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教習車見つけて先生のこと探すのやめて

夏が頑張ってくれたので冬の冷たさを忘れて、もはや気温ってこれだよなみたいな錯覚を起こしかけて、ようやく朝夜が涼しくなってまいりました。みんなが夏嫌いって言うから、愛してよ!イイとこあるよ!って夏さんがアピールしてこの結果なんじゃないですか?人を傷つけてはいけませんよ。早く肌を突き刺すような寒さを顔だけで感じたい。ふわふわのアウターで体を温めたい。君が雪の上を歩く靴の音と息の形を見せてくれるため息が恋しい。寒さを言い訳にして手を重ねて、あったかいねって言おうね、犬。

9月は楽しくなかったな。教習所の先生に寂しさだけが由来の軽々しい恋をしてめちゃくちゃ虚しい。
人との思い出が場所に根付くと、色と線に過ぎなかった景色に名前と奥行きができて景色が記憶になって楽しい。特に旅行をほとんどして来なかったから、簡単には行けないような遠くの、色んな場所に楽しい思い出があるって感覚ができた時は嬉しかったです。遠くの町に思い出があると、自分が住んでいる場所に居場所がなくても寂しくないなって思っていました。だけど、それが二度と帰ってこない思い出なら寂しさの方が強いなって、もう二度と乗ることの無い教習車で、先生と路上教習で走った道を、今電車の窓から眺めながら思いました。
初カキコ、ども、俺みたいに教習所でこんなデカ感情なる人、ほかに居ますか?っていねーか、、


最近は音楽、映画、小説、Twitterの揉め事で目に入るものがローテーションしています。人生って私から見た景色しか知れないし私という低いIQの個体を通した感受性でしか経験できないのに、創作物を通せば全く違う経験と環境で生きた誰かの、生きた時間で触れて、手に入れた言葉や知識、美しさからつむがれた人生を知ることができるの、なにこれ人生裏オプしょん?



でも創作物は割と現実より美しくて優しくて眩しいドラマチックな人生を描くので、油断したら絶望してしまうんです。こと私に関しては特に、現実が創作物よりずっとチープで情けないですから。


行き場のない愛が、死んでは生まれて、私は地球ですか?
はやく白色になりたいですね
お疲れ様です。

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