ドイツはなぜ魅力的なのか(特に医師)
日本もいい国だけど、ドイツもいい国だと思う。何事も長所と短所がある。日本は何でも安い。ということは、あなたの子供もいずれ低賃金で働かなければならないかもしれない。私の故郷の求人をチェックしたところ、教員免許を持つ人のアルバイト代が900円(約7ユーロ)だったのには驚きました。ここドイツでは、最低賃金(例えばスーパーのレジ)でも、2022年10月には全州で12ユーロ(約1680円)になるそうです。日本は沈没船のようなもので、高齢化社会と賃金停滞を見ればわかると思います。
ドイツの病院では賃金表があり、まず1年目の研修医から4600ユーロ+当直代がもらえます。病院やクリニックに就職すると、病欠のほかに最低25日、通常は30日の有給休暇がもらえます。シフトに入ってない時に病院に来る医者はいないです。コロナワクチンの給料は130ユーロ(約18000円/h)でした。日本ではそんなに給料は上がりませんよね?ドイツではキャリアアップに努める価値があります。給料表を見ると、年々給料はかなり上がります。日本では教授でもそんなに稼げないそうですが、こちらではキャリアを積めば、ワーカホリックかもしれませんが、かなり稼げますし (2019年の平均だと年収300.000 Euroだそうです!約4千万)、権限もかなりあるようです。
女医さんにも、ドイツはお勧めですよ。女性の教授や指導医がたくさんいますからね。女子医学生の比率は7割と言われています(ヨーロッパ、特に東欧では、医者と言えば女医をイメージする人が多いそうです)!
もちろん男医さんにもお勧めです。男女平等を求める若い世代には、魅力的な環境だと思います。ワークライフバランスが良いです。ドイツは家庭的な国です。私の知り合いの男性医師には、6ヶ月育休を取った人が3人います。この国では、父親が数カ月の育児休暇を取るのが一般的になってきています。さらにこれらのパパ医師たちは半年ほど50~70%勤務に時短にしていました。日本だとママ女医だけが早く帰れたりして、パパ医師や独身女性医師はしわ寄せが来てママ女医を羨ましがったり嫉んだりがあったりなかったり…ドイツでは人手が足りないのは経営者や上司の責任という考え方が広まっていて、平社員に不満の矛先が向くことは少ないです。また、子供がいなくとも誰でも時短にすることが出来ます。
外国人が多いので、外国人であろうとなかろうと気にしない人が多いです(もちろんどの国でも例外はありますが、そういう人はナチスと言われていて、あまり出会うことはありません(少なくとも私は出会ったことがありません))。
他にもドイツの魅力はありますが今日はここまで^^