Dr.Uのミュンヘン留学日記 #23 アパートのインターネットがつながらない!?Mr.Lodgeのトラブル対応 2020.12.21
Guten Tag! Dr.U@アパート入居時にトラブル発生!です。
以前、"#6 日本でミュンヘンの部屋を探ししてみた"でも紹介したMr.Lodgeという家具付きの物件を扱っている不動産屋さんを介して、アパートに入居しました。
その際にちょっとしたトラブルを経験しましたので、その経緯について書きます。
アパートを決めずにドイツへ入国
ドイツに入国する前に住居を確保するのが一般的だと思いますが、今回私が入国したのは、2020年11月から導入されたミニロックダウンの真っ最中でした。そのため入国ビザは取得してはいるものの、最悪の場合、空港で入国が許可されないという可能性もあり、アパートを決めずにドイツへ飛び込みました。
そして無事にドイツへ入国できてからMr.Lodgeにすぐ連絡をとり、部屋探しを始めました。
事前にホームページで気になる部屋を2件見つけていたので、内覧を申し込んだところ、担当者のSさんが気を利かしてくれて入国の翌々日に2件とも内覧できることになりました。
アパートの内覧へ
内覧は日本の不動産業者のように不動産屋さんのオフィスに行ってから担当者と一緒に部屋を見に行くのではなく、賃貸物件の入り口で担当者と合流するというスタイルでした。
まず1件目、自分的には第1希望の部屋の内覧に行きました。この物件はミュンヘンの中心街に位置しており、研究先の医療機関からすぐのところにあります。
指定された時間にアパートの玄関前で待っていると、時間ぴったりにMr.Lodgeの担当者が来ました(いつも連絡をとっているSさんとは別の方でした)。時間をきっちり守るところはドイツ人の信頼できるところです。
部屋に入れてもらうと、なんと家具が全く整備されておらず、ソファやベッドのマットがはがされており、キッチンも整備されていない状態でした。
(英語だったので内容をすべては聞き取れませんでしたが)担当者曰く、前の入居者の扱いが悪かったのか、家具を入れ替えており整備されるまで1週間かかるとのことでした。
また水道代、電気代は家賃に含まれているが、インターネット代は月15ユーロ払って、外部のインターネット業者との契約が必要とのことでした。
この時はまだ、この「外部のインターネット業者」に問題があるとは考えもしませんでした。
続いて、2件目の内覧に向かいます。この物件は郊外にある大きなアパートの1室でした。到着したら部屋のベルを鳴らすよう指示されていたので、時間ちょうどにベルを鳴らしたところ、ヒジャブを巻いた初老の女性が玄関まで迎えにきてくれました。
部屋に案内されると部屋の家具はきっちり整備されており、すぐにでも入居できる状態でした。その物件にはテラスがあり、地下倉庫、車庫までついている充実した物件でしたが、私の研究先の医療機関から4kmほど距離があり、実際歩いてみると40分以上かかりました。
毎日通勤することを考えると、職場(研究機関)からの距離は非常に重要です。2年間という長期で考えると通勤時間が短いほうがよいので、1週間待たなければいけませんでしたが1件目の物件に住むことに決めました。
待つこと1週間、ようやく入居
1件目の物件に入りたい旨をMr.Lodge担当者Sさんにメールで伝えます。すると大家さん(Landlord)と連絡をとってくれて、入居OKとの連絡が2日ほどで届きました。
そこからは契約書にサインをしてメールで送り、deposit(敷金)と1ヶ月分の家賃をTransferWiseを使って振込みます。そして、住民登録に必要な住居証明書(Wohnungsgeberbestätigung)も入居前日にはPDFで入手できました。
Mr.LodgeのSさんは土日は連絡が来なくなりますが、平日であればすぐに返信もくれて、質問にもちゃんと対応してくれました。
待ちに待った入居日
そして、待ちに待った入居日です。
入居待機中にドイツ政府はロックダウンの強化を打ち出しましたが、なんとかロックダウン強化の前日に入居できました。
当日の部屋のあけ渡しは、指定された時間にアパートの正面玄関に行きました。しかし、このときは約束の時間を5分すぎても誰も現れなかったので、ひょっとして部屋で待っているのかもしれないと考えて直接部屋に行ってみました。
すると、部屋のドアが開いており、中でMr.Lodgeの担当者(Sさんとは別の職員)が部屋のチェックをしていました。どうやら部屋のチェックをしていて、約束の時間になったことに気づいていなかったようでした。
そして、部屋の簡単な説明をしてくれました。もし機械の故障や傷があるなど部屋に問題があったら、48時間以内にMr.Lodgeまで連絡を欲しいと説明がありました。
せっかくの新しい部屋なので中を見て回ろうとすると、次のアポイントがあるので後にしてほしいといわれました。
私からはゴミ捨て場と郵便受けの場所、インターネット接続について質問しました。「(理由がよくわからなかったのですが)ゴミ捨て場までは私は行くことができない。でも地下にあるはず。」、「インターネット接続はたしかに弱いですね。Sさんに確認します。基本的にインターネットの設定はすごく簡単ですよ。」との説明でした。
急いでいるのか、質問にはあまり丁寧には対応してくれず(これがドイツの普通なのかもしれませんが)、10分ほどで担当者は帰っていきました。
インターネットがつながらない!
部屋に入居してからは、ロックダウン強化前に日用品を買わなければいけなかったので、買い出しにデパートとの往復、ホテルから荷物の移動など、あわただしく時間が過ぎていきました。
夜になって少し落ち着いたところで、インターネットの接続をしてみます。しかし、このアパートのWifiをiPhone、iPadではWifi自体検出できず、MacBookだけはかろうじて拾いログインはできるもののめちゃくちゃスピードが遅く、Yahooすらまともに開けませんでした。
とりあえず初日は諦めて、翌日に再度トライしてみるも状況は変わらず。
さすがにおかしい・・・。
そこでMr.LodgeのSさんに状況をメールで相談しました。するとすぐに、「Mr.Lodgeがモバイルルーターを無料で貸し出すのでオフィスに取りに来られますか?」と返事が返ってきました。その日のうちにMr.Lodgeの事務所へ行ったところ、モバイルルーターを無料で貸してくれました!
ルーターのレンタルに関するルールも英語で丁寧に説明してくれました。
・ルーターは最大6週間、無料で貸してくれる
・ルーターは月30GBの容量制限があり、それを超えると速度が遅くなる
・6週間以内にインターネットの問題が解決したら、ルーターを返却する
・6週間たってもインターネットの問題が解決しない場合は大家さん(Landlord)の過失になるので、7週目以降のコストは大家さんが支払う
アパートに戻って、さっそくルーターを使ってみると、問題なくインターネットができるようになりました!
今回のMr.Lodgeの素早い対応には感心しました。とはいえ、このルーターも容量制限があるので、YouTubeやNetflixなどの動画サービスは使いづらいですし、オンライン英会話なども容量をたくさん使っちゃいそうなので、早く部屋のインターネット環境が整備されて欲しいところです。
まとめ
・アパートによってはインターネット環境が不安定な可能性があり、入居前にしっっかり確認しておくほうがよい。
・Mr.Lodgeのトラブル対応は迅速だった。
今の時代、インターネットが使えないとメール、スカイプはもちろんYouTubeやNetflix等の動画サービスも使えません。ロックダウンの最中こそ、インターネットの必要性は増えており、今回のトラブルで自分もインターネットに依存しているんだなぁと痛感しました。
この記事が皆さんのお役に立てると嬉しいです。
今後もミュンヘンの状況、自分が経験したことを書いていきます。アウトプットの励みになりますので、スキ、フォローをよろしくお願いします。
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