20181214_ゲスト_早川史哉(サッカー選手)
「新潟」のサッカー選手
新潟というエリアの中でサッカーを好きな人でなくとも、アルビレックス新潟というチームを知っている人は多い、と思う。うん、思う。
すべての人が...とはとても言えないけど、きちんと年齢を重ね、それなりに情報を取得できる人であれば知っている、という言い方が適切な気がする。(「情報を取得できる年齢」の基準は?とか、なし。)
早川史哉という選手は、その「新潟に住む人ならば一度は耳目したことがあるチーム」であるアルビレックス新潟に2016年に契約を結んだ選手。
クラブ加入後から試合での出場を果たし、下部組織からクラブに所属していた彼の活躍を応援するサポーターはもちろん、クラブスタッフも期待していただろうし、サッカー関係者であれば気にしていたことだと思います。
僕もその一人でした。
急性リンパ性白血病
しかし、4月24日(日)に行われたリーグ第8節・名古屋グランパス戦後にリンパ節に腫れが見られたことから、新潟市内の病院で精密検査を実施。結果、彼に下された診断は『急性リンパ性白血病』。
本人はもちろんのこと、家族を始め、関係者各位の気持ちを推し量ることは出来ないし、当事者にしかわからない感情を第三者がどう理解できましょうか。
過去にサッカーの仕事を行っていた(トレーナー的仕事をしていた)僕も、指導者たちから話を聞いていたぐらいだけど認知はしていて「素晴らしい人間だ」ということを聞いていたこともあり、少なからずショックでした。
そんな折、クラブは彼の支援を目的とした基金を開設し、募集を開始。それと同時に他クラブはもちろん、各種媒体でも取り上げ、支援を募る形になり「新潟の一選手」ではなく「全国的な認知を受ける選手」へ。
この動きには正直いって感動してました。
遠くから見ていただけの僕は到底そんな感想を述べるに値するのかどうかは別として、日本のアスリートがピンチに陥った時、それを支えるムーブメントが成立するのだ、ということに心底感動してました。
その翌年、クラブは選手契約を凍結するものの、正式に彼をサポートすることを決め、発表。
その後はWeb上の記事で「予後が順調」であることを目にするぐらいでしたが、2018年に入り、その記事内容も大きく変容してきています。
トレーニング再開を伝える内容がドンドンと日増しに多くなって来ており、素直にワクワクしていました。
彼の価値の現在地を確かめる機会に
たまたま、本当にたまたま。
彼は前回の #スポーツの未来に僕たちができること をTwitter上で見つけてくれて、主催者である僕のことをフォローしてくれました。
その経緯についてはコチラもしくは下部リンクから。
当日も現地で参加してくれて、翌日にはいわきで練習試合に参加。もう、回復度合いは刻々とビッグスワンのピッチに立てる日が近づいて居ることを明確に物語っていますし、僕たちはそれを期待しています。
今回のゲスト登壇についても「サッカー選手」としてのみならず、自身の可能性を拡張していきたいし、少しでも「スポーツの価値」を高める一助になりたいと希望してくれたからこそ。
もっといえば「新潟を盛り上げるきっかけ」になりたいという気持ちを強く抱いていたことから、実現しました。
なぜ彼なのかといえば、開催場所が「新潟」だからだし、当事者として「アスリート」だから。結果的ではあるとはいえ、彼は誰もが得ることのできない「経験」を積んだ存在になったことも大きな理由です。
順調なアスリート人生というのが何を指すのか僕には分かりませんが、「できないこと」を実体験として痛切に体感した彼は、他のアスリートとは一線を画す存在に、良くも悪くもなってしまっています。
だからこそ、彼の価値を確認する機会にしませんか。
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