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ドM銀行員の変態日記7.飲尿

その日は飲み会帰りにご主人様の家に立ち寄った。

部屋に入るとご主人様は部屋の真ん中にある揺りかごみたいに揺れて心地良さそうな椅子に腰かけている

わたしはご主人様が座っている椅子の近くにいき、となりに並んで床に座った

何気ない会話をしているとご主人様がわたしの頬から髪をすくうようにして顔を近付ける

煙草くさいな。

飲み会で近くにいた喫煙者の煙草の煙をたくさんあびてきたからだ

わたしは煙草の臭いが好きじゃなかったし

髪に臭いが染み込んでるのは嫌な気分だった

でもご主人様は自分の所有物が外からつけてきた臭いに対して苦言を呈した

ご主人様のわたしに対する

"独占欲"

を見た気がしてわたしは興奮した。

S様がワインあるけど飲むか?

と聞いてきた

わたしは特別好きではなかったがせっかくなので首を縦に振った

S様はワインを手に取りグラスにそそぐ

赤いワインがなみなみとそそがれる

グラスはひとつ

ご主人様はグラスにそそがれたワインを口に含む

横に座るわたしに顔を近付け口から口へワインを流す

ご主人様の口から少しずつ、少しずつ、
生暖かいワインが唇から舌を通り喉まで流れ込んでくる

ワインの風味が鼻を抜ける

ご主人様の口を通って流れ込んでくるワインの味を口の中で噛みしめゆっくりと飲み込む

あぁ苦いな、、、。

ご主人様はどうしたいとわたしに問うてくる

わたしの欲望は無限大だがそれを言葉にするのははばかられた

わたしが口をつぐんでいるとご主人様は見かねて選択肢を与えてくる

これからお店にいって自分が使う用の大人のおもちゃを一人で買ってくる

俺のおしっこを飲む

どっちがいい?

究極の選択肢というやつだろうか

なにも唐突なことはない

以前から話にあがっていた内容だった

わたしはおしっこを飲んでみたいと言っていたし、ご主人様はわたし専用のおもちゃを与えてくださると言っていた

それをあえて言葉にしてくれた

きっとわたしが自ら言うのをご主人様は望んでいた

その点わたしは奴隷に向いていない

自分の感情を表に出すのが苦手だった

わたしは十分に間をとってからようやく重い口を開く

「おしっこ飲みたいです。」

少し驚いたように見せたあとうれしそうに

ちゃんと言いなさい、

そう言われてまた目を見つめて言い直す

「S様のおしっこ飲ませてください。」

きっと想定していた答えとは違う方を言ったのだと思う。

ハードル的にも後者の方が高いのは私にもわかる

でもわたしは意を決してそれを口にした

わたしは、おしっこが飲みたいのだと。

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