六甲山から見る100万ドルの夜景の意味を知る。

今朝新聞を読んでいたら、
神戸の六甲山から見る夜景が
今は100万ドルから1000万ドルに
変わっていると書いてありました。

へぇそんなに光が増えたのかと
読み進めていると、自分が全く
100万ドルの意味を知らずに
適当に過ごしていたことに気づきます。

私は、勝手に100万ドルの金貨が
散りばめているみたいに
キラキラしているからという
勝手な解釈をしていたようです。
しかも、深く考えたこともなく、
同じく函館山からも眺めていました。

なんでも、観光で関西に呼び込むために
六甲ケーブルの会社が宣伝として
言い始めたのがはじまりだったとか。

「夜景の灯を大阪、尼崎、神戸、
芦屋の4市として計算してみると、
料金月額4億2900万円となる。
これをドルに換算するとまさに
100万ドル強ということになる。
偶然であるが、夜景の称呼に一致する」
当時の関西電力の偉い人が
書いた随筆の中にそう
書かれていると説明されてます。
1950年代のレートは1ドル360円。

えっ?金貨のキラキラじゃなく
電気代の話だったのー?

朝、6時半にびっくりした。
それまで、全く興味がなく、
知る予定もなかったくせに。

それから、高度成長時代が来て、
私が生まれた1970年代頃には、
どんどん家が増えて1000万ドルに。

実際ドルが100円代になったことで、
現在はお家の電気代は700万ドル
ぐらいに下がっているみたいです。
無理矢理オフィスビルの300万ドルを
入れて1000万ドルだと言ってると。

まぁ、何万ドルでもいいんですけどね。
私がびっくりしたのは、電気代を
ドルに変えて表現していたっていう、
広告を作った人がすごいなぁってこと。

100万ドルの~っていうだけで、
私のようになんかわかんないけど、
すごいんだねって思ってしまうもの。
1000万ドルは言いにくいし、
親しみにくい表現だから。
全国共通、夜景の綺麗な街は
100万ドルでいいのになぁ。

半世紀近く生きてきても
まだまだ知らないことだらけ。
初耳にびっくりして楽しめます。


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