あんスタとVのオタクがとこまちの炎上問題をまとめてみた
この問題について、私は両者のファンである以上最後まで黙って見ているつもりでした。が、今回の件について意見したnoteを見かけ読んだ所、その方はV寄りであんスタはあまりプレイしていなかったとの事で、かなり片方の肩を持つ文だという印象を受けました。(書いた方には失礼ですが)
なので、不服ですがハピエレ陣が今回の件に付いて文章を出したこの機会にnoteデビューとし、私なりに問題点を整理し意見を書かせて頂きたいと思います。
今回の件について混乱するあんスタファン、とこまちリスナー両方に見て頂きたいと思っています。長文駄文ですが最後まで目を通して頂きたいです。
私はあんスタオタクを3年、戌亥含めVのファンを2年程しているしがない1人のオタクです。以降の文は双方のどちらかを一方的に貶す意図はない事を前置きさせて頂きます。
元々の問題の発端は
• あんスタの作詞担当松井氏がとこまちの2人が出すオリジナルソングについて、「世界観を繋げた(意訳)」と発言
これだと思います。
元々あんスタだけを知っていたファンには、いきなり見ず知らずの界隈と世界観を繋げた!と言われ驚いた人も多いと思います。その上問題はそれが「あんスタ公式は許可していない」という事。いくら公式の作詞家とはいえ、会社を通さず世界観を使った事を匂わせたのはまずかったと思います。
しかし、多くのあんスタファンを怒らせているのはそれだけではありません。
もう一つの大きな問題は
• 曲のジャケット写真が絵柄、雰囲気ともにあんスタに既存の曲と大きく似ている
これです。
問題とされるイラストは、あんスタのユニット「ダブルフェイス」の「=EYE=」という楽曲と似すぎている、と言われています。
件のジャケット写真を私なりに分析してみました。
• 衣装 →Knightsの衣装と似ているという意見も見られたが、私にはパクリに見えなかった。雰囲気が似てるだけ?
• 絵柄 →あんスタ公式とに似ている。描かれた絵師さんを元々知っていたが、彼女の元の絵柄は公式とは異なる。これは最初に「今宵月の館にて」をカバーした際、とこまち(確か戌亥)の配信で「絵師さんにあんスタに似せてもらった」という旨を話していた記憶がある為、今回もその流れで描いてもらったと思われる。
(当時リアタイした時の記憶です。違う!そんなこと言ってない!等情報あったら教えて頂けると嬉しいです。)
• 構図 →これは元々絵師さんの画力があるので、トレパクしたというよりは「公式に寄せようとしたら意図せず線の形や角度が似た」が正しいのでは?(上手い絵描きにはこのような事がしばしばある)何か特定の絵の輪郭をそのまま写したとは考えにくい。
• 雰囲気 →これは正直DFのEYEにかなり似ている。(EYEも額縁をメインとした暗いステージでの曲) 分からない人は↓のリンクから是非YouTubeで見てほしい。
https://youtu.be/kZtovaaG7bc
正直絵柄と雰囲気はグレー寄りだと思います。ただ、先述の「絵柄似せ」発言については、とこまち本人達は純粋に曲に対する本家リスペクトで寄せたと思います。擁護っぽくなってしまいますが。
ここからは私個人の意見で今回の問題の争点を考えていこうと思います。
先述の2つの問題が、今回なんでこんなに鎮火せず長引いているのかというと、件の曲が「有料での配信」だからというのが大きいかと。無償で配信したりつべに上げるのみの楽曲なら燃えてもそこまで大事にはならなかったのではと思います。(実際にそういう例がある、ウマ○子とか)
でも今回の曲は収益が発生している以上、あんスタファンは厳しくならざるを得ません。
なぜかというとあんスタは配信や収益の発生する二次創作についての規約が細かく決まっています。他のゲームならOKでもあんスタではNG、なんてこともあります。
その辺の規約は↓を見てください。
https://www.happyelements.co.jp/contents-guideline/
今回の曲はあんスタと直接関連じゃないから問題ない!と言う人もいます。ですが、あんスタの「インターネット上の規約」部分で、「当社、もしくは当社ゲーム公式や公認と詐称しての活動、またはそのように誤認するおそれのある表示、外観、状況を利用しての活動」が禁止されています。つまり、「一般的には法的に違反とされないようなあんスタ本家と外見がよく似た作品」はアウトなんです。
ここで法的にはグレーだし訴えられないから文句言うな、とは言えなくなってきます。
実際今回の曲で、あんスタの曲だ!と思って買ってしまったと言う人がいます。この時点で「公式や公認と誤認する活動」の部分で引っかかってしまいます。
あんスタに女がいるわけないだろ!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ハピエレは過去にあんスタの女子版ゲーム「あんさんぶるガールズ!」を出しています。また、絵柄で公式公認のコラボの曲だと思った人もいると思います。
正直今回の件では、歌詞に関してはとこまちの関与は薄いと思います。歌詞作りで本人達がどこまで意見をだせるのか私達は分かりませんし、作詞サイドの勝手な遊び心で、という可能性も強いです。こればかりは本人達しか分からない事です。
しかし、ジャケ写に関してはかなり怪しいです。絵の依頼をした際に絵柄や雰囲気の指定はしているでしょうし、完成した絵を見てあんスタファンの2人なら「ダブルフェイスの曲に似ている」と気づいたはずなんです。2人はガチガチのあんスタファンなので。もし知らずに似てしまったとしても、その時点で変更を打診する事はできたはずです。まあそもそもあんスタ民である絵師さんもDF曲に雰囲気が似ている事に違和感を感じず描いてしまったのもアレですが。もしこの問題が衣装の一部のパーツが同じ!とかだったらとこまちの2人が気付かなかった、という可能性もあったのですが……
なので、
「今回の件は作詞家だけの問題だ、とこまちは一切関係ないのに燃やされたんだ」という人は違います。両方を知る自分に言わせてもらうと、とこまちも今回の問題には関わってしまっています。だって大元の依頼をした側なんですから。
今回炎上することになったのは、
○作詞家が公式に無断で歌詞で世界観を繋げたと発言。
○とこまち完全オリジナルの曲のはずなのにジャケット写真をあえて関係ないはずの?あんスタに似せてしまった。(あんスタはゲームで絵柄が統一されており、絵柄はブランドのようなもの キャラによって絵師が違うソシャゲしかしない人には分かりにくい感覚かも)
○それがハピエレ公認のものではなかった上に有償配信にしてしまった。
○しかもその曲を絵柄と雰囲気、タイトルを見て公式関係と誤認して買ったあんスタファンもいた。
これが全て重なってしまったからだと思います。
これらの問題は、現段階ではとこまちが好きな自分も擁護できるかと言われると難しいのが悔しいです。もし自分がとこまちの2人の立場だったらやらないような事です。自分もとこまちを好きじゃなかったらかなり腹が立っていたかもしれません。だって自分の好きなジャンルに外部からよく知らない人間(?)が土足で踏み込んできた挙句、それを批判したら相手のファンが余計に中傷しよくわからない向こう側の持論を出して荒らしてくるんですから。
あんスタやってないから正直よく分からん…という人は、
「にじやホロに全く関係ない、自分が名前も知らないYouTuber(登録者数は割といる)が虹ホロライバーのパパママではない絵師に、にじやホロに所属するライバーの誰かと似たような作風や絵柄でガワを描くよう依頼した。 所属ライバーがそのYouTuberに曲の歌詞作りを個人的に依頼されてにじorホロと勘違いしそうな曲(例えばVtLとタイトルもサムネも歌詞もどことなく似ている)を作り、そのYouTuberがその曲を有料で売り出した。(えにorホロはそれを知らない) ファンが「あのライバーは新人ですか?」「あのVは〇〇さんの息子(娘)ですか?」とえにから(ホロ)に問い合わせた所、「弊社は関係ない」と返事が来た。所属ライバーは「この人がにじ(ホロ)に所属しているつもりで曲作りました!」とツイート。」
だと想像してください。
↑の事例を一切叩かない、叩くVファンはおかしい、と思える人だけが今回の事についてとこまちを完全擁護する権利があると思います。今の私は元からそのライバーとYouTuber両方のファンだった、みたいな感じです。勿論あんスタとV界隈は形態が違うので上の事例が完全に今回の問題を言い変えられた物だとは思ってませんが…。
なので、今回の例は有耶無耶にされると私はモヤモヤします。とこまちが今回の件について何を言っても推すのを辞めることは一切ありません。今までの配信やあんスタへの想いを見ているので、今回の件で失望はしません。でもだからこそ、2人が何か話してくれた方がスッキリするのかなと思います。ハピエレ側が発言しただけでは詳しい部分がぼやかされている為分からず、何があったのか、どういう話をしたのか分からないからです。あの曲はそのまま配信するのかどうなのか気になる人も多いでしょうし。
ただ今回は以前あった同人誌問題(これはとこまちとは関係ないです)とは違い、個人間の問題ではなく企業を巻き込んでしまった以上、えにからやホロライブにも話は通っているでしょうし、とこまちの2人が軽率に発言するのは難しくなっていそうだと思うのも正直な感想です。
あと、とこまちが何か言った時に一部の厄介なリスナーがあんスタ界隈をまた荒らしかねないという懸念もあるのかなと思います。それがないとは言えない前例があるのでこの界隈は……
今回の問題について、
「とこまちの炎上はあんスタ民の嫉妬だ」という人がいますが、それは違います。今回の問題はあんスタ民が日頃繊細になって守っていた利用規約を、同じあんスタ民であるとこまちが違反とも思われる事をしてしまったのであり、会社公認のものであったら問題にならなかったと思われるからです。それで問題になったらそれは嫉妬です。間違いなく。
なので、今回の問題で「とこまちを批判するあんスタ民はおかしい」とは言ってはいけません。私たちリスナーはそれをいう権利はないと思います。今回はどう考えてもとこまちがあんスタにオリジナル曲で関係者やジャケットを寄せてしまった所から始まっているので。
また、「とこまちはあんスタで売名したかっただけだ。」という人がいますが、それも違います。とこまちは元からあんスタが大好きでしたし、愛がありました。配信であんスタを語る時は本当に嬉しそうに楽しそうにする私含めたあんスタ民と同じ1人(片方は人間じゃないけど)のファンです。衣装投票の時も自分の意見だけで票が動かないようにしていました。
ただ、今回はその愛の使い方を間違えてしまったような気がしますが。
なので、今回問題を振りかけた側になってしまったとこまちのファンがあんスタ民を酷い蔑称で口汚く罵るのは見ていられませんでしたし、(同人誌問題の時に似たような事になって余計大事になったのをみていなかったのか?)
あんスタ民もだからといって相手に蔑称で応戦するのも、よく知らない、普段の言動を見た事がないVを見下し批判するのも良くないと思います。また、過剰にえにからやホロライブに問い合わせをしすぎるのもよくありません。両企業もおそらく問い合わせは見ており、どう声明を出すべきか考えてはいるはずです。
今回の問題で、今まで炎上しないような言動や振る舞いをしていたとこまちが気の緩んだのかラインの危うい行為をし、好きなゲームのファンの反感を買い、かなり色々な人を巻き込んで問題となってしまった事、その2人が大好きなゲームの同じファンが今回の問題で自分のリスナー(勿論関係ない外部から面白半分で騒ぎたい、火をくべたいだけ人もいるだろう)に中傷され、傷つけられた事が自分にはかなり堪えました。あんスタ民のV全体の印象が下がってしまった事も。今回の問題で他のVのあんスタとのコラボの道が絶たれてしまったかもしれません。そのくらい一度の炎上が大きなものになってしまうとは思いませんでした。
これはごく個人的な感情ですが、とこまちにはこれからもあんスタをプレイしていって欲しいし、曲もカバーしてほしいし、またライブであんスタの曲を歌ってほしい。あんスタ民にはVには面白い人達が沢山いるので配信を見て推しを見つけてみてほしい。両者が和解できる道は、救いはないのですかとは思います。今とこまちはがんじがらめになっている気もするので。
とりあえず今は、とこまちリスナーにも、あんスタ民にも、相手への過剰な凸はやめて、今は少し怒りを抑えて待っていて欲しいというのが私の気持ちです。
思ったより長くなりすぎてしまいました。このような事を書くのは今回が初めてですので色々と足りない部分があると思います。補足や追記文って後で足したりできるんだろうか。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。