Tableauテク 番外編 ~ vol.1
こんにちはOHiro です. BIのコンサルとして働き「よい分析とはなにか」を日々考えながら働いています. もちろん業務やシステムのデザインも大切のですが、「あるべきViewの姿とは」について対象を絞って考えてみたいと思っています。
Tableauを使ったVisualization で参照者にグラフから重要なメッセージを発信することは非常に大切です. 初めて Tableauのダッシュボードを見たときにユーザは「何に気づくべきか」を考えながら設計をすることでより有効なプレゼンテーションをすることができます. その効果的なプレゼンテーションを行うためのテクニックをまとめておきます
1. グループ
グループとはデータの中身によって区分けをする方法です. 一般的な階層化やフォルダとは概念が違いますので注意してください.
すると、選択したデータのみが「色」に反映されます
例えば、特定の地域や製品グループを注力的に見る必要があるときに、グループの設定をしておくことで、ユーザの目に入りやすくなり、不要な情報に注意がいったり、必要な情報を探す時間を削減するができます.
もちろん事前にマスタを用意しておくことでできますが、それを整備する価値のないモノというのはよくあるので、簡単に手もとでグルーピングができるのは手軽で効果的です.
2. セット
グループと一緒に覚えると便利なセットについてです. 簡単に言うとグラフからフィルターをかけることです
例えば散布図で数量は多いが売上は小さい人(チェリーピッカーなんて言い方をしますね)について、その特徴や具体的に買っている商品を見たいときに散布図からその対象を選択することでセットを設定できます.
するとData paneのセットに先ほど作成したセットが追加されています. そのセットをマークに追加すると、先ほどのグループに色を付けることができます. またこのセットはデータセットに追加されるので、異なった分析にも引き継げることが大きな魅力です.
またセットを複数使用(結合セット)して、それらの交差や和をとることもできますので、なれてくるとこの機能を使ってみると便利でしょう.
3. 複合グラフ - Composite Graph
2つの異なるメジャー項目を1つのグラフ上で表示させる方法.
ぱっとは見やすいようですが、どの値がどれを表しているのか、またどの数値を見なければならないか、わかりづらいです. またユーザによってとらえ方が異なってしまいます.
なので、横軸だけ揃えてグラフは別々にしましょう。Tableau も下記のように一つのシートで2種類のグラフを表示することができます
goando さんの記事でも取り上げられていました.
今日はここまで
いかがでしたでしょうか. Tipsがたまってきたら再度メモがてら更新していきたいと思います