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【無料版】効率よく合格したい人のためのJBPOT試験対策

麻酔科医のみなさま、JB-POTはご存じでしょうか?

簡単にいうと、心臓外科手術麻酔の時に使用する経食道心エコーに関する資格試験です。

最近は若手麻酔科医の登竜門とも言われており、専攻医の期間に試験を受けたり、心臓外科麻酔を学び始めた麻酔科医が多く受験しています。

私も麻酔科3年目で受験し、無事合格することができました。

でもこの試験、受験料が高額な割に対策がしにくかったり、合格率が低かったりとなかなか難しい試験です…

4万円以上の高い受験料を払うのに不合格…なんて絶対に避けたいですよね。

そこでこのnoteではJBPOTを合格したい人へ向けて効率的な勉強法を紹介します!

(このnoteは無料です。)

※経食道心エコーに自信のある人は無料記事だけでもいけると思います。
『藁をもつかむ思いで絶対絶対に合格したい!』という人は有料記事を読んでぜひ合格してください。

有料にはなりますが、合格したい人を応援すべく、価格以上の情報を提供しています!

1.JBPOTとは

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JBPOTとはJapanese Board of Perioperative Transesophageal Echocardiography (JB-POT)の略で、経食道心エコー(TEE)の資格試験です。

日本心臓血管麻酔学会が主催しており心臓血管麻酔専門医取得の必要要件となっています。

最近は若手麻酔科医が心臓外科麻酔を担当する機会が増え、経食道心エコーに触れることが多くなりました。

そこで『経食道心エコーを勉強し、JBPOTに合格したい!』という若手医師が増えています。

1-①.試験内容

・ビデオ選択式問題約38症例の多肢選択問題で所要時間100分
・文章選択式問題約80題の多肢選択問題で所要時間120分

内容は映像を見て答えるビデオ選択式問題と、文章から正答を選択する文章選択式問題の2種類を受けます。

どちらもPCを使ったCBT方式の試験で、画面上に並ぶ選択肢をポチポチ選んで回答します。

1-②.合格基準

合格基準は『ビデオ問題60%以上かつビデオ問題 + 文章問題の全体で60%以上の正答率を得ること』です。

つまりビデオ問題は60%以上の得点率がないとどれだけ文章問題で高得点を取れたとしても不合格です。

逆に文章問題が20%しか取れなかったとしてもビデオ問題が満点であれば合格できます。

ビデオ問題でいかに高得点を取れるかが重要です。

1-③.試験日程

2022年はまだ未発表ですが、例年11月の2週目の土曜日が試験日です。

今年は2022年11月12日になると推測されます。

1-④.試験会場

毎年、東京会場と大阪会場の2カ所で受験があります。

複数箇所応募することはできません。

また、どちらかの会場が受かりやすいこともありませんので近くの会場で受験するのが良いでしょう。

2.勉強に必要な参考書

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JBPOTの勉強をするにあたり必要な参考書や問題集を紹介します。

大前提として筆記試験向けの参考書と動画試験向けの参考書がそれぞれ必要になります。

なので筆記ビデオ、各々に必要な参考書をそれぞれ紹介していきます。

【筆記試験対策】
・参考書は『経食道心エコーⅡ』
・問題集は『周術期経食道心エコー図-効率的に学ぶために』

【ビデオ試験対策】
・参考書は『経食道心エコー法マニュアル』
・問題集は『echo rounds』

【筆記・ビデオ両方に共通】
・経食道心エコー講習会(春)
・経食道心エコー講習会(夏)
・日本心臓血管麻酔学会JBPOT直前コース
・解きながらレベルアップ経食道エコー問題集

2-①.【筆記試験対策】

筆記試験は経食道心エコーⅡ(通称:緑本)をざっくり読みつつ、周術期経食道心エコー図-効率的に学ぶために(通称:赤本)でさっさと問題演習に進のが良いでしょう。

問題集も1周目は時間がかかりますが、2〜3周目はサクサク解けるのでとりあえず1周目を頑張りましょう。

ちなみに私自身は赤本3周で挑みました。

2-②.【ビデオ試験対策】

JBPOT最大の特徴はビデオ問題が出題されることです。

ビデオは対策が難しいし、普段から経食道心エコーに触れていないと目が慣れません。なので試験までにしっかり対策をして挑みましょう。

まず問題集はecho roundsを使います。

▼echo roundsのサイトはこちら
http://echo.jb-pot.com

echo roundsは心臓血管麻酔学会が提供している動画サイトです。心臓血管麻酔学会会員なら無料で見ることができます。

できることならお金をかけずに”無料”のコンテンツを使い倒したいですよね。

なので最初はecho roundsのサイトにアクセスし問題集に挑戦してみましょう。

echo roundsで問題演習をしているとわからない問題や解説の欲しい問題にぶち当たります。

そこで参考書である経食道心エコー法マニュアルを活用して学習しましょう。

経食道心エコー法マニュアルは本自体に解説が載っているだけでなく付録動画がついています。

つまり映像媒体でも解説を見ることができるのでビデオ対策にはめちゃくちゃ使いやすいです。

2-③.【筆記・ビデオ両方に共通】

JBPOTは経食道心エコーの講習会があります。

【経食道心エコーの講習会】
①春の講習会@東京
②夏の講習会@大阪
③直前講習@心臓血管麻酔学会

コロナ流行前は①春の講習会、②夏の講習会、③直前講習の全てが現地で開催されていましたが、コロナ流行後からはWeb開催になっています。

補足:2022年も春の講習会はWebで開催されることが決定しました。(2022年4月現在)

http://www.jb-pot.com/webinar/3

※春の講習会の受講期間は2022年4月26日までです!忘れないように受講しましょう。

話は戻りますが、通常JBPOT受験生は①春→②夏→③直前講習を受けて試験に挑みます。

3つもあるので漏れのないように申し込み&受講をしましょう。

ちなみに講習ではたくさんの動画で解説してくれるのでだいぶ経食道心エコーの動画に慣れることができます。

ここまでで勉強を終えても良いのですが、もう少し動画の演習をしたい人は最後に解きながらレベルアップで学習するのが良いでしょう。

これはアメリカの経食道心エコー試験(PTEeXAM)を日本語に訳したもので、ビデオ演習も筆記演習もできます。

アメリカの試験なので日本のJBPOTとは問題傾向が異なります。

とは言え、現行で出版されているビデオ演習書籍の中では最も使いやすいので現時点ではこちらの問題集で演習をするのがおすすめです。

2-④.JBPOTの勉強法まとめ

【筆記試験対策】
・参考書:経食道心エコーⅡ
・問題集:周術期経食道心エコー図-効率的に学ぶために

→問題集『周術期経食道心エコー図-効率的に学ぶために』は3周以上がおすすめです。適宜、参考書『経食道心エコーⅡ』を見ながら演習に慣れるようがんばりましょう。

【ビデオ試験対策】
・参考書は経食道心エコー法マニュアル
・問題集はecho rounds

→『echo rounds』で経食道心エコーの動画に慣れながら問題演習をしましょう。わからないところは参考書『経食道心エコー法マニュアル』で確認しながら解きましょう。

【筆記・ビデオ両方に共通】
・経食道心エコー講習会(春)
・経食道心エコー講習会(夏)
・日本心臓血管麻酔学会JBPOT直前コース
・解きながらレベルアップ経食道エコー問題集

→春・夏・直前講習を忘れずに受けましょう。ちなみに重要度は直前講習>春>夏の順です。なので直前講習は必ずモノにしましょう!
時間に余裕のある人は問題集『解きながらレベルアップ』まで進めると良いでしょう。

3.試験勉強を始める時期

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2021年に自分が受験したときは8月から赤本を解き始め、空いた時間で春と夏の講習をパラパラ見たって感じでした。

10月に入ってほぼ毎日勉強して知識を詰め込みました。

大体周りの合格者も同じような時期に始めていましたね。

なので夏ごろから勉強を始めて最後に追い込みをかければ十分合格にできるはずです。

4.込み入った話は有料版で…

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ここまで使える参考書と問題集、勉強法について解説しました。

正直、ここまでの情報でも十分合格は目指せると思います。

基本的な勉強法は解説したし、自走力があればこの情報の実践だけで合格ラインに達することができるでしょう。

ただ、これ以上の『〇〇大学の〇〇先生の講習からはよく出る!』とか『〇〇講習の〇〇の分野は得点源!』みたいな情報は有料版の方で公開させてください。

無料配布したいのは山々なのですが、どうしても個人名が割れてしまう内容だとオープンな場では公開しづらいのが現状です。

一方で、『自分の持ちうるノウハウを活かしてもらえるなら提供したい…!』という気持ちもあります。

『自分の持ちうる知見を提供して、受験者の役に立ててもらえるならそんなに嬉しいことはない!』と思うからです。

なので有料にはなりますがそちらで公開させていただきます。

繰り返しになりますが無料版でも合格はできます。

ただし、『もっと効率的に勉強したい』とか『もっと合格に近いノウハウを知りたい』なら有料版をおすすめします。

合格を後押しできるような情報を存分に提供しています。

5.まとめ

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JBPOTの勉強法について解説しました。

いかがだったでしょうか。

最近は若手の先生も多く受験するので、この記事を読んで活かしてもらえたら嬉しいです!

無事合格できるように応援しています。


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