上手くできない

簡単なことさえ上手くできないことがある。ちょっとしたことでつまづいてしまうことがある。そんな時、呆れられる。馬鹿にされる。そのこと自体は慣れた。直した方がいいけど、一回一回落ち込んでいたらキリがない。

でも親しい人に、馬鹿にされる時。親しみというよりはその人の本性の表出のようなものか、が表情などちょっとした仕草で垣間見える時は辛い。人を信用するのはもう止めようかという気分になる。どう仕様もなくイライラに支配される。

周りのものを壊したい。でも一時の衝動でそんなことをして何になる?其の場凌ぎだ。では心を殺すか?それまでして生きるべきか?答えのない自問自答に自縛されて蝕まれた心を救う手立てはあるのか。

音楽を聴いている時に心休まる時がある。どんなに心が荒んでいても、そこには平穏がある。音楽を楽しむ能力は完全に偶然誕生したものらしい。他の生きるために必要な人間の能力の使い回しなんだとか。でも今なら思える。高度な文明において人間の心を蝕むあらゆるものから、自分自身を守るための必要事項だったのだと。


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