「ゆっくりと話すこと」と「早口で話すこと」を考える
どうも、えんどうです。
特に誰かに必要性を迫られているわけではないのですが、最近になって異様なまでに話すテンポについて考えています。あ、ちなみに「考える」で終わっているのではなく、実際に誰かと話す際にテンポを変えながらどう話すのがいいのかを模索しているところです。
よくよく考えてみると、ボクが誰かと話をする機会に恵まれていること自体が喜ばしいことなのですが、せっかくその機会をもらっているのであれば、商談であれ雑談であれ、適切に話のテンポを変えられるようにしたいよな、と思っています。
その思考過程にお付き合いください。
ゆっくり話すこと
ボクが意識的にゆっくりと話をする時がどんな時なのかを考えてみると、相手が緊張したり、少しでも不安を抱いてしまうような場面だったり、何かしらの懸念を抱いてしまうような場面では、敢えてゆっくりを話すようにしています。
具体的に並べると、採用に関わる場面。
基本的に応募者と採用側はフラットな関係であるはずなのに、どうしても応募者は希望する立場であるため、採用側が立場的に上のような意識を持ってしまいがちですし、採用側にマウントする意識がなくても応募者側から見たらマウントされているような心持ちになってしまうので意識的にゆっくりと話す必要があるかなぁ、と。
他にも社内で新しく何かしらのことを始めてみよう、と提案を持ちかけたり、既に取り組んでいる業務がある中で新しいことを取り組んでもらうための依頼をかける際に、口頭で説明する機会をもらえたならば、あえてテンポを落として話すことを意識してます。
あぁ、あとはあれですね。
子どもたちと接する時に注意をしたり、指摘をしたりする時に、どうしても感情的な接し方をしてしまうと早口になって捲し立てるような態度になってしまいがちなので、テンポを落として話すように意識します。特に、こちらが何かしらの注意や指摘をしようとする際には、彼らのやっていることを「否定」する形になってしまうことが多々あるので、ゆったりとゆっくりと落ち着いて話すようにしています。
早口で話すこと
逆に早口で話すこと、テンポを上げて話すことを意識する時ってどんな時なのかといえば、相手もこちらも前のめりになって話ができるような場面でしょうか。
一番最初に浮かんでくるのは雑談から始まる壁打ちでしょうか。
意見を交換し始めていくと、段々と興奮してくるので会話のテンポ自体が引き上がってきます。こんな時にはテンポを落としてゆったりと話すよりも言葉の投げ合いをすることによって深めていくことが大事だろうと考えていますので、ポンポンとテンポを上げるようにしています。
最近ではオンラインでの商談やミーティングが増えたのもあり、そこでは割とテンポを上げるような意識を持っています。正確いうと、徐々にテンポを上げていくような話し方、と言ったほうがいいでしょうか。
Webを通して話す際にはテンポが遅くなってしまうと聞きづらいことが自分の体験認識なので、Webを通した商談やミーティングを行う場合には少し意識的に早口にするようにしてます。
また、過去に共に仕事をする先輩から「プレゼンテーションは劇場だから」と言われたことがあるのですが、序盤のゆったりとした流れから、徐々に物語のテンポが上がっていき、終演に向かっていく映画や演劇などを意識すべきだ、というのです。
まったく何を言っているのかわからなかったのですが、最近になって、相手の感情がポジティブに振れていく場面ではテンポを上げていきつつ、互いに「だよね!」で終われるような雰囲気をつくるのに話すテンポを上げていくことも必要なんだな、と思えています。
相手の感情に寄り添うこと
改めて文章にしてきた中で気づいたのですが、意識的に話のテンポを遅くしたり、早くしたりすることは「相手の感情に寄り添うこと」なのだと理解しました。
「いやいや、何を当然なことを...」と思われるかもしれませんが、案外考えられていない人もいるのではないでしょうか。ボク自身が考えられてませんでしたから。
「お前と一緒にするな」?
失礼しました。。
ただ、相手の感情がネガティブな方向に振れていきそう、既に振れている時に、その感情を増進・増幅させるようなテンポで話をしてしまっては、伝えたいことも伝わりませんし、逆に「もっともっと...!」とポジティブな方向へ感情が振れている最中でクールダウンさせられるようなテンポにしてしまうと、盛り下がってしまう上に掘り下げられなくなっていきます。
ソースがあるわけではありませんが、相手の心拍数に応じたテンポで話すことによって受取手の理解度が異なる、という話を...どこだったかな...はい、調査したって内容を聞いたことがあってですね。
案外、テンポを相手の感情に寄り添って合わせるって態度は理に適っているのかな、なんて思ってます。(きちんと調べます。。)
結局、結論としては相手の感情に寄り添うような機知を発揮するような余裕が必要なことに変わりはないのですが、相手を大事に思う態度や姿勢が大事なんだよな、と思った次第です。
それでは、また。
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