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2024年冬アニメのまとめ(のようなもの)
もう年越して2週近く経ってるじゃんという自分の計画性の無さに呆れつつも、これでも早めにできたという悲しい事情もありつつ36本完走したのでどうぞ。
ささ恋の最終話はまぁ…手抜きでしたね…それで円盤発売中止って一体何があったんですか…。
第36位『カミエラビ GOD.app シーズン2』
ストーリーは1期からの続きだけど主人公はチェンジといった感じ。
でも1期がハマってないからかほとんど記憶がないので少しだけ見直して再び苦痛を味わっての2期突入。
ただリタイアした人間をガンガン復活させまくりの展開は今までを無に返すようなものばかりで緊張感が削がれてしまい、せっかくのカミエラビという名のデスゲームがイマイチ機能していなかったかなぁと思った。
割とメタ的発言が多いのもそんなのやってる暇ないでしょうと思ってしまいノイズだった。
作画はまぁ可もなく不可もなくといった感じ。
大久保先生のデザインが活きていないのは相変わらずで、アニメーションはなぜか止め絵オンリーでセリフだけ流れる回が多かったのがとても残念。
どうしても目についてしまったノースリーブ制服の出番が少なくなったのは数少ない美点。
まぁちゃんと終わってくれただけマシかなといったところですぐに忘れてしまいそうです。ごめんちゃい。
第35位『村井の恋』
自分はどちらかというと作画が良ければ甘く見ちゃうタイプだからか、今作はわざわざアニメでやる必要性が無いなと思う出来だった。
もちろん原作の雰囲気を踏襲しているというのもあると思うからそこまで責められないけれどやっぱり気になってしまった。
ラブコメは基本好きなんだけど今作の恋模様はカオスでキャンキャン言ってる感じ全開でドッカンドッカン展開が進むもんだからギャグも多めでそれも合わずで大変だった。
終盤の伏線を回収していく流れも好みの問題か合わずじまいで結局惰性で付き合ってしまった…。
ヤバTのEDは抜群に好きよ〜♪すこすこスコティッシュフォールド〜
第34位『戦国妖狐 千魔混沌編 』
登場キャラの移り変わりとメタ的発言、OPを1クールの半分以上でカットなどなど作品内外、演出面での問題が目立った作品。
キャラクターが明確な目標がないまま進んでいる気がするし、それに付随するバトルもあんまり。
同じ作品内でキャラクターが行ったり来たりするのはどうにも感情移入しづらいのでご勘弁。
第33位『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』
1期に続いて虚無ってる…
とにかくグループが多いのに全然捌ききれてない…
グループのエピソードを1話やっては次の話に行くという展開が続くもんだからその度頭をリセットしなきゃだし、深刻な悩みがある割にはスパッと解決しちゃうし、結局困ったらライブやっちゃうしでしっちゃかめっちゃか。
キャラ付けもなんだか雑に付けられた気がしたし、割と琴線に触れる口調が多くて出てきたら引っ込め!と毎度思ってしまったり。
これでゲームをやろうってなる人はいるんだろうか…。
第32位『鴨乃橋ロンの禁断推理 Season2』
見てるこちら側が恥ずかしくなるくらいのあさーい推理。
コナン形式で進んでいくんだけれど、どうにもすぐ分かるようなトリックばかり展開されるし、勝手に現場に首突っ込んでいく感じのスタイルがどうにも苦手。
こういうのが売りなのかもしれないけれど抜群に相性は2期の方が悪かった。
第31位『結婚するって、本当ですか?』
近年増えてきた偽装結婚からの本物の恋の成就といった感じの作品なんだけど微塵もキュンキュンしなかった。
徐々に距離が近づいていくのは分かるんだけどそのためのイベントが無理くりだし、他の人のエピソードも混ぜてしまったりでしっかりと置き去りにされた。
最終話は見てられない惚気っぷりで、もうベタベタしすぎやわぁと冷たい目で見てしまった。
恋愛ものだからこそテンポは大事。
第30位『魔法使いになれなかった女の子の話』
作画のタッチは絵本みたいな感じがあって素敵だった。
ただ話はどうにもとっ散らかってる印象が拭えず。
キャラクターも個性づけをしている割にはクセしかなく、それがキャラクターの良さに繋がっていないのが致命的だった。
主人公も影が薄いのか出しゃばりたいのかが微妙なポイントなのも惜しいところ。
スッキリ終わってないのもマイナスポイント。
果たして続きはあるのだろうか。
第29位『七つの大罪 黙示録の四騎士 第2期』
んーやはり苦手だった。
なんというか七大頼りの展開が続いて、そこに魅力に欠けるキャラクターが合わさってしまってどうにもこうにも盛り上がらずなのは1期とも変わらず…。
いつかハマる日は来るのだろうか。
第28位『青のミブロ』
低予算アニメ請負会社MAHO FILM制作なのもあってこのクオリティは納得。
なぜ1クールに2本も引き受けてしまったんだろうか。
結果的に作画チープすぎる、ストーリーはグダグダしている、やたらと寒い場面が多いと新撰組含め幕末での面白さというのが全面的に出てこなくて楽しめなかった。
平和を求める人間が主人公で前線に出て言葉で戦うのはやはり魅力が足りない。
バチバチにやり合うのはもう少し先なんだろうけど、MAHO FILMに2クールぶっ続けはアカンよ…。
第27位『甘神さんちの縁結び』
典型的マガジンラブコメの枠は抜け出せず…。
なんだかどのヒロインにもトキメキな感情が見出せず、ハーレムものかといったらそこまではいってない中途半端な感じだしで困っちゃった。
1話完結型かと思いきやわりかしシリアスな展開に持っていく割にはそこまで盛り上がらずだし、間延びしてる感は否めず。
ヒロインレースにもっと強力な子が現れたらその子が全部掻っ攫うんじゃってくらいパンチ弱いなぁ。
第26位『歴史的な悪女になるぞ』
ゲームの世界に転生した悪女ものという擦り倒しと擦り倒しを合体させた結果、話も擦り倒されてて可もなく不可もなくといった感じの出来。
善意ばかりの聖女vsしっかりしてる悪女の構図は結構良かったし、コッテコテの聖女持ち上げ男たちも味が出ていて良かった。
緩急はそこまで無くて途中ダレてしまったのが残念ではあるけど2クール目いるかね?
第25位『ネガポジアングラー』
釣りを通してのコミュニケーションを育んでいく作品なんだけど主人公が圧倒的にクソ野郎で、最終話の方で成長しているように描かれているけれどバイトを即日で辞めてるあたり根本的なところは成長してないんだろうなと思った。
周りが良い人ばかりなのにその状況に気づかず動きまくるのが本当に苦手だったし、仕事を辞めたとて何をするんだと強く思ってしまった。
逆にいえばこんな人間をよくリアルに描けたもんだな〜とは思った。
釣り描写はしっかりしていて、海よりも川での釣りが多くあったのは身近で良いと思ったし、説明くさくなく進行してくれるのはポイント高かった。
終わり方もなんだか曖昧な感じでスッキリせず。
作画はとても美麗だっただけに勿体無いな〜となった。
第24位『嘆きの亡霊は引退したい』
勘違いコメディとしては主人公持ち上げすぎ感があまり好きになれなかったけど、割と主人公不在でもしっかりと進んでいくので強烈なノイズにはならず、ちょろっと出てきて良い具合に輪を乱して…みたいな感じで進めてくれるのでバランスはちょうど良かったと思う。
キャラクターの個性が全体的に強烈で、それが面倒なキャラもいればハマってるキャラもいるのでこれは個人の好みなのかなーと思った。
OPとEDのこだわりは最初から最後まで貫き通していてなんだか粋だった。
まだまだ話は広げれそうなので2期も楽しみにしておきます。
第23位『シャングリラ・フロンティア 2nd season』
2期も変わらずあんまり盛り上がらず。
ゲーム内世界だけど全然現実に帰ってこれるというのがやはり緊迫感が無く、主人公の性格もお調子者なだけでカッコ良さが全く分からない。
別ゲームをやり出した時は持ち直したかと思いきや結局いつも通りのゲームに戻るので平常運転。
んー連載当初のワクワク感は何処へ。
第22位『君は冥土様。』
元殺し屋のメイドさんとの一つ屋根の下コメディと結構好きな要素が詰まっていたはずなんだけど物語に起伏が無くてそこまでハマれず。
ジャンルが少しずつ変化していくのは全然良いと思うんだけど、学園イベントや家族イベントを盛り込んでしまった結果どのエピソードも薄かったなという印象が拭えなかったのは残念。
終盤になるにつれキャラクターが情緒不安定になっていくのでこちらも不安になってくるし、色々と設定が破綻していくのでそこも首を傾げながら見ることになってしまった。
最終話もなんだかやんわりとした着地だったのも残念なところで、続きが決まってないならこの終わり方はモヤモヤするなぁとなった。
第21位『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅡ』
1期は現実とゲームと行き来する感じでの成長がしっかりあったんだけど2期ではほぼゲーム内で物語が進められるので、派生元のSAOのゲーム内での死=現実での死という緊張感が全く無く、ゲーム内戦闘という面では「ワールドトリガー」と比べて劣ってしまったかなと思ってしまった。
1期とやってることがそこまで変化がないってのも惜しいところで、良く言えば前と変わらず楽しめる、悪く言えば焼き直しのような気がしてならないのは惜しかった。
もちろん新システムなんかも導入されたりしているので味変程度の変化はあったりもするけれどんーって感じ。
作画はさすがA-1といったところで戦闘シーンが滑らかでキャラの表情も豊かだったりと見応えたっぷりでそこは素晴らしかった。
第20位『オーイ!とんぼ 第2期』
成長したとんぼだから描けるゴルフの難しさと、とんぼの持つ技術の高さの証明、対戦することによって生まれるゴルフならではの駆け引きもあったりととても優秀な作品。
もう少しパンチが欲しいところだけど、安心できる1本なのでちょうど良い。
第19位『やり直し令嬢は竜王陛下を攻略中』
面白い回と微妙な回が入り乱れる感じで評価の難しい1本。
転生ではなくタイムリープで攻めてくるタイプの作品で、初っ端から選択肢をやらかしてしまったりするなど大変な目に遭いつつも、持ち前のど根性で快方へ向かっていくのは面白かった。
ラブコメ要素もしっかりあり、ハディスの尻を叩いて立ち上がらせていく中での恋模様は意外と良かった。
ジルが超武闘派でパンプアップしまくるのもあって戦闘シーンは多めだけれど、作画予算はそこまで高くないのもあって物足りなさは否めないけれど、創意工夫でなんとかしてたのは好印象。
個人的にはシリアス回は少しテンポが悪く感じてしまい、そこが続いたあたりは少しだけ首を傾げていた。
コメディしてる回がかなりテンポ良かったのも比較対象になってしまった感がある。
続きのありそうな終わり方なので続けてやってもらえたら嬉しいかも。
第18位『魔王2099』
魔法が復活して現代の生活に暮らしていくといったジャンルミックスしまくりの風変わりな作品。
しっかりと少し先の未来を描いており、キャラクターも多くなく少なくなくのいいバランスで作画も良いからか感情移入しやすいのも良い。
ゲーム配信によって力を取り戻していくというのも面白いし、割とオタク文化にどっぷりと浸かりながらの進行は楽しいし、この手のジャンルにある不快感が1mmも無いのも良い。
これは続きが気になるやつ。
第17位『青の祓魔師 雪ノ果篇』
雪男ってこんなめんどくさかったっけ…?となった雪ノ果篇。
過去の問題と対峙し、燐含め衝突が多かった雪男だけど、今期は熱よりもめんどくささが勝ってしまって割とノイズになってしまっていた。
続編でどうなるか原作を追えてないので全く分からないけどここからの逆転を待ってます。
第16位『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱』
んー実写の派手さを抑えて地に足ついた物語の展開なんだけどどうにも盛り上がらない。
実写を先に見てからの原作・アニメだとこういう現象が起こるのかなと思ってしまったり。
でもしっかり見れるから全然良いんだけど2クール目に期待。
第15位『株式会社マジルミエ』
魔法少女×お仕事ものという特殊なジャンルミックスで、しっかりとお仕事ものを全うしていて話の面白さの良し悪しはあったけれど、後半は尻上がりに良くなっていった。
ブラックではなくホワイトな会社だからこそ自分の長所を伸ばすための活動だったり、自分の居場所だからこそ活かせる力だったりと、全てプラスの方向に考える前向きな姿勢がとても良かった。
魔法の能力をアイテムや遠隔で強化できるというのも興味深く、もっと魔法の幅を見たかったけど最低限見れたので良し。
続編も楽しみにしております。
第14位『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』
漫画から面白いからやはりストーリーも面白い。
罵詈雑言の連発ですらボルテージが上がるのは不思議だけどこの作品ならではの魅力。
ただアニメーションがほんと酷い。
止め絵だったりキャラの顔面は力入ってるんだけど肝心のサッカーのプレイが全然動かなくてとにかく迫力に欠ける。
アニメならではの動きが全く見られず、原作の良さと声優さんの好演でギリギリアニメと言い張れるレベルなのが今期はより強く感じられた。
最終話だけはヌルヌル動いてた。毎話じゃなくていいからそのクオリティでくれ!
続編もいけそうだし、原作はマジで面白いからそこに甘えずしっかり動いてほしいな〜。
あでぃしょなるたいむは滑り倒してるので本当やめてほしい。
第13位『チ。―地球の運動について―』
地動説と天動説が唱えられていた時代に巻き起こった論争などなどを数人の視点から描くという超知的な作品だけれど、難しいながらも見やすい作りになっている不思議な完成度の高さ。
主人公が各話によって変わるのが最初は見づらいなと思っていたけれど、徐々にその主人公たちが集まっていき、それぞれが新しい常識を紡いでいく様子はワクワクさせられるものがあるし、それらを拒み今ある知識でやりくりしようとする考えの人々が歯向かってくる心理戦や舌戦は見応えあり。
当時はこんな差別も当たり前だったと思うとその差別が改善された現代はまだ良い世の中なのかも、先人たちに感謝しなきゃなともなった。
拷問シーンは本当に痛くて直視するのがキツかった…。
アニメでここまでしっかり拷問をやる作品は初めて見たのでインパクト大。
実際にあった出来事といえ、こんな末恐ろしい拷問がされていたとなるとゾワッとしてしまった。
作画は良い方なのだが、時代背景とあってか暗いところで進むシーンが多く暗すぎて見にくい回が何回かあったのが残念。
OPのサカナクション、EDのヨルシカの曲から星空がパーっと浮かんでいくのがとても良かった。
世界観に沿った歌詞がシンクロした時の破壊力はヤバかった。
第12位『BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-』
今期もしっかりとオシャを貫き通してて最高にイカしてた。
週刊だとどうしても1話1話の進むスピードが遅くダレてしまっていたけれど、アニメだとスピード感がしっかり早く早く伝わってくるからグイグイ引き込まれるのがとても良かった。
アニメも終盤戦だし楽しみにしてます。
第11位『2.5次元の誘惑』
2クールぶち抜きにはぴったりのボリュームでお届けされたけど、尻上がりに面白くなっていったのが良かった。
ハーレムものの枠組みを壊してコスプレにお熱な少年少女が駆け上がっていく様子も良いし、実際のコミケ会場でのコスプレ披露やそれらの難しさなんかも行ったことがない人間でも分かりやすく、それでいて劇的に描いてたのがとても好印象だった。
キャラクターの個性もしっかりと発揮されていたし、それぞれのコスプレへの向き合い方だったり、コスプレもとい2次元への憧れを紡ぐための行動だったりと2次元に魅了され勇気づけられてきたからこそ熱くなるものが多くあった。
コスプレイヤーの弛まぬ努力のおかげで様々な作品への愛がさらに強くなる体験もあったしで本当に感謝感謝。
ノノアちゃんが好きすぎましてな…2期も楽しみにしてますよ…。
第10位『アクロトリップ』
最初は「魔法少女にあこがれて」の廉価版かなーと思っていたんだけど、徐々にこの作品ならではの良さが出てきてうなぎのぼりに面白くなっていった。
悪役サイドからの視点で描くのでベリーブロッサムをあれやこれやで倒そうとするけれど、クロマがめちゃめちゃドジで(巻き込まれた)参謀の地図子はベリーブロッサムのファンだからいざ前に現れると嬉しくてはしゃいだりしてドタバタコントになる流れがとても良かった。
推しと戦って勝利を授けるというある種推し活の極みみたいな事をやっているのも面白いし、みんなそれぞれの活動を楽しそうにやっているから見ているこちらもワクワクしながら見れるっていうのもありがたい。
作画のカロリーはそこまで高くないけれど、キャラクターがほわほわしてるのでなんだかマッチしていたのも良かった。
楽しく見れる日常アニメって大事。
第9位『来世は他人がいい』
ゴリゴリのヤクザもので血で血を洗うというより権力で捻り潰していくという生々しさが超面白かった。
1話の導入からどうなるか分からないヒヤヒヤからのとんでもない方法での大逆転へ持って行ったりとスリル満点な展開で目が離せなかったし、回を増すごとにスケールも大きくなっていくからこそ真っ向勝負を挑みまくる吉乃と不敵な笑みを浮かべ戦地に赴く霧島の対比が良いし、霧島が吉乃にベタ惚れなのもまた不意打ちな胸キュンがやってきてヤバかった。
上田さんがキレッキレの関西弁を炸裂させてくれるので吉乃の激昂がどれもハマっていて、それに対して甘〜いボイスで攻めてくる霧島の飄々とした感じがこれまた良かった。
続きも気になるし原作も気になったしで超拾い物な1本。
オーラルの主題歌もバチクソかっこよくて最強最高。
第8位『きのこいぬ』
いや〜きのこいぬが可愛すぎて育てたくなった。
絶妙に愛らしいフォルムからテクテク歩き回るきのこいぬが最高にキュートすぎる見た目とのギャップを感じられるストーリーだったのもまた良い。
きのこいぬとそこに関わる人たちが一歩踏み出すきっかけだったり、成長だったりを描いていてどの話もほっこりする回が多くて癒されつつも考えさせられた。
一癖も二癖もある登場人物たちがこれでもかとストーリーを彩ってくれたのでノンストップで楽しめた。
ユルっと続編も見てみたいところ。
等身大のぬいぐるみ買えばよかったなぁ…。
第7位『ラブライブ!スーパースター!! 第3期』
2期は正直ハマらず、そこからさらに人数を増やして果たして大丈夫なのだろうかと思った3期だったけどしっかり大団円につながっていた。
序盤からLiella!とかのんと1年生たちの別グループを作るといったこれまた複雑な展開になるな…と思っていたら、チームが分かれたからこそ気づけたことだったり、それぞれの進路での選択だったりと、3年生だからこそ、2年生だからこそ、1年生だからこその悩みをふんだんに盛り込みつつ、Liella!としての活動を進めていくという重なりまくった物語がしっかりと活き活きしていて見応えがあった。
メンバーそれぞれに見せ場があるから渋滞するんじゃと思っていたけれど、1話1話に濃密な話が詰め込まれていてもしっかりと整理されているから見やすいし、しっかりとその話を完結させて次へ行ってくれるから見やすさも上がっていて感情移入しまくりだった。
VS方式での「Dazzling Game」がむちゃむちゃカッコいい。
Liella!はかわいいとか爽やかという印象の楽曲が多かっただけにバチバチにやりあう3対8の構図、そして11人になる構図でついにLiella!が完成したんだなと感慨深くなった。
ラスト11人で「始まりは君の空」をやってくれた時は最高に泣いたな〜。1期から見てきた人への、そして5人から9人、9人から11人へと変化したLiella!の集大成のようでグッときた。
本編としてはしっかり終わったけれど、スピンオフか他の形でまだまだ彼女たちを見ていきたいな…。
何かしらのメディアミックスをよろしくです。
第6位『合コンに行ったら女がいなかった話』
これは1話出オチタイプの作品かな〜と思っていたらむっちゃ面白かったしむっちゃキュンキュンした。
合コンきっかけで始まるストーリーから、男装バーで働く女子たちとの関係性ってのも良いし、基本的に1on1で進むから横道に逸れずしっかりと一つのラブコメを堪能できるのもとても良かった。
男装の時でも十分可愛いもんだからじんわりと性癖を捻じ曲げにくるスタイルにやられた。
スーツの似合う女性の男装はやっぱヤバいよね…。
第5位『らんま 1/2』
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原作は未読だったけどめーっちゃ面白かったし、現代版にアップグレードされた作画がより良さを発揮していた。
お湯をかぶると性別が変わるというトリッキーな設定もとても良いし、それを軸に巻き起こるドタバタ日常劇、その中に挟まる恋模様とどこをとっても隙のないクオリティで食い入るように見てた。
後半になるとキャラクター渋滞が起きてしまってはいたけど、その点はうる星やつらよりかは全然良かったし、らんまとあかねの関係性がしっかり持続して描かれているから他がノイズになってなくて好印象。
声優陣は当時のメンバー続投だけど全く違和感なしなのがエゲツないし、日高のり子さんのお声が可愛すぎて脳が破壊された。
2期も制作決定なのでしっかり楽しみ。
第4位『メカウデ』
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好きだったわぁ…!
独自の世界観から繰り広げられるメカウデと人間が相棒になって戦うってのがとても良かったし、ボーイミーツガールや友情も盛り込みまくっていて、キャラクターも魅力的だったりと好きが詰まっていて大変だった。
若干駆け足なところはあるけれど、スピード感という捉え方もできるからかそこまで問題はなかった気がする。
絵柄も含めコロコロっぽさがあって、コロコロらしい情熱が全面的に押し出されているのも当時を思い出す懐かしさがあって良かったのかも。
作画のレベルもとても高く、街中を駆け回るシーンの躍動感は最高だった。
今作だけでもしっかり完結しているけれど続編も見たいなと思わせてくれるクオリティに感謝しかない。
第3位『ぷにるはかわいいスライム』
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今期No.1ギャグ!
コロコロ印のキレッキレなギャグが錯列しまくってて毎話毎話腹抱えて笑ってた。
可愛さはもちろんのこと、ドキドキするシチュエーションもあったと思ったらそれをぶち壊す超展開もあったりと予想できない笑いの連発はコロコロ読者だった頃を思い出して嬉しくもなったり。
スライムらしい荒唐無稽なアクション満載のぷにるをはじめキャラクターが個性的なのもとても良い。
コタローのツッコミの入るタイミングが気持ちいいし、ホネちゃんと剛やんのどっしり構えてツッコミボケに回る立ち回りも良いし、雲母先輩の豹変っぷりは最高だし、南波のバランスブレイカーっぷりは安心もの。
アリスのお金持ちキャラもちょうど良い塩梅で巻き込まれ具合も絶妙。
しっかり2期も決まっててありがたや。
次は深夜枠じゃなくて夕方とか朝でええんでないの?
第2位『アオのハコ』
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ピュアで真っ直ぐでなんて尊い青春なんだ…!
好きな人と一つ屋根の下というシチュエーションながら、その距離感の近さゆえに戸惑ったりしたり、幼馴染を少しずつだけど意識したりと矢印の方向は少ないけど濃密な恋愛模様が味わえるからもう情緒が大変。
千夏先輩はしっかりした優しい姉御肌なところに上田麗奈さんの声が吹き込まれるから破壊力がヤバい。
ちょっとボーッとしたり、考え込んじゃったりするところも含めて唯一無二な魅力でまたまたヤバい。
雛のやかましいくらい超元気で現実にいたら絶対好きになるような幼馴染もまた最高だし、徐々に意識が強くなっていくところとかもうキラキラしてて泣きそう。
三浦先生の絵はかなり独特なものがあるし、そこんとこアニメでうまく表現できるのかなと思っていたけれど三浦先生の絵のまま飛び出してきてくれて感動。
作画もとにかく美しく、瑞々しさに溢れていて胸がキュッとなる。
OPの「Same Blue」とEDの「ティーンエイジブルー」の青春炸裂な楽曲たちが彩ってくれてもう最高。
2クール目も引き続き放送なんだけどここからがまたフルスロットルだから表情持つかな〜。
あぁキレイだ〜。
第1位『ダンダダン』
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オカルトとホラーの融合でSFになった結果、カオスながらも見応えのあるバトルとなっており、恋愛にウブな女子とオカルトボーイの組み合わせも素晴らしかった。
金玉を探すために協力するというこれまたぶっ飛んだ設定ながら、それを変に感じさせず自然に溶け込ませているのもお見事。
ターボババアはじめ妖怪たちや宇宙人たちのデザインもギラギラしていてイカすし、オカルンの覚醒後の姿もトゲトゲしていてかっこよかった。
しかもボーイミーツガールの要素まであるときたもんだから、初々しい恋模様にキュンキュンした。
恋愛漫画よりもドキドキさせてくれるのかよチクショー。
もちろんシリアスな話も茶化すことなくしっかりと描ききってくれるから、毛色の違う話の中に混ざっていても全く違和感のない仕上がりになっているから1クール通しての詰め込み方も完璧だったと思う。
サイエンスSARUの作画は異次元に突入。
コミカルなところは良い具合に崩れて面白くなってるし、バトルシーンはとにかくド派手に動きつつ、めっちゃカラフルで勢いがマシマシで最強。
音楽もとにかくボルテージ上げまくりで鳥肌立ちまくりだった。
Creepy Nutsの「オトノケ」とずっと真夜中でいいのに。の「TAIDADA」の日本語での言葉遊びの連続のOP・EDも世界観にストレートにフィットしていてリピートしまくってた。
2期は夏本番までお預けだけどいやー超楽しみだなぁ。
総評:全体通して面白い作品が多く、原作に触れるきっかけになる作品が多かったのもとても良かった。
アニメーションの高さでゴリゴリ攻めてくる作品もあれば、低予算を逆手に取って攻めてくる作品もあったりとアニメも色んな勝負の仕方があるな〜ってなった。
続きものが大苦戦してる(個人比)ので間隔なく2クールやってくれたほうがいいのかもね。