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"ありがとうございました"から次へ、というお話

#スポーツの未来に僕たちができること というタイトルをつけた #2018年09月23日 #新潟経営大学 を会場にした夢のような時間は終わりました。

2018年02月に岡部恭英さんのTwitterフォロワー数の少なさに興味を抱き、触れたところから始まり、この記事を書いている今は09月末。

振り返ればあっという間の7ヶ月間でした。

開催に至るまでの過程はエントリとして残してきましたが、改めてきちんと記事にしてみようとは思っています。今回はお礼を言わせてもらいたいな、と。


岡部恭英さん、この記事を書いている段階では中国にいらっしゃるので、届くかどうかといえば、決して届くことはないのかなぁと思いつつ...

新潟という地方都市に住んでるということだけが分かっている、何処の馬の骨かもわからない男からのTwitterの絡みに対して真剣に向き合い、受け止めてくれたこと本当にありがとうございました。おかげでなんだか吹っ切れた感があります。途中、NewsPicks内の連載記事に登場させてくれたり、影で支援を囁いてくれたり、その人柄にはすごく助けられました。

似たようなケースで「やるやる」と手を挙げておきながら、実際にはできなくなるということが多々あるが開催に至ることはまずない、と残念そうな顔をされていたのは印象的でした。

ただ、実際に開催されなかったとしても社会信用的な意味で「自分にはリスクはない」と言い切れるあたりは流石だな、と思いながらも十分にリスクはありましたよね、とも思う訳です。

それは「やる」といった人間に対して抱いた「希望を削がれる」という極めて個人的な感情の部分を損なわれるというリスク。

僕はそれほどセンチメンタルな人間ではないのだけれど、岡部恭英さんはイベント開催に至るまで、本当に気を使ってもらったと感じており、そこに対する恩義は返さなければならないとも思っていました。

(NewsPicks連載に僕の個人名を出してくれた記事)

岡部さんのネームバリューに乗っかりたいと思っている人はごまんと居て、その利用を企てる人はいるでしょうし、ネームバリューに肖(あやか)りたいと、あからさまな態度でなくとも利用しようとする人もいたことと思います。また、個人でありながらも本気で呼べるということを見せたいと思っていながらも途中で断念する人も中にはいるとは思います。

直接話をさせていただいて良く分かったのですが、岡部さんは本当に日本が大好きで、日本が元気がないと言われることに対して心底「どうにかしたい」と思っている方です。

そこをどうにかするために、地方から個人が発信し、なおかつ、それがさらに伝搬され、多数の個人が動き続ける活発な日本にするために日々の発信を繰り返しています。

本気でどうにかしたいと思っているからこそ、少しでも可能性があるところに発破をかけ、囃し立てることを繰り返している訳ですが、実際にコトに至るケースが多かったとは言いがたい。

確かに僕は今回、色々と助けてくださる方々がいたおかげで、イベントを開催するまでに至りましたが、(持ち出しをなくすという意味での)資金調達やゲスト選定と交渉、スケジュール調整など、決して簡単なものではありませんし、途中で投げ出してしまう方がいることも理解できます。

理解はできますが、そこに期待をする岡部さんの気持ちはどうなってしまうのか、と考えると切ない気持ちにもなりますし、岡部さんが「日本は元気がない」ということを身を以て実感してしまう機会だったのではないでしょうか。

それを今回、解消できたという意味でも、岡部さんの気持ちに応えることができたのではないかな、と思っています。

そして、何よりも僕が今回の件を終え、参加してくださった方に一番伝えたかったことは「次はあなたの番です」ということ

イベント自体は、僕の中では満足していて、トークイベントが以前の記事にも記載通り、会場とゲストとの間でインタラクティブなものになりました。

スピーカーとオーディエンスという区分けではなく、会場へ足を運んだすべての人がイベントを構成する大きな要素として能動的に発言し、受け止め、それに関しての議論を進めるといった具合に動き続けていました。

ですので、時間が足りないといえば足りません。

そんなことは、当然イベントの開始前から当事者としては分かっていたことであり、初めから全てが収まるとは到底思えていませんでした。収まりきらないのも今回のイベントの趣旨的には間違っていないな、とも思いましたし、それも含めての今回なんだと思っていました。

実際、時間を延長しましたし、会場が会場だっただけに可能なことでもありました。これが無関係の会場であったならば、きっと時間厳守でしたでしょうし、あそこまでの延長を許容されることはなかったと思います。

だから、トークイベントの最後に「物足りないと感じるのであれば、次はあなたがやってください」と述べました。

物足りない

もっと聞きたい

こういう点で深掘りしたい

それぞれに抱いていたことがあるとは思いますが、今回の僕が主宰となって開いたものについては良くも悪くも、これが限界。全ての人の要望を叶えるだけの力は僕にはありませんし、それぞれに思うことがあるのであれば、それを叶えるべく自分でやるべきです。

そして、それこそが今回の岡部さんが僕との間で開催した新潟でのイベントでもそうですし、翌日の福岡でのイベントでもそうですが、願うことの本旨です。

単発で終わってしまうのではなく、継続的に個人が動き続ける必要があります。

僕は今回のイベントを終え、新潟というエリアを盛り立てるプロデューサー的な役割を担っていこうと決めました

正直、それで生計が立てられるわけではありません。

今回のイベントを終えて「クラウドファンディングも大きく目標超えたし、ウハウハなんじゃないの?」みたいに冷やかし半分で言って来てくれる何の考えも持てない人たちもいますが、クラウドファンディングはプラットフォーム側の手数料が20%(FAAVOは17%)はかかっていますので、目標を超えたことで大きな利益にはなっていません。

クラウドファンディング終了後も、必要経費自体はさらに上乗せされて来たので、本当にトントンです。

そして、金銭的な意味だけではなく、生活的な意味合いでコスト換算すれば、決してプラスではなく、家族的にはマイナスな部分もあったのだと言えます。

それでも、今回の件を受け、僕は大きな実績を作ることができましたし、言い方を変えれば誇りや責任ということになるのかもしれません。

僕自身、今回のイベントをやりくりする中で痛感し、改善したいと真剣に考えているのは、新潟を「失敗に対する許容度の高いエリア」にしたいということ。

どうすればそれが達成できるのか、という点はクリアになっていませんが、とにかくやってみようという気持ちです。

上で「実績を作れた」と言いましたが、それを作ることができたのは、僕を支援してくれた福田拓哉さんをはじめ、サポーティングチームに加わってくださった皆さん、そして、会場に足を運んでくださった参加者のみなさんやWeb視聴を申し込んでくださった方々。

何よりも、僕を最後まで信頼してくださり、みなさんの期待に答えてくださったゲストの皆さん。

そして、家族のおかげです。

この場で、というのはおかしいですが、改めて関わってくださった全ての皆様へ感謝申し上げます。

ありがとうございます!

そして次もよろしくお願いいたします!

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ゑんどう ≒ 遠藤 涼介
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