新卒フリーランス志望者と考える会社員の魅力って何だっけ会議
はじめましての方から頻繁に起こしいただく方まで、ようこそ。 どうも、ゑんどう @ryosuke_endo です。
このnoteでは、特に読む必要がないと感じられることかもしれないけれど、ぼくがだれかと対面して話したい”雑談”を文字化するものなので、そんな雑談にお付き合いくださる方は、ぜひ読み進めてください。
はじめに
「キャリアメンターをやっている」とプロフィールに記載しているからか、「相談したいんすけど…」と軽くDMを送ってくる人が一定数いる。
プロフィールに記載している通り、本格的に時間を取って相談にのる場合は有料で…といいたいところなのだが「現在学生で…」といった学生レベルを活用してくる人には軽くヒアリングしたりしてる。
暇つぶしだといえばそれまでだし、決してお暇さんでやっていけるほどの余裕がある立場でもない。毎週の家族定例では妻さんから「利益は?売上じゃなくて利益」と詰められているのだ。
ただ、DMなどのメッセンジャーツールを通じてやりとりをさせていただく中で、やっぱり「新卒でフリーランスでやっていこうと思ってるんです」という人もチラホラいる。
それ自体は「別にスキにすれば」と思うのだが、一旦立ち止まって考えたいのが「会社員の魅力」だ。
最も大きな魅力は組織のマニュアルに触れられること
「安定して毎月給与が支給される」だとか「雇用されることの安心感」、「厚生年金は二階建て」など会社員の魅力は他にもゴロゴロとネット上に転がっているので、ググってみて欲しい。
これまでに少なくはない回数の転職や自由業者としての活動など、フラフラの権化として生きてきた立場として会社員の魅力を考えた時に最初に挙げたいのは「組織マニュアルに触れられること」だ。
新卒でフリーランスになった場合、これに触れられないことがかなり痛い。
組織のマニュアルとは「積み重ねた失敗の克服法」が列挙されている経典だ。仕事のすすめ方、たとえば稟議の出し方や経路などもあれば、ファイルの保存方法などに至るまで幅広く用意されている。
それもこれも、すべて「誰かが失敗してきた歴史」があり、それを繰り返さないために明文化されたもの、それがマニュアルなのである。
複数社に属し、それぞれの企業文化が凝縮されている組織マニュアルのいいところも悪いところも見てきたが、それに触れてきたからこと重要性を強く、重く実感することが出来ている。
なぜ、ファイルの形式を揃える必要があるのか。
どうして、社内稟議を通す際に経路はこうなっているのか。
なんで、決済における上限金額が設定されているのか。
それらには一つ一つに理由があり、税制や法務関連の社会的な変化があれば、それに応じて改変される。
記載した当初は先進的だっただったとしても、いつの間にか陳腐化し利用されなくなっている文言や文章もあったりするのだが、それらも含めて組織ノウハウの蓄積があるからこそ出来上がっているのがマニュアルだ。
毎月決まった金額が給与として銀行口座に振り込まれるだとか、組織の信頼を借りて仕事ができるだとか、そういうのもあるにはあるが、それ以上に各組織のノウハウの宝庫であるマニュアルに触れることができるかどうか。
これは新卒フリーランスとして働き始めたことのある立場からすると「喉が手が出るほどに教えてほしかった情報」の一つである。
自由業者(フリーランス)=信頼と実績がなければただの人
自由業者として活動をすることは、ぼくが社会人になったばかりの2000年代よりは随分とやりやすくなった。
副業や複業のマッチングサイトまであるし、ぼくの新卒時代などにあったマッチングサイトなどスタービーチにワクワクメール、それにハッピーメールといった本当の出会い系ぐらい。
いまでいうマッチングアプリだろうが、それぐらいしかなかったのだ。接続する端末もPC or 携帯電話(ガラケー)である。それでも当時はインターネットに接続できることのすばらしさに感動していたものだ。
…話を戻そう。
自由業者として仕事をもらえるかどうかなど、言ってしまえば「信頼と実績」があるかどうかによって大きく変わってくるし、それがなければただの人である。
正直、ぼくだってただの人であるといえばそうなのだ。
何もしなくたって仕事が舞い込んでくるのかといえばそうではないし、引き合いによって勝手に仕事が人づてにコロコロと転がってくるような有能な人間でもない。
地道に誰かのやってほしいことを必死にこなしては求められていることよりもかさ増しするにはどうしたらいいのかを懸命に考えては提供するってことを繰り返している。
今なら実績づくりとしてクラウドワークスやランサーズをはじめとしたクラウドソーシングサイトで単価の安い仕事を請け負っていけば、質はどうであれ受注件数自体は積み重ねることができる。
では、そこに信頼があるのかといえばわからない。
クラウドソーシングサイト内で発注をかけるフリーランスAとかねてからの知り合いであるフリーランスBとの間に差があるとしたら、「知人であるかどうか」の違いしかない。
それが信頼と呼ばれるものなのだろう。ただ「知っているから」といって仕事が舞い込んでくるわけではない。知っている上に過去の仕事具合を把握されているから舞い込んでくるのだ。
それがないフリーランスAは仕事がない中で必死に応募を繰り返し、日銭を稼ぐために躍起になる他にない。果たして、新卒でフリーランスになりたいと考える人たちがなりたいのはフリーランスAなのかBなのか。
いうまでもないだろう。
おわりに
結局、自由業者としてやるために必要なのは複数社と契約をできるかどうかだ。
契約先を一つしか持てない場合、そこから切られてしまったら食い扶持がなくなってしまう。それは大きなリスクだ。
会社員の場合、その大きなリスクを背負っている代わりに保証として相応の金額を支給してもらえるし、雇用保険などの社会保険なども完備されている。
どちらがいいのかは個人の価値観によるとしか言いようがないのだが、自由業者(フリーランス)に「自由に働けてる!」とか「仕事を選べる!」などといった幻想をいだいてる場合、やめておいたほうがいい。
そんな幻想を抱きながらフリーランスになろうとしているのだとしたら、上記したフリーランスAでしかいられないだろう。
ぼくだってフリーランスAでいたいとは思っていないが、他者からの評価はわからないし、そうならないために生き残ろうと必死になっている次第である。
一点、いえることがあるとするならば「会社員だって悪いことばかりではないよ」だ。
どこにいたって仕事をしなければ身銭を稼ぐことはできないし、背に腹は変えられないだろう。
ではでは。
ゑんどう
Twitter、フォローしてね!
ぼくの主な生息地はTwitterで、日々、意識ひくい系の投稿を繰り返してます。気になる人はぜひ以下から覗いてみてください。何の有益なこともかいてませんが、フォローしてくれると毎日書いているnoteの更新情報をお届けします。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。 お読みいただき、それについてコメントつきで各SNSへ投稿していただけたら即座に反応の上でお礼を申し上げます!