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#何気ないツイートから始まる物語 (7話)〈資金面の悩み〉

何気ないツイートをきっかけに、スポーツビジネス界の大物と地方都市に住む一般人であるぼくがイベントを企画・実施することになり、その後の人生に大きな影響を与えることになったことを記した、ちょっとした物語。

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前回まで

ゲストの選出基準は新潟に縁(ゆかり)のある人として、声をかけ始めたゲスト集め、岡部恭英さんを中心に、新潟市出身でe-Sports『HADO生みの親』である福田浩士さん『拝啓、本田圭佑様』で一躍文才を発揮し認知を獲得したサッカー指導者の河内一馬さんの3名まで決まった。

当日会場に足を運んでくれたゲストは5名

イベントの当日、Twitterで何気ないつながりを構築することになり、今回の発端でもある T.E.A.M.MARKETINGの岡部恭英さんを筆頭に、福田浩士さん、南半球からSkypeで衛星中継しながら河内一馬さんに参加してもらうことになった。

当日のゲストは残り2名で、合計で5名のゲストが新潟県加茂市にある新潟経営大学へ足を運んでくれたのだけど、残りの2名のゲストが確定した過程は、また後々、書いてみようと思う。

もちろん、以外にも声をかけさせてもらった人がいなかったわけではない。新潟県に縁のある人に対し、Facebook messengerやTwitterのDMを利用しながら、お声がけをさせていただいた方々はいる。

日程の関係だったり、イマイチ信頼関係を築くだけの説明ができなかったりしたために、ゲスト参加を依頼したものの断られることも複数回にもなった。

それでも岡部恭英さんが動いてくれる以上、間に挟まる形のぼく以外は、魅力的なメンツを揃えたい。

東京ではなく、新潟でも、誰も知らないような人間だったとしても、熱意と行動、そして、それに仲間を伴うことで「形にすること」「実現すること」が可能になるんだと証明したかった。

資金調達はクラウドファンディングで

ゲストが徐々に確定し出したのはいいものの、懸念すべきことは解消されていない。

今回のイベント、最も大きな課題は「お金」だった。

イベントのゲストや、その開催における運営面については、ぼくも過去の仕事を振り返りつつ、少しずつ形にしていけばいいと考えられたものの、お金については、まだまだ不透明だった。

資金の集め方自体は「クラウドファンディング」で資金調達を図ろう、と決まっていたものの、具体的に動き出すまでには少々、時間がかかってしまった。

クラウドファンディングにおける資金調達を経験したことが、一度だけあった。そのプロジェクトは、自分が主体でプロジェクトを立ち上げ、メンバーを募った上で資金調達を目指したものではなく、あくまでも一人のプロジェクトメンバーとして参加をしただけ。

ROM専化した過去

そのプロジェクト自体は資金調達を果たしたものの、その過程において、ぼくはメインとなる仕事の忙しさにかまけてROM専化してしまった。

当初はプロジェクトを成功に導くべく、さまざまな企業や組織、個人に声をかけるセールス的な役割を担っていたものの、あまりにも多くの組織に断られ、他のメンバーが成果を挙げていく姿を見ていると辛くなってきたこともあり、ひっそりと過程を見守ることしかできなくなってしまった。

本当に情けないことだとは思うものの、リーダーではなく、一人のメンバーとしてクラウドファンディングにおけるプロジェクトを走らせる困難さを実感してもいた。

一見すると華やかなイメージすらあるクラウドファンディングの成功だが、成功したプロジェクトの中身を見てみると、中の人たちの汗のかき方が尋常ではないことに気づく。

メンバーとなる人たちが主体性を持ちつつ、必死に動いていかない限りは、到底、目標資金調達なんて辿り着けない。

それでもプロジェクトの中にいる以上は、成功に向けた過程を必死に走るしかない。走って走って走りまくりながら、何が悪くて、どこを直しながら走るべきなのかを考え続ける必要がある。

その「中」で、ただただ過程を見守ることしかできないROM専メンバーに成り下がってしまった過去がぼくにはった。

容易ではないクラウドファンディング

ぼくがROM専化したからといって、プロジェクトが困難だった云々という話ではない。どんなプロジェクトであろうと、クラウドファンディングを一人で走らせるのは困難で、プロジェクトを囲う仲間は不可欠だ。

具体的な資金を集めることもそうだし、そもそもプロジェクト自体の進行を考え続けなければならないからだ。

本業ではなく、課外活動として取り組むのであれば、活動に対しての熱量を持ってくれる人でなければ任せることもできない。

クラウドファンディングで「お金」を集めようとするのであれば、尚更だ。

道端で知らない人に対して、急に「千円くれ」と目的も告げずに言われたら拒否するだろうが、旧知の仲になる友人から、具体的な用途として「電車代を貸して欲しい」と目的と告げられたなら千円も貸しやすくなる。

この二人の間で何が違うのか。

それは「信頼」とか「信用」と呼ばれるものの差で、クラウドファンディングは「信頼」や「信用」を可視化するツールだといえる。

クラウドファンディングを成功させられるかどうかは、プロジェクト自体に魅力があることを筆頭に、確実に開催されるのだという信用と、そこにお金を出してもいいと思わせられるだけの信頼が必要なのだ。

これらを一つずつ、だけど、確実に乗り越えていくためには、一人ではできない。なぜなら、ぼくはすでにスポーツ業界の中の人ではなく、市井の新潟に住む人間でしかないから。

ただ、だからこそ、今回のプロジェクトは率直におもしろいと思っていた。

スポーツ業界の中の人でなくても、スポーツ界から見たら大変魅力的なメンバーをゲストとして集めることができる上に、会場は東京ではなく新潟。ましてや、そのきっかけはTwitterでつながったことから始まった、なんてことを客観的に見れば、魅力があるとは思っていたし、クラウドファンディングで成功できるかどうかは、それをきちんと出していけるかどうかにかかっていると思ってもいた。

そこでぼくは、失敗も成功も含めて、発信をしていくことを決意する。

毎日noteを更新しよう。

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このマガジンは何気ないツイートからでも自分の人生の幸福度に大きく貢献できるだけの行動につなげることができることを実証した内容を書いてます。何もない普通の人だとしても、勇気次第で前向きでステキな人生にできるような気になります。

地方に住む「普通の人」であるぼくが、ある業界の大物に何気ないツイートで絡んだところから、イベントを企画・実施するところまでを追ったちょっと…

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