音楽の街ミュンヘンで初めてクラシックコンサートを聞いてきた話
Guten Tag! Dr.Uです。
ミュンヘンと言えば音楽の街!せっかくミュンヘンに住んでいるのにクラシックやオペラを楽しまないなんてもったいない!
そこで、これまでクラシックやオペラを一度も見たことがない自分ではありますが、バイエルン国立歌劇場でクラシックコンサートに行ってきましたので、そのことについて書いていきます!
チケットはオンラインで手軽に購入できる
まず最初の問題はどの公演を聴きに行こうかなというのことですが、オペラのほうがクラシックコンサートよりわかりやすそうという勝手な思い込みで、Googleで"opera munich"と検索したところ国立歌劇場(Byerische Staatsoper)の公式サイトが出てきました。
公式サイトを見てもどの公演に行けば良いのかまったくわからないので、とりあえずカレンダーで都合のつく土曜日の夜の公演を選択してみたところ、なんとたった16ユーロで聞けるものを発見!
初心者にはちょうどいいお手頃価格だったので、さっそくチケットを取りました。チケット購入は公式サイトからオンラインで購入でき、クレジット決済可能です。
そしてチケット購入直後にEメールでチケットのPDFが送られてきました。
ただチケットをよく見てみると"Kammerkonzert"と書いてあります。
どうやらオペラではなく、クラシックコンサートのチケットを購入していたようです・・・。
そして当日、国立歌劇場へ
ロックダウンで旧市街地がゴーストタウンのように閑散としていたのはもう遠い昔。土曜日のマリエン広場はすごい人だかりでした。
国立歌劇場はオデオン広場やマリエン広場のすぐ近くにあります。
そして国立歌劇場に到着!ライトアップされた荘厳な建物が夕暮れに美しく映えていました。
そしてオペラ劇場の目の前のバーレストランではバンドの生演奏が行われており、たくさんの人達が踊ったり歌ったり、思い思いに音楽を楽しんでいます。座席ではたくさんの人がお酒を飲みながら会食をしていて、ミュンヘンはもう完全にポストコロナな雰囲気です。
歌劇場の入り口に到着すると、ピシッとしたスーツを来たスタッフが数名立っているので、チケットを提示します。
今ドイツではどこへ行くにも3Gルール(ワクチン接種済、既感染、検査の陰性証明)が必要で、国立歌劇場も同様に3Gルールを採用しており、ここでワクチン手帳も見せます。
歌劇場の中に入ると、外観と同様に内装もかなりゴージャスでした。館内にいるだけで非日常感を満喫できます。ハイソな世界に迷い込んだ感じです。
館内にはクロークやカフェも併設されていますので、早めに到着したら荷物を預けてカフェを楽しみつつ開演時間を待つのもありです。
ちなみに座席の場所ですが、チケットの左下に詳細が書いてあります。1番上の"Rang links"が舞台に向かって左側を意味していて、Türeは各階の入り口の番号でした。各階にスタッフが立っているので、場所がわからなくても英語で優しく説明してくれます。
Türe 3から中に入ると、豪華な装飾がほどこされた会場が目に飛び込んできます。まさにイメージ通りのオペラ劇場です!
豪華な会場にテンションが上がりつつ、自分の座席を探します。
椅子の側面にReihe(列)、Platz(座席)の番号が書いてあるので番号の通りにすすむとすぐに座席を発見できました。
クラシックのコンサートだからかお客さんは比較的年配の方が多く、みなさんスーツ、ネクタイほど厳格なフォーマルではありませんでしたが、ジャケットなどそれなりにキチッとした服装をしていました。
自分の席について開演時間を待っていると、隣の席に日本人らしい男性が座ったので、「日本人の方ですか?」って声をかけてみたところ、なんとミュンヘンに音楽留学するために日本から短期で来ている声楽を勉強している学生さんでした!
広い会場内にアジア人は数名しかいないであろうこんな状況でまさか隣に日本人が座るとはすごい偶然です!
そしてミュンヘンで音楽を学ぶという大きな夢をもった若者がいると思うと、同じ日本人として勝手に誇らしい気持ちになりました。
そして開演時間。コンサートが始まりました。
コンサートの前半は5名の演奏家(バイオリン、ヴィオラ、チェロ)と1人の歌手による楽曲が50分ほど、20分の休憩を挟んで後半が演奏家の人数を増やして約1時間半。合計2時間半以上におよぶクラシックをじっくり堪能できました。
まったくド素人の感想として容赦していただきたいのですが、1曲も聞いたことがないプログラムだったのに、眠くなるどころか2時間半があっという間と感じる演奏でした。
素人からみても表現力がすさまじく豊かで、目を閉じながら聞くと壮大な映画を見ているような気持ちになりました。
演奏終了後、周りの観客の熱気がすごく拍手が鳴り止まなかったところを見ると、かなり当たりのコンサートが聞けたようでした。
実際、声楽の学生さんに感想を聞いてみたところ、歌手の方はけっこうな有名人だったようで、「この人の歌を日本で聞いたら1万円は超すと思います」とのことでした。何も考えず選んだ公演でしたが大当たりを引いたようです。
まとめ
・初めてのクラシックコンサートは予想してた以上に楽しかった
・日本よりお得な価格で良い公演が聴ける
・オペラ劇場でもオペラ以外の公演があるのでそこは注意
ちょっとした思いつきで聞きにいったコンサートでしたが、素晴らしい音楽と予想以上の非日常を味わうことができました!
音楽の街ミュンヘンにお越しの際はぜひクラシックも満喫してみてください。
この記事が皆さんのお役に立てると嬉しいです。 今後もミュンヘンの状況、自分が経験したことを書いていきます。アウトプットの励みになりますので、スキ、フォローをよろしくお願いします。
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