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ドイツの会社員の福利厚生・働き方
ドイツの会社は日本より大分ホワイト企業が多いのではないかと思ってます。
とりあえず有給は法律では年間最低20日と決まっていて、消化できない人は聞いたことがありません。また、最低20日なだけであり、30日有給がある会社が多いです。管理職も有給を取っています。最低1週間は連続で取るのが当たり前です。2-3週間連続で取る人も多いです。
残業は管理職でなければあまりないところが多いです。もし2時間残業したら別の日に2時間早く退社できるシステムがある会社もあります。病院では難しいですが…8時間残業を貯めたら、1日休みを取ることだって可能です。ある指導医の先生は残業時間を貯めたので3か月休みを取って旅行に行くと言っていました。
また自分の知り合いはフレックスタイムで働いている人が多いです。会議以外などの時間は何時から働き始めてもよく、そこから8時間で一日が終わる、というスケジュールです。また、途中で役所や病院に行かなければならない時に、有給を使うのではなく、3時間休憩をし、夜にその分3時間働く、ということが出来る会社で働いている人も知っています。こちらも病院では難しいですが…
また、時短勤務もかなりポピュラーです。子供がいる人はもちろん、独身でも自分の趣味時間を大切にしたい人などが、週32時間契約などをしています。福利厚生はフルタイムと変わらないのでいいですね。
後は昼休みは30分のところしか聞いたことがありません。日本は1時間が多いですよね。とりあえず家に早く帰るのがドイツ人の毎日の目標です。
たいていのドイツの会社は最初の6か月は試用期間で、双方とも解雇したり辞めたり出来ます。試用期間が終わればひとまず安心と言ったところでしょうか。アメリカほどは急にレイオフされることはないようですが、日本よりは会社の業績が悪いとレイオフもあるようです。しかし転職も多く、特に若いうちは、現在の会社より条件のいいところへどんどん転職するのが一般的です。
その他のマイナス点としては、日本と違ってボーナスはクリスマスボーナスくらいしかなく、額も少ないです。また住宅手当は一般的ではないです。通勤手当もないところが多いです。確定申告で控除は出来ますが。
飲み会はそこまで多くないですが、クリスマスパーティーや新年会があることもあります。参加は強制ではなく自由で、家族やパートナーを連れて行っていいことも多いです。同僚とも仲良くなれば友達のように付き合うこともありますが、あくまで仲良くなった人とだけです。上司に誘われたから飲みに行かなければいけない、ということもないです。上司が奢る文化もほとんどないです。自分のいたところの教授は毎回学会では科の全員を招待して奢ってくれましたが。
他にも違いはあると思いますが、以上がとりあえず思いついたことでした。
特に理系でしたらドイツで英語ができれば就職しやすいと思いますので転職に挑戦してみると人生変わるかもしれません。