらに加算されます。
マイバッグ、果たしてエコなんですかね。
安ければ44円とかで買えますから、その分のレジ袋購入分を差し引けばプラスチック利用量が減ることになるんだからエコになりそうなものです。
仮に3円のレジ袋を購入しなかったとして、44円であればレジ袋15枚分の削減につなげることができますから、完全にエコになっていると自身を持てそうな気もします。
ところが、大半の安いエコバッグは素材的にカビが生えやすく、繰り返し利用することによって非常に不衛生になってしまいます。
カビの発生要因は「水分」や「湿度」、「酵素」に「栄養素」などの要因が揃うことによって発生しますが、野菜とか肉、それにペットボトルなどの飲料物をエコバッグに繰り返し入れるのだから、カビが発生するような状態を望んで作り出しているようなもの。
では、繰り返し使えるように高額なエコバッグを用意したとして、金額が2,000円とかのエコバッグを買ったとて、3円のレジ袋を666回以上は使用しなければなりません。
その間、洗濯することを考えると2枚は用意したほうがよさそうですから支出としては4,000円。つまり1,333回以上の利用をしなければ元は取れません。
1日に1回買い物をするとして、単純計算で3.5年以上は使い続ける必要があるのですが、洗濯や保管などの手間等を考えるとレジ袋を購入するカタチで購入活動を取ったほうが精神衛生的にも楽に見えてきます。
エコのためだなんだと考えて自らの心理面を追い詰めるようなことがあっては本末転倒でしょう。WHOは心身ともにwell-beingな状態を目指すべきだとしていますが、エコを目指した行動が結果としてwell-beingにならないのだとしたら、それは本当にエコなのでしょうか。
【結論】ぼくへの影響は軽微
そんなこんなでいろいろと余計なことを考えてみた結果、ぼくにはレジ袋によってライフスタイルを変革するだけの意義があるのかと問われたとて、「いや、それほど...」といった回答になってしまいます。
レジ袋を有料化されようがされまいが「必要があれば使うし不要であれば使わない」といったぼくの態度が変わることはないのです。
ではレジ袋を買ってしまうことはもったいないことなのか。そうともいえないでしょう。自宅で燃やすゴミや生ゴミを分別するために利用することもあれば、保育園や小学校のお着替えが発生する際に入れるための袋としても利用できます。
しかし、エコバッグにはそういった用途は期待できません。それをエコバッグがないからと分別用のポリ袋を買うのであれば、結局は一緒なのではないかってことです。
やれSDGsやESGやらって語句が取り沙汰されてますが、企業経営に置いてほんとにエコ活動になるような事業活動をしようと思えば製造工程を抜本的に見直さない限りは達成できません。
工場、買い替えました!とか工場立て直します!の枕詞を「環境のために」っていえるだけの企業体力がなければ綺麗事は実現できないのです。
産業構造を抜本的に見直さない限り、環境に対するエコ活動のインパクトは起こり得ないわけで、レジ袋を懸命に避けたとしてもインパクトは決して大きくはなりません。
だからといって否定するつもりもなく、ただただ年賀状やハンコのようなものだと認識するだけで、ぼくは何の感情もなく賛成して全面的に乗っかるのかといえば乗りもしない。
エコバッグの存在はぼくにとって、大した影響も与えてくれない存在なのだってことがよくわかりました。
スッキリ。
ではでは。
ゑんどう
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