『いい小児科』より『相性の良い先生』を選んだ
みなさんは、小児科すぐに見つかりましたか?
わたしは『かかりつけ医』を探すのに、苦労しました。
最終的に、小さくても待ち時間が少なくて、院内で薬を出してくれる小児科を選びました。『いい小児科』と呼ばれる病院ではありませんが、わたしと『相性の良い先生』です。なぜ相性の良い先生を選んだか、ちょこっと体験談を紹介します。
選ぶ条件はそれぞれ
・できるだけ、待ち時間が少ない
・相談しやすい先生がいる
これがわたしの小児科を選ぶうえでの条件でした。
自分自身が子どもの頃、風邪をひいて病院に行くと、混んでるし、待ち時間が長くて、体が辛い。どうして離れた薬局まで歩いて行かなきゃいけないの?と思っていました。なので、できるだけ子どもの負担の少ない、待ち時間が短くて院内で薬を出してくれる病院が良いと考えたのです。
そして長く付き合う先生になるので、できるだけ話しやすい先生がいいと思っていました。
親に厳しい小児科
近くに『いい小児科』と呼ばれる、設備が整った病院がありました。いつも駐車場はいっぱい。待ち時間は長い。あちこちから話を聞くと「子どもには優しい。でも親には厳しい」とのこと。なぜ新米ママで、子どもの状態がわからないから連れて行って叱られなきゃいけないのか。わたしは嫌です。そんなの相談できません。まず、この病院には行かないことを決めました。
相談できない小児科
長男が1歳の頃蕁麻疹が出たことがありました。口の先っちょが30分くらい腫れただけの、クチバシ状態。最初はそれが蕁麻疹だと気がつきませんでした。何日かして健診の時に小児科の先生に、写真を見せて聞いたら『蕁麻疹』との診断。その小児科はアレルギーの検査はしていない病院だったので、後日改めて違う病院に行くことにしました。わたしの実家から少し離れたところに、わたしが子どもの頃のかかりつけ医にしていたの先生の病院があります。わたしの母は、今でもその先生と仲良くしていて、長男の蕁麻疹のことを相談しました。その先生から、同じ院内に小児アレルギーの先生がいるから、そちらに相談した方がいいとのアドバイス。実家に長期滞在する用があったので、その際に受診することにしました。
「なんでうちにきたの?」
診察室に入った瞬間、ものすごく嫌そうに言われました。
頭まっしろ。なぜいきなり否定されるのか、わかりません。
とりあえず説明しようと、蕁麻疹の話とアレルギーの検査を受けたい話しをなんとかしました。
「すぐ来ないとわかんないよ。それに通えるの?無理でしょ。なんか出て長期の治療ってなっても、これないじゃん」
確かに少し遠いが、無理ではありません。それに今の家のそばにもアレルギー専門の小児科はない。もしひどいアレルギー症状が出れば、大きな総合病院に紹介状をもらうか、救急で運び込まれるしか選択肢はないので、どちらにしろ、家のそばでは受診できません。
「ああ、じゃあいいです」
以降、その病院には行っていません。とりあえず、軽症だったのと、その後症状がないので、けっきょくアレルギー検査は受けませんでした。
オットと相性の悪い小児科
長男が2歳の頃、熱を出して、熱せい痙攣を起こしました。土曜日の午後、空いている小児科はひとつしかない。わたしは妊婦で、体調も悪かったので、仕事が休みのオットに頼みました。
そこの小児科は初めての受診でした。下調べをしてなかったこちらも悪いかもしれませんが、平日でも、風邪でも予約制の小児科だったのです。
受付で言われたのは、「予約制だから、何時になるかわからない」
でも、待つしかありません。けっきょく呼ばれたのは、2時間後。
「熱せい痙攣起こしたのに、なんですぐ連れてこなかったの?」
とても怒られたそうです。すぐ連れてきたし、受付に声かけたけど、待たされたんです。
この病院にも、基本的に行かないことにしました。
ようやく決めたかかりつけ医
そんなこんなであちこち病院を巡って、やっと決めた病院は今の自宅からだと20分くらいかかります。繁盛している病院ではないし、最新設備も整っていません。でも非常に待ち時間が少なくて、院内で薬を出してくれますので、子どもの負担は少ないです。
先生は女医さん。なかなかの曲者です。眉毛しゃきん!としてます。せっかちで早口で、こだわり強め。でも、子どもにすごく優しくて、話しやすい先生です。
待ち時間が少ないので、何度かこの病院には、通っていました。この病院にしようと決めたのは、次男が初めて熱せい痙攣を起こした時。ひきつけを起こしたことを伝えたら、空いている病室で休ませてくれました。他の患者さんの合間に、病室に来て、一度診察してくれて、先にダイアップ(熱せい痙攣を抑える座薬)を処方してくれたのです。その後順番を待って、きちんと診察を受けて、お薬を出していただきました。そのことがあってから、わたしはこの病院に通うようになったのです。
まとめ
小児科を選ぶ条件は、本当にそれぞれだと思います。子どもに合う薬を出してくれる先生、設備の整った病院、女医さん、家から近いなどなど。
ただ、親としては心配だから、不安だから小児科につれて行きますよね。なので、きちんと話を聞いてくれて、親の不安を理解してくれる小児科を、選んだ方がいいのではないかと考えます。わたしが『かかりつけ医』として選んだ小児科は決して『いい小児科』ではないかもしれませんが、わたしと『相性の良い先生』です。知り合いのママさんには、この先生が苦手というかたもいるので、本当にそれぞれでしょう。わたしの体験ですが、小児科探しのご参考になればと思います。
田舎にスタバは無いので、マウントレーニアでブレイクタイム。