ミュンヘン留学日記 ビザを更新しにKVRに行ってきた 2021.4.23
Guten Tag! Dr.U@もうすぐドイツ生活半年経過です。
ドイツ入国のときに日本で取得した研究滞在ビザの有効期限が半年間だったので、ビザの更新をするためにKVR(Kreisverwaltungsreferat)へ行ってきました。
KVRはドイツ入国時に住民登録をしに行ったので、今回が2回目の訪問です。
事前にアポイントをとってあったので、すでに受付番号(Wartenummer)と面談時間、待合室番号はメールで連絡がありました。そして当日持参するように指定された所持品は以下の3つです。
・パスポート
・証明写真(Biometric photograph)
・手数料 (金額は記載なし)
アポイントメントのとり方や必要書類については「ミュンヘン留学日記 #40 研究滞在ビザの更新 申し込み編 2021.4.2」をご参照ください。
天気がいいので自転車でKVRへ
先週までの極寒の天気とうって変わって、今日は小春日和でした。気分がいいので、電車ではなく自転車でKVRへ行くことにしました。
電車で行く場合はKVRはU3、U6の"Poccistraße駅"が最寄りになります。
このPoccistraße駅には証明写真機も設置されていますので、当日証明写真を忘れてもここで写真撮影ができます。
前回、住民登録をしたときはKVRの正面玄関ではなく、裏口の"Eingung C"から入館したので今回もそちらへ向かってみました。
平日の午前にも関わらず、Eingung Cの前には予約時間を待つ人だかりがありました。
玄関前には警備のおじさんが立っていて、予約時間の15分前にならないと入館できないようです。
念の為、警備員のおじさんに「この入口で待っていればいいですか?」とアポイントのメールを見せながら聞いてみたところ、「ここじゃなくて隣の建物だよ」と教えてくれました。
予約メールを再度確認してみると"Wir sind umgezogen. Bitte beachten Sie unsere neue Anschrift in der Rupperstraße 11 (私達は新しい住所 Rupperstraße 11に移転しました)"と書いてあります。
案内の看板も設置されており、看板の記載とおりにRupperstraße 11へ向かうとモダンな官舎が見えてきました。どうやら今回、ビザ更新手続きを行うのはこちらの建物のようです。
こちらにも入り口に警備員さんがいたので確認すると、この建物の2階(日本でいう3階)で手続きできるとのことでした。
いざ手続きへ
予約の15分前になったところで入館し、事前メールで指定のあった2階の "Wartezone 2"へ行きます。
完全予約制のため、Wartezone 2で待っている人は自分を含めて数人程度でした。きっとコロナの前は混雑していたんでしょうね。
予約時間になると液晶画面に自分の予約番号が表示され、指定された部屋に入ります。中にはお姉さんが一人座っていて、お姉さんの前にはアクリル板と消毒液が設置されており、換気のためか隣の部屋へのドアは全開でした(隣の部屋の声が丸聞こえです)。
お姉さんは私の顔を見るなり、「英語がいい?ドイツ語がいい?」と聞いてくれたので、「英語でお願いします!」と頼むとスマイリーに英語で対応してくれました。ドイツ語には自信がないので、英語が通じるだけでかなりホッとします。
パスポートと証明写真を渡すと、お姉さんはパソコンの画面で事前に郵送した書類をチェックしていました(郵送した書類がすでにスキャンされていました)。
すると、「申込フォームは今日持ってきてる?申込フォームの最後のページがないのよね。」と。
必要書類は申込フォームを含めて、何度も確認して不備なく郵送したはずなので、おそらく郵送を受け取った人が最後のページをスキャンし忘れたのでしょう。
こういうときのために、必要書類のPDFをiCloudに入れておいたので、「必要なら今メールで送りますよ」と伝えたところ、「じゃあ、今から私があなたにメールを送るから、それに返信する形でファイルを送ってくれる?」と臨機応変に対応してくれました。
しかし、その後さらに「保険の書類も必要なんだけど、ないのよね。」と。
事前にKVRに問い合わせて教えてもらった必要書類には保険については一切書かれていなかったのですが、ここへ来て保険の書類も必要とは・・・。
ドイツで住むこと半年、担当者によって言うことが変わるのはもう慣れてきました。こういうところ、日本はドイツと違ってキチンとしてるよなといつも思います。
運良く保険の書類もiCloudに入れてあったので申込フォームと一緒にメールで送信したところ、必要書類は無事に揃ったようでした。
そしてお姉さんは「今から3階にある自動精算機に100ユーロ入金して、またこの部屋まで戻ってきてくれる?」とメモ用紙を渡してくれました。
メモ用紙には"Nummer 41"、"100 Euro"とだけ書いてありました。
自動精算機で手数料を入金
指示通り手数料を入金するために3階に向かいます。
3階に行くと、ATMのような大きな機械が1台置いてありました。画面ではタッチパネルで番号を選択でき、41番を選択します。すると入金額を選択する画面になるので、100 Euroと入力し現金を入れます。
入金後、機械からレシートが印字されるので、そのレシートを持って先程の部屋に戻ります。
部屋に戻ると、お姉さんはすでに事務処理を終えていたようで事前にプリントアウトしてあった紙を2枚渡して、「これからこのフロアーにある27番へ行ってね。●●●をプリントアウトしてくれるから。」と。
終始、英語が早すぎてすべては聞き取れなかったのですが、とりあえず27番のカウンターへ行き、何かを印字してから帰る必要があるということはわかりました。
この部屋での事務作業は終了のようなので、"Danke!"と言って退室します。
27番窓口が見つからない・・・
そしてお姉さんが指差した方向へ向かって27番のカウンターを探しに行きます。
しかし、27番がまったく見つかりません・・・。フロアマップを見ても、27番の記載がそもそもありません・・・。
Information的なところも見つからずウロウロと探し続けていると、偶然先程対応してくれたお姉さんが通りがかって、「あのドアを超えて、左よ」と教えてくれました。
言われたとおりにすすむと、26番という看板が見えてきました。近くまでたどりついたようだなと考えて、そのまま廊下を進むとようやく27番カウンターを発見できました(27番窓口は渡り廊下を渡って前回住民登録を行った隣の建物にありました)。
27番カウンターにつくと、壁に発券機が設置されているので番号を発券します。
27番の待合室には10人ほどの人が待っていましたが、10分程度で自分の番号が表示され指定された部屋に入ります。
先程お姉さんにもらった書類とパスポートを渡すと、何やらカラフルな紙を印字してハンコを押して渡してくれました。
後で知ったのですが、このカラフルな紙が"Fiktionsbescheinigung (仮ビザ)"で、eATカード(滞在許可証)が送られてくるまではこれが私の滞在許可を証明してくれる大事な書類でした。
お姉さんから渡された書類にはeATカードが届くまで6〜8週間かかると書いてあったので、ビザの期限がギリギリの人はこの仮ビザがあると安心ですね。
仮ビザを受け取って、今日の手続きは無事に終了です!
KVRから出てきたのは予約時間の40分後でしたので、入館から約1時間で手続きが完了しました。
まとめ
・当日にいきなり必要書類が増えることがあるので、必要そうな書類はPDFか紙媒体で当日持参したほうが無難
・ミュンヘンのKVRは今のところ2回とも英語で対応してくれた
・手数料は100ユーロ
・手続きの導線はかなり悪い
ビザが延長できて、一安心です。
ちゃんと滞在許可が得られたので、安心して研究に励むことができます!
この記事が皆さんのお役に立てると嬉しいです。
今後もミュンヘンの状況、自分が経験したことを書いていきます。アウトプットの励みになりますので、スキ、フォローをよろしくお願いします。
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